SUNLESS SEA のレビュー
正気を失う。仲間を食べる。死ね。蒸気船の舵を取り、未知なる世界へ船出しよう!Sunless Sea」は、受賞歴のあるビクトリア朝ゴシック様式の世界「Fallen London」を舞台にした、発見、孤独、そして頻繁な死のゲームだ。
アプリID | 304650 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Failbetter Games |
出版社 | Failbetter Games |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, RPG, アドベンチャー |
発売日 | 6 2月, 2015 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English |

5 461 総評
4 562 ポジティブなレビュー
899 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
SUNLESS SEA は合計 5 461 件のレビューを獲得しており、そのうち 4 562 件が好評、899 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、SUNLESS SEA のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
16850 分
非常に良い雰囲気ゲー。英語..で楽しむのも良いが非公式に質の良い日本語化手順があるので英語がダメでも安心して欲しい。
ゲーム本編はというと、いろんなコツを見つけるまではすぐおっちんでしまうと思う。そこからどうすると稼げるのか見つけ出した時のカタルシスというものがある。ただ安定すると今度は安定しすぎて億劫になるようなバランスでもある。(そしてやり直した時、初期の移動速度の低さがまた億劫に感じる...)
要するにゲーム性を楽しむというよりは、理不尽な世界を歩き世界観を楽しむ...というところが主眼で、死にやすいノベルゲーくらいに考えたほうが良い。
ちょっとくらいマゾいゲームでも大丈夫で雰囲気が気になったならプレイして損はないと思う。
👍 : 3 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
1026 分
船の移動がとにかく遅い、これがこのゲームのすべてを台無しにしている。怪物蠢く薄気味悪い海をゆっくりと渡っていくホラーゲームであるからして、船で高速移動できたら雰囲気が壊れるのはわかっているけども。
死に覚えげーでひたすらひたすら同じマップをぐるぐる回らなきゃいけないのにこの移動速度はストレスになります。
テキスト、音楽、グラフィックはどれをとっても素晴らしいゲームですが
ドラクエをルーラ禁止で移動速度を5倍遅くしたようなものなので移動は本当に苦痛の一言です。
そういうの気にしない人であれば良ゲーです。
👍 : 13 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
958 分
広大な海を探検し、財宝や未知の化物を探す。そんな見下ろし型RTS+RPGの冒険ゲーム。色々と面白い試みがなされているが、クエスト等長文が多く、英語のみなので、かなり英語が出来ないとプレイは困難を極める。ランダム生成のマップに無数のイベントと、燃料、食料、SAN値、そして船の耐久度などプレイヤーを追い詰める楽しい仕様がそろっている。戦闘はカード選択制で時間経過で発動、視認レベルによって選べる攻撃が違うなど工夫されている。しかし、未完成のせいもあってか、資金稼ぎが非常に厳しく、発見がなければ大赤字に。戦闘もほぼ同じカードで、時間がかかるだけの作業になりかねない。英語が出来て、探索系のゲームが好きな方ならオススメ。
👍 : 11 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
2601 分
rogueの皮をかぶったゲームブックといった様相です。
退廃的な世界に根付いた独特の文化観に触れ、そこに住まう人達の価値観と一生を追うのがこのタイトルの主目的でしょうか。
読むゲームなのでストラテジックなゲームを求めている人にはお勧めできませんが、読書好きには間違いなく嵌まるでしょう。
ゲーム性こそ若干異なりますが、elonaにものすごく雰囲気が似ています。
ちなみに戦闘部分は非常に単調です。ほぼおまけ要素なのでなんら問題ありませんが。
それと資金繰りが異様に辛く、序盤を乗り切っても自分なりのセオリーを確立するまでは常に破産の危険が付きまといます。
テキストメインだとは言いましたが、非常にシビアな資源管理を求められる点は紛れもなくrogueそのものでした。
私はどっぷり浸かりましたが、色んな意味でコアなゲームかと…。
↓序盤ガイドは既に紹介されているようなので、以下最効率と思われる資金繰りまでの手順です。
(rogueとしてのゲーム性を著しく損なうため注意!)
