The Last Remnant™
チャート
25

ゲーム内

3 308 😀     762 😒
78,72%

評価

The Last Remnant™を他のゲームと比較する

The Last Remnant™ のレビュー

ミトラ、ヤーマ、クシティ、ソバニ…… 4つの種族が織り成す、あるひとつの世界。 そこには、遥か古代より“レムナント” と呼ばれる謎の物体が存在していた。 誰が、何時、何のために造ったのか…… 人々は、それを知ることも、知る術もなく、 ただひたすらに、“レムナント” の持つ巨大な” 力” を引き出し、利用し、 生き続けてきたのだった。 しかし、大きすぎる“力” は、世界の輪を少しずつ歪めていく。 いつしか、支配する者と支配される者とに分かれてしまった人々は、 永き戦乱の世へと、その足を踏み入れていくのであった。 それからおよそ1000年…… 物語は動き始める。 重厚なストーリー、種族を越えた多種多様なキャラクター、緻密に練り込まれたバトルシステム。
アプリID23310
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Square Enix
カテゴリー シングルプレイヤー, 部分的なコントローラーサポート
ジャンル RPG
発売日9 4月, 2009
プラットフォーム Windows
対応言語 English, French, Italian, German, Spanish - Spain, Japanese

The Last Remnant™
4 070 総評
3 308 ポジティブなレビュー
762 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア

The Last Remnant™ は合計 4 070 件のレビューを獲得しており、そのうち 3 308 件が好評、762 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、The Last Remnant™ のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 7351 分
Windows10環境での起動方法について  私の環境ではインストール後の起動で失敗したので、レビューではなく正常起動させる方法を書いておきます、おそらく管理者権限が必要になります。  以下の設定は起動失敗の原因が例外コード0xC0000005、メモリアクセス違反によるものの場合です。(Windowsのイベントビューアで確認)  1.Windows Defender セキュリティセンターを開く  2.左メニューから「アプリとブラウザーコントロール」を選択し、ページ内の「Exploit Protectionの設定」を選択する。  3.Exploit Protectionのページで「プログラム設定」を選択し、「+プログラムを追加してカスタマイズ」を選択する。  4.ポップアップメニューが出てくるので、その中の「正確なファイルパスを選択してください」を選択する。  5.ファイル選択ダイアログボックスが出てくるので、ゲームをインストールしたフォルダ(例:D:\Program Files (x86)\SteamLibrary\steamapps\common\The Last Remnant)に移動し、「Binaries」フォルダ内の「TLR.exe」を選択する。  6.手順3のExploit Protectionのページに戻るので、今追加したリスト項目「TLR.exe」を選択し、「編集」を選択する。(リスト項目名はファイルのフルパス名になっている)  7.「プログラム設定: TLR.exe」のウィンドウが出てきます、このウィンドウで「TLR.exe」のみに影響するセキュリティ設定の変更を行います。    「任意のコードガード(ACG)」の項目で「システム設定の上書き」をONにし(チェックマークを入れる)、設定をオフにします。  8.「イメージのランダム化を強制する(必須ASLR)」の項目で「システム設定の上書き」をONにし(チェックマークを入れる)、設定をオフにします。この設定はシステム設定側が既定値(オフ)の場合は必要ありません。  9.適用ボタンを押して設定変更を完了させます。  私の環境では上記設定を行うことにより正常起動するようになりました。これでも起動しない場合は、手順6,7での「プログラム設定: TLR.exe」のウィンドウですべての設定を「システム設定を上書き」して、全設定をオフにする方法が考えられます。  全設定オフで正常起動し、検証する場合は1つずつオンにしながら起動を試すことになるでしょう。  secdrv.sys問題ではないので、ゲームの公式ページでもこの辺のサポートを行ってくれると有難いですね。
👍 : 9 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 2212 分
360版プレイ済みですがPC版買いました。 360版にあった編制等の制限がなくユニークユニット編制制限なしなので好きなキャラ入れ放題です。(ユニオン人数制限内なら) ひらめきシステム、レベル無しでステータス上昇でキャラが成長等サガシリーズと同じ方法をとっています。 しかしキャラ一人一人に指示を出せずユニオンというチーム単位に大まかな支持を与えて戦うターン制バトルになります。 ゲーム自体の難易度ははっきりいって高めです。 戦闘は二倍速が実装されたので多少ましになりました、そのかわりクリティカルトリガーのシステムは死にます() ・敵の範囲攻撃で味方の大半が瀕死またはKOされる理不尽(システムを理解すれば回避可能) ・広いマップを行ったり来たり、ただただ移動が面倒なサブイベントがある ・イベントは寸劇、しかもモーションが・・・ ・シナリオ進行により消えるイベントが多い(取り返せない要素) ・音量が馬鹿みたいにでかいのでメイン音量を下げるが、タイトル画面に反映されないため、始めるたびor全滅してタイトルに戻るたびに爆音が鳴り響く 上記の悲しい点を許容できて、高難易度な戦略性のあるターン制RPGを求める方にぜひおすすめしたいゲームです。 とりあえず悩んだらDEMO(体験版)をやろう!
👍 : 4 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 3131 分
あまり万人ウケする内容ではないと思います。 RPGですがレベルというものが無く、更に仲間の装備などを自由に変更することもできません。 仲間には大まかな命令しか出せないのですが、その命令候補もAIが自動で判断するので 使いたいときに補助の魔法が出せない、畳み掛けたいときに全力攻撃の命令が出せないというのが時々あります。 技の習得にも少しクセがあって……とにかく難点を挙げようと思えばいくらでもできる作品。 長くなるので割愛しますが、クエストや仲間加入&強化イベントにもシビアなところが多いです。 最低限のシステムだけ説明されて、あとはノーヒントで放り出される感覚。 その分、やりこみ派の人には楽しいゲームではないでしょうか。 あえて不自由な戦闘も、それをどうコントロールするかに注目すればなかなか奥深い面がありますし。 発売されて時間が経っているので価格がお買い得なのもポイント。 ちなみに個人的な一番のセールスポイントはグラフィック面。王道一直線で西洋ファンタジー全開の世界観。 きらびやかな城。美形の主人公と親友。良い意味で日本製RPGを堪能できました。 購入する際には1周目プレイから攻略情報をネタバレ覚悟で集めるのを推奨します。 それに抵抗が無い人であれば、やって損はしないゲームかと。
👍 : 10 | 😃 : 2
肯定的
プレイ時間: 957 分
グラフィックのわりに妙にGPU温度が高くておかしいと思ったらフレームレートの設定がデフォルトで無制限になっていました。 最初にフレームレート制限の設定を変えておいたほうがいいです。
👍 : 17 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 8562 分
このゲームの良かった点 ・キャラ育成をたっぷり出来る。 ・戦略性が高い。序盤は選択肢が少ないが、慣れてくるとランダムのコマンドと育てたキャラの性質を上手く使って戦況をコントロールできるようになる。 ・キャラやスキルは幅広い。 ・二週目モードあり。ゲームに馴染むほど味がわかるスルメゲー。 悪かった点 ・フラグや育成の選択肢などで取り返しのつかない点が多すぎる+救済策はない ・フラグの取り逃し防止や武器改造を考えると、攻略サイトには必須 ・素材を集めるのが非常に面倒で工夫に欠ける。例えば、グランドビートルの棘が必要なのに、持っているのはグランドビートルでなく大陸蟲。なぜ素材名と魔物名をバラバラにするのか。仲間はあれこれどの素材が欲しいと言うが、入手方法はノーヒント。攻略サイトに頼るしかない。同一名の魔物でも、場所によって手に入る素材が違ったり。事典がないと手に入らない素材とか。 ・ゲーム上でのシステム解説はあまりに不足。 悪い点はいっぱいあるのですが、この価格でたっぷり遊びがいのあることをを考えると、わりとオススメです。 ただ、不親切極まりないので、人を選びます。攻略サイトでちまちま調べて攻略するのが苦にならないならオススメ。
👍 : 12 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 31 分