[spoiler]◎元手稼ぎ
〇手順
・北にあるアビッド・ホライズンに向かい、そこで得た狩猟者の目玉をヴェンダーバイトの長老に届ける。
得られた報酬は学者などに1000echoで売却可能。当然だが報酬は一度きり。
・underzee中央北に配置されることの多いソルトライオンに向かい、スフィンクスストーンをロンドンに運ぶ。
(回数制限アリだが複数回可能)
◎地上貿易 一周当たりの純益:船員二人あたり150echo 豆一つあたり30echo
〇下準備
・船のアップグレード。
※船員数に比例して効率が跳ね上がります、といっても元手があれば太陽光の密輸に移行した方がずっと儲かるので、
このためだけに船を新調する理由はあまりありません。先にクラデリーハートを持っていれば悪くないかも。
・ロンドンにて物資5、燃料25~を確保。
〇手順
・ロンドンにて燃料と物資を購入。余ったスペースにコーヒー豆を積む。
・クーマエ運河から地上に登り、ナポリに移動する。
・ウィーンに移動し、コーヒー豆を売却。
・ナポリに戻る。
・太平洋貿易コマンドを連打。
・報酬は即金で貰えるので現地で燃料と物資を買い足す。
・船員が3人を割るまで繰り返し。
・ロンドンに戻り、船員と豆を補充する。
〇補足
上客はいつまでも上客ではありません。
コーヒー豆はそのうちある事情に巻き込まれてしまうので、そうなってしまったら太陽光に移行しましょう。
◎太陽光の密輸 一周あたりの純益:6000echo
〇下準備
・海軍省の好意を最低5貯めておく。
・ロンドンにて物資5、燃料25~を確保。
・カーンの影で空の鏡封じの箱x20を購入。
・自宅を盲いた総舵手亭(30echo/day)までダウングレードしておく。
・ゲイダーの嘆きにて禁制品の輸入を秘匿するための隠蔽区画を購入する。
(ウチの船は純然たるレディーなんだ、あんたは下着を捲ろうってのかい?)
〇手順
・クーマエ運河にわたり、地上のゴシップを聞く。
※およそ1/2の確率でグレートゲームの動向を獲得。
・クーマエ運河から地上に登り、20箱を全て光で満たす。
・ナポリに移動し、物資と航行用の燃料を補充。
・zeeに戻り、すぐにロンドンへは向かわずにゲイダーの嘆きへ。
・ゲイダーの嘆きの酒場で恐怖が50を超えるまで呑み続ける。
※something awaits youが消えた状態で酒場コマンド連打、最初の一回は恐怖-1される。
・ロンドンへ帰宅、禁制品の監査を食らってしまったら海軍省の好意を用いて誤魔化す。
※ヴェールの値が十分に高ければ判定を行ってもいい。
・売却のち、自宅で光の脅威が消えるまで休息を繰り返す。
・海軍省にグレートゲームの動向を届け、好意を稼ぐ。
・物資を買い足し、好意が尽きるまで手順を繰り返し。
※好意は初めて訪れた港の港湾報告書、シェパードアイルの港湾報告書、戦略的情報の提出でもストック可能です。
〇補足
元手集めが辛ければ別に最初は5箱でも問題ありません。
好意を消費するリスクがあるので元手は大きい方が楽というだけです。
積載量の多い船、高出力エンジンを購入すると更に効率が上がるでしょう。
ちなみに欲張って一度に40箱とか満たしてしまうと光の箱を開けてしまうイベントが高確率で発生し、
しかも同じイベントが連鎖して即死します。
30箱ぐらいなら多分大丈夫ですが私は長生きしたいので塩梅はご自分で探ってください。[/spoiler]
👍 : 6 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
16389 分
皆さんがレビューしているように最初はお金の稼ぎ方がわからないのがきついのですが、まずはマップを完成させることを目指すのがいいと思います。
死んだあとの遺産でマップの継承を選び続けて少ずつ広げ、ゲームに慣れていけば、
マップが半分埋まるくらいからそこそこ稼げ、いろいろ遊べると思います。
探検でリソース消費せずに、海軍省の依頼を受けて既知の港をぐるっと一周航海するだけなら結構稼げるバランスなんですよ。いずれ貨物船でならZee1周で数千echo稼げる交易ルートもあるのでお金には困らなくなります。
燃料を安い港で補給して大量に確保しておき、敵からはFキー押して逃げる事を繰り返せば
早々死にません。
本格的にイベントを始めるのは全体マップと、どの港に何が売っていて、その港のイベントには何が必要とされているかのメモを完成させてからでも遅くはないと思います。
👍 : 21 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
339 分
Steamではアーリーとなっているが、開発チームの曰く「これはアルファじゃない、ベータなんだ」とのこと
これから先ストーリーやマップの拡張はあるだろうが、システムを大幅に変えてくることはない...と思われる
Merto2033やArx Fatalisのごとく、地上に住めなくなったかなんかで地下に移住して、
World of Darkness的なゴシックかつ退廃的かつスチームパンクライクな日々を過ごす
Fallen Londonおよび地底の海(Zee)が舞台
クリア目標は複数あるが(スタート時点で決定する)、基本的には蒸気船でZeeの各所を回るのが
主な内容となる
ゲームシステムとしては、恐怖度がある大航海時代が近い
各所の港を回って、金を稼いで、装備を良くして、更に遠くの海へと漕ぎだしていくスタイル
大航海時代と違うところは、大航海時代は交易及び海賊行為が主な収益なのに対して、
Sunless Seaの世界では情報が金で取引される世界なので、情報収集が主な稼ぎの手段になるというところ
(秘密、各所の情勢、遠隔地、地表の情報、最新ニュースなど、レアな情報ほど価値は高い)
一応交易もできるが、稼ぎは低め
情報を集めるには海を渡らなければいけないが、そのためには燃料と食料、そして恐怖を管理する必要がある
いずれかが尽きればその時点で死あるのみ(燃料は無くなっても食料を犠牲にするという打開策はあるが)
遠くに行かなければ金は稼げないし、かと言って遠くに行くにはリスクが付きまとうジレンマに悩まされつつ
真綿で首を絞めるように少しずつ破滅へと進まなければいけないスリルはなかなかのものがある
ようやく陸地を見つけても、なんかすごい不気味なところだと近づきたくないし...
でも近づかないと探索できないし...というジレンマにも悩まされる
(ようやく陸地を見つけたのに港がなかった時の絶望感は半端ない)
また、何度も港を訪れて調査をしているとそこから何らかのストーリーが進むこともある
大抵はいい結果にはならないが...
何にせよ常にギリギリのラインで葛藤とかジレンマと戦うゲームだと思う
海がSeaではなくZeeなので、乗組員もSailorではなくZeilorだったり、StoryではなくてZtoryだったり
Sunless SeaおよびFallen London特有の言い回しが多く、
なおかつゲームのストーリー展開はブラウザゲームっぽくテキストが主体の内容となるため
(関連作のFallen Londonがブラウザゲームだからだろうけど)
読解はおそらくネイティブであっても分かりにくいと思われる
英語アレルギー持ちの人は間違いなくアレルギーを発症するのでおすすめできない
※同じ開発のFallen Londonはブラウザゲームだがブラウザゲームらしからずストーリー性に富んでいる
興味がある人は一度その世界に触れてみるといい
👍 : 79 |
😃 : 3
肯定的
プレイ時間:
2162 分
[h1]2023年現在の日本語化状況[/h1]
素晴らしい日本語化modだったのですが、現在そのまま入れるとバグって動きません。
ですが殆どの日本語訳をそのままにしてまだ遊べるんです。
[h1]多少問題有りですがプレイ可能です。[/h1]
japanese_translationフォルダを移動するところまではmod付属のreadmeに書かれているとおりで大丈夫。
Sunless.Game.dll
これはreadmeの通りに上書きすると、現状バグってしまいます。
確かロード画面などの翻訳だったと思うのですが、無くても普通のゲーム中の文章はほぼ99%日本語表示されるんです。
ですので、上書きせずにこのファイルは使わない方向で。
たまに英文のままだったりする場所もあるかも知れませんが、全部英語で読むより遙かに楽になりますし、japanese_translationフォルダによる翻訳だけでもとても助かります。