xbox360版をプレイ済(おそらく50時間程度)。 steam版の配信停止を知り、熱量のまま書きなぐり。 -概略- 軍勢VS軍勢 をコマンド方式JRPGにしたらどうなるか。の意欲作 ロマサガの精神的後継らしい(当方はロマサガ未プレイ) -良いところ- ・一辺倒にならない成長システム・愛着 ・UE3による綺麗描写なグラフィック(当時これでUEを今後使えばいいじゃんって思ったきっかけで) ・いろんな種族が普通に存在する世界観や生活観(思想感)。 ・「はい」「いいえ」にしない全て会話的な応答。 ・王様が人としてかっこいい。魅力的。 -悪いところ- ・なんとなく遊んでいれば成長ルールは掴めるだろうが、 全てを網羅し完璧に管理するには分厚い攻略書が必要。思い通りにいかず面倒になると思う。 ・時間泥棒。(PC版は倍速・オート入力機能付き) ・主人公が人としてかっこ悪い。魅力が少ない。パッケージ姿はかっこいい。 -おすすめする人- ・(思い通りに動かない、好き勝手に考えて動く)キャラを愛でられる人 ・そんな指示出しを楽しめて、勝利に喜べる人 -感想- 当然、このゲームへの好き嫌いはあるだろうけれど。正直、このソフトに不憫さを私は感じるのです。 過去にはPS3未発売でゲハ戦争の矢先になったり、xbox360で描写が追いつかずに処理落ちしたり、進行不能バグの存在で商品以下の価値になったり(私は遭遇しなかったけど)。 ゲームプレイ以外のところで貶されているような。このゲームは相当楽しめるのにもったいなさ過ぎるなと。 当時、新品500円でxbox360版を購入し、価格に見合わないほど面白くて、「この世は狂ってるな」と思ったものでした。 もしくは私がおかしいのかな。 完全版となるPC版が発売されてもメタスコアは低くて、なんとも悲しい気持ちです。 ともかく、この度の配信停止はとても残念です。 (え?リメイクのための配信停止?本当かいな) 2018/09/11追記 リメイク。PS4向けですが来ましたね。 PC版内容にゲームエンジンを変えて、2018年12月6日に発売だそうですよ。 また多くの人の手に取ってもらえるのは、いちユーザーとしても嬉しいかぎりです。 (でも、たとえハードが違うのに、オリジナル版をDL購入不可にするのは最近のトレンドなのかなぁ・・・)
👍 : 15 | 😃 : 2
肯定的
プレイ時間: 5503 分
これは決して良作ではない。長所と短所が互いに殺しあっているゲーム。 長所 ・音楽が良い ・個性的なキャラが多い。 ・小隊を組んだり陣形を組む戦略的面白さがある。 ・戦闘は慣れれば面白い。 ・最初から用事のない町に遠出できるため自由度は高め。 短所 ・クラスという概念。 味方にはクラスという概念が存在するが、クラスの説明は勿論、どのステータスが高い等の情報は一切ない。どうやってそのクラスに就けるのかといった説明もない。一度アイテムを使っただけでその後の半生をアイテム使いに固定されてしまうキャラも存在するほど詰めが甘いクラスシステム。 ・陣形の説明が手抜き。 簡単に説明はされるものの、殆どの陣形は50%程度の説明しかされず、真の効果を知るには攻略本かwikiに頼る必要がある。 ・移動速度が異常に遅い。 街を移動している時は殆ど気にならないが、ダンジョンは無駄に広いのでかなりストレスになるし、敵とのエンカウントを回避できない。 特に顕著なのは砂漠のダンジョンで、ただでさえクソ広い場所を往復するクエストは戦闘も含めると1時間くらい掛かる。 ・仲間の装備を変更できない 装備が変更できるのは主人公のみ。時々所持している装備を要求してくる事がある。しかし、魔法使い系なのに刀を要求してくるキャラもいる為、渡してしまうと2度と杖を使ってくれない等の不都合が生じる。 因みに、装備の変更自体はゲームのファイルを弄れば変更できるようになる。 このようにあまりにも欠点が強すぎる作品であり、人を選ぶRPGである事は間違いない。何もかも説明不足なのはスーファミのサガ系でも同じだが、21世紀のゲームでこの不親切さは如何なものか。 改造MODが存在し、上記の問題点は殆ど解決できる。特に移動速度を上げられるのは大きい。
👍 : 27 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 4757 分
国を動かすほどの強力な力を持つ謎の古代産物レムナントが存在する世界で世間を完全に舐めくさった主人公が攫われた妹を助けるためにご都合主義よろしく信頼できる仲間と共に悪役をどんどんはっ倒していくスクエア・エニックスの王道を往くRPG。 ストーリーに対してはこれ以上何も言えないがこのゲームのミソと呼べるのはその複雑な戦闘システムにあるだろう。3~5人で構成された分隊を複数引き連れプレイヤーは「攻撃しろ!」や「味方を援護しろ!」といったおおまかな指示を与える。ただ指示を与えるといっても常に戦況は変動し、モラルゲージ(敵味方の士気の強さ)を常に優勢に持っていくことが重要になる。これは敵を倒す、挟み撃ちにする、味方を攻撃してきた敵分隊を阻むいったことで上げられるがそれは敵も同じで分隊位置を気にしつつ考えて戦わないとたとえ雑魚相手にも簡単に全滅する。逆に言えば強敵相手にうまく立ち回れば意外と勝てたりもする。 どうでもいいが戦闘中、分隊ごとにHPがまとめられている為にHPがゼロになると殴られたキャラ以外の分隊仲間が直立状態からいきなりグニャ~と力無く崩れる様は実にシュールだ。 分隊単位では陣形込みで各ごとに多様なキャラクターを編成することができ殴り主体メンバーを集めて前衛として出し、他の分隊に回復や援護をさせるといった戦法もとるのも楽しい。ここら辺はどちらかというとシュミレーション要素が大きく、戦闘以外の編成などに頭を使うことが好きな人にもお勧めできるかもしれない。 他にはQTEが面倒な人のために勝手にやってくれるオートバトルシステムや戦闘高速化などでさくさくプレイできるためイライラが少ないのが嬉しい。 唯一の欠点と言えばその戦闘システムの複雑さに対して取扱説明が足りないのでwikiを見る前提にあることぐらいか メインストーリーを気にしなければグラフィック、BGM共に良く出来ていてサブシナリオもそこそこあるし、スクエニなだけあってRPGとしてしっかりまとめられている。セールで50%offになってたら買ってプレイしても損はないと思う。
👍 : 42 | 😃 : 5
肯定的
プレイ時間: 12573 分
和製RPG。 街の中とダンジョン内が3Dのフリー移動で、いわゆるフィールドは選択移動式です。 ある程度考えないと勝てないような戦闘があったりと、ゲームバランスはなかなか。 戦闘はコマンド式ですが、おおまかな指示を出すのみというシステム。 私はイベントがかなり残っている状態でクリアまで100時間程度かかりました。 [良い点] ・完成度が高い(バグ等に遭遇したことなし) ・高速戦闘モードが快適 ・素材集めやメインストーリーと関係のないサイドストーリもあり、やりこみ要素が豊富 ・日本語吹き替えあり。 ・ほぼどこでもセーブできる。スロットも50個あり。 おかげでさくっと中断できる [悪い点] ・広いダンジョンだと移動速度が遅く感じることがあるが、高速にするすべがない ・特定のボスクラスのモーションが遅く、イラッとするときが・・・ 和製RPGとしてはかなりオススメです。 ※ご参考 改造ツールが存在しており、それを用いることで移動速度が改善できます。 (PC版の攻略Wikiにリンクが有ります) ユニット数の増減など、ゲームバランスを変えてしまうこともできるため、 必要な方はご自身の責任においてどうぞ。 私は移動速度だけ少し上げることで相当快適になりました。
👍 : 88 | 😃 : 6
肯定的
プレイ時間: 5603 分
ゲーム史に残る傑作だったかもしれない佳作 RPGではなくラストレムナントというジャンルになる可能性を秘めていたゲームです。 まず本作の最大の特徴を説明します。 それは1-5人を1グループとし、最大18人5グループまで分けて戦闘できるということです。 コマンドもグループ単位での方針指示こそありますが (簡単に言うと 戦う 技 魔法 アイテム 回復のような感じ) 1人1人のコマンドを指示することはできないため、火力を出そうとして回復が疎かになったり、 逆に回復を優先して手が空いたキャラがぽこぽこ通常攻撃するだけになってしまったりと 取捨選択が悩ましいゲームです。 また方針指示自体もある程度ランダムなため強い技を使えるのに方針が出ないため、 仕方なく別の行動を取ることもあります。 しかし通常攻撃以外の行動はステータス画面で細かく禁止できるため、戦士が魔法ばかり使い、逆に魔術師が技ばかり使う、ということはありません。 行動回数などの関係上、強い1人、強い1グループよりも、強さはそこそこでも数人、数グループの方が基本的には有利になります。 ならばとにかくグループの人数を増やせばいいのかというとそうではなく、グループの人数が 多いほどダメージが増える攻撃もあり、あえて少数を多グループに分けることでダメージを 抑える戦略もあります。 これらに加えて士気や陣形、側面や背面からの攻撃は反撃を受けないことなどストラテジー的な要素をRPGに持ち込むことで、クラシックなRPGの戦闘スタイルからの革新を図っています。 要素だけを言えば似たような作品がありそうですが、私の知る限りこのような独特な戦闘方法をとるRPGは本作品以前にはなく、以後にもないように思います。 クラフト、トレハン、レアモンスター、クエスト等々RPG定番のやりこみ要素も豊富で、もし シリーズが続いていればFF、DQ、テイルズ、メガテン、サガシリーズ等のRPGに匹敵するだけでなく、RPGではない新たなジャンルを生み出せるだけのポテンシャルがあったのではないかと思わせてくれました。 ここまで評価しておいてなぜ佳作止まりなのか? 他のレビューを既に読まれた方は最後の総評まで飛ばしてください。 大体同じ事を書いています。 ・ストーリーがない 世界観は良さそうなのに、全く世界を掘り下げずに終わってしまった。 ソバニ、クシティ、ヤーマ、ミトラ、この4種族がいる理由がなく、ミトラだけでも全く支障 なくストーリーが展開するのは流石におかしいと思いました。 ミトラだけである理由も特になく、全員ソバニ、クシティ、ヤーマでも話は成立します。 このゲームのストーリーを評価するとしたらどこが悪いとかではなく、あの場面はどうだった、としか言いようがありません。 それほど場面間の切り替わりが唐突で、繋がりを感じませんでした。 ・説明がない 陣形がある!大まかにこんな効果だよ!似たような陣形がいっぱいあるけどどう違うの? 分からないよ! クラスがあるよ!いっぱいあるよ!クラスって何? 分からないよ! クラスチェンジできる!クラスチェンジしたのは分かるよ!どうやってクラスチェンジするの?分からないよ! 装備更新に素材が必要だよ!これが○個必要だよ!どこにあるの? 分からないよ! 武器の○○が必要だよ!武器の名前は教えてあげるね!何からどうやって作るの? 分からないよ! レアモンスターを倒してね!低確率でいるよ!ダンジョンのどこにどういうときにいるの? 分からないよ! etcetc... 一事が万事こんな調子でプレイヤーはwikiの熟読を迫られます。 読まなければクリアできないということはないと思いますが、時限クエストが多く、 中終盤に2回ほど難易度が高いイベント戦があるため読んでいた方が無難です。 とにかく何かしよう→説明がないor分かりづらいという事態が津波のように襲ってきます。 特にクラスに関しては最悪の一言で、絶対になれないクラスが存在するキャラクターがほとんどなのですが、何になれて何になれないという説明も全くありません。 ・時間がかかる あらゆることに少しでも多くの時間をかけさせようとしているとしか思えない仕様です。 移動速度は勿論、それと反比例するかのように広いマップ、やたらに細かく分かれたクラフト 素材、10数回ダンジョン往復しても出逢えないレアモンスターなどMMOを彷彿とします。 一つ一つなら気にならないようなことなのですが、前述したように装備更新やギルドの依頼で 必要なものだと、たった一つの素材や依頼のために細かいストレスが絶え間なく襲ってきます。 クラスや成長システムも同様で、単に敵を倒せばいいというものではなく、技を使った回数が 経験値やクラスチェンジの条件になるため、敵を多く素早く倒すと損することがあります。 最初に書いたように味方は最大18人まで戦闘に参加できるため、効率よく育てようとすると、 なるべく少ない敵を、時間をかけて=約18人分の行動×ターン数分の時間をかける必要があるということです。 ・その他 ここまで見ていただいた方がいたとしたら感じるかもしれませんが、ひょっとして結構な部分が突貫工事で繕われているのでは?と感じる部分が多いです。 その最たるものは仲間の装備更新に関してで、例え既に仲間が必要とする素材を所持していた としても、それを直接仲間に渡すことができないという点です。 どういうことかというと、仲間がアイテムをとるタイミングがバトル-解体-採掘-採取終了後と カスタマイズ屋での装備品解体時のみ(wikiより引用)のため、あるキャラが欲しがる素材を加入 以前に取得したとしてもあまり意味がなく、加入後にまた素材を入手しなければいけません。 それが希少な素材だった場合は最悪で、ただでさえ入手までに時間がかかり、運が絡む物を、 所持しているにもかかわらずまた入手しなければならなくなるのです。 仲間は個別に所持金が設定されており、ある程度の所持金を持っていると入手済みの素材は勝手に手に入れるらしいのですが、それもモンスターの素材は例外です。 バトルランクという敵の強さの目安のようなものが上がると自動で更新したりするらしいのですが、私は106まで上げても仲間の最上位装備に更新されませんでした。 もう一つ、キャラストーリーというキャラクターの背景を知ることのできるイベントがあるの ですが、発生方法は、そのキャラが滞在している都市のマップを5回ほど出入りして吹き出しが赤くなったらクリックというものです。 それを4-5回繰り返してイベントコンプリートという流れがほぼどのキャラストーリーにも共通しており、もし全て見ようと思えばそれだけで数百回ほど都市の出入りが必要になるという苦行になります。 加えて成長に関しても見えない部分が多く、通常のRPGなら経験値やレベルアップまでの数値等で分かる成長経過がほぼ見えず、結果として成長か否かの1か0かが続き、終盤になると停滞感が強まったのもストレス要因だったと思います。 個々の要素だけ見ると大したことのないように感じるかもしれませんが、プレイ中これらが延々繰り返されるわけで、私にはプレイ時間の水増しのようにしか思えず、最後の方は若干惰性でプレイしていました。 試行錯誤している内は楽しめるのですが、繰り返しやることにあまりに時間がかかりすぎたり、不便すぎたりするために時間が経つうちに様々な欠点が目につくようになってしまいました。 他の方のレビューにもありますが、TLR_EEというツールを使えば移動速度の改善等が可能ですので導入をお勧めしておきます。 総評としては、独特の戦闘を生み出し、それだけで一ジャンルになる可能性を秘めながらも、 あまりに多くの欠点が作品の魅力を削ぎ取ってしまった佳作というところです。 定価でもセールでも、プレイする価値はあると思います。 もう少しプレイヤーに分かりやすく、もう少し便利に、もう少し作りこまれていたなら…… 水増しで大きく見せるのではなく、無駄を削ぎ落として密度を高くしていたら…… そういう風に惜しまずにはいられない作品でした。
👍 : 117 | 😃 : 11
肯定的
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