昔やっていて復帰した人、また新しく買ったけど日本語化で引っかかった人。
まだまだ遊べますよ。
翻訳者の方もお忙しいのでしょうし、また完全に翻訳されるのかどうかはわかりませんが、少なくとも私は楽しく遊べています。
感謝ですね。
*windowsのみの検証となります
👍 : 32 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
5673 分
[h1] 異界に沈んだヴィクトリア朝ロンドンで、暗黒の海に船出する [/h1]
外界からの光が届かず、怪物や海賊がウロウロする地底の海を、実に頼りない蒸気船で探索するゲーム。
沖に出るほど減少していく正気度、暗闇を照らす一条のサーチライト、幻想的なグラフィック。ゴシックホラー+スチームパンクといった感じで、とにかく雰囲気がいい。
探索によってランダム性のあるマップを明らかにしていく要素など、誤解を恐れずにいえば、90年代の『THE ATLAS』あたりに近いプレイ感か。
ただし、ゲームとしてはなかなかに過酷だ。
戦闘でも貿易でもさっぱり稼げないバランスになっており、サプライや燃料にかかる経費をわずかに稼ぎが上回る程度。
船足はあまりに遅く、マップはあまりに広大。港はポツポツと点在している程度で、ゲーム内における時間のほとんどは、燃料の心配をしながら広大な海面を眺めているだけとなる。
膨大なイベントと、それに伴う難解かつ大量の英文も厳しいポイント。
ゲームの流れを軌道に乗せるだけでも、相当のやり込みが必要となるだろう。
それぞれの港で情報やアイテムを収集し、それらを必要とする人に売りつけ、さらに遠方を探索できる船に乗り換えていく・・・というのが基本的な流れなのだが、情報が膨大すぎてどこで何をすべきかが見えにくい。
面白いゲームなのは間違いないが、相当の気合いが必要になる点だけは覚悟しておこう。
👍 : 62 |
😃 : 5
肯定的
プレイ時間:
21185 分
暗黒の海Unterzeeを舞台とするオープンワールド海洋アドベンチャー。
プレイヤーは、地底世界Neathに墜ちたヴィクトリア王朝期のロンドン、Fallen Londonを拠点に、zee captainとしてzeeの奇っ怪な島々を探検することになる。
基本的には、物資や燃料、正気度や船体の耐久値といった各種リソースをやりくりしながら船を操る航海ゲーム。
本作最大の売りである、英文にして250,000語超というテキスト量は圧倒的で、航海の過程では本当に山のようなストーリーを楽しむことができる。
zeeの島々と船員たちのほとんどに、起承転結のある固有のストーリーが与えられており、大抵はそれを一段落させることでまとまった報酬が得られる。
Sunless Seaにおいて特徴的なのは、主な収入源がほぼこのストーリーの消化に限られるという点である。
恒常的かつ効率の良すぎる収入源はゲーム全体から注意深く排除されており、farmingのような稼ぎ方もゲーム終盤になるまで成立しない。
この方針は、Sunless Seaというゲームのstory-drivenな側面には非常によく噛み合っている。
つまり、既知の海域に留まっているだけではいずれストーリーを使い果たして収入が激減してしまうので、プレイヤーはいやが上にも未知の海域への航海を促され続けることになるのである。
『交易は本作の焦点ではないし、今後そうなることもない』という開発の言葉通り、Sunless Seaは冒険ゲームであって交易ゲームではなく、zee captainは冒険者であって商人ではないのである。少なくとも第一義には。
ストーリーの中身としては、特にロンドンに関わる話にはスチームパンク色の強いものが多い。
中でもDawn Machineという、スチームパンク的怪奇幻想を体現したかのような恐ろしいHE SUN THE SUN THE SUN THE SUN THE SUN THE SUN THE SUN THE SUN TH
zee全体を見渡せば、ラヴクラフト風ゴシックや、インディー・ジョーンズを意識しているらしい遺跡探検もの、nameless godsにまつわる神秘的な話などなど、ジャンルは非常に多岐にわたっている。
dead letterを引き寄せる島や、箱詰めにされた太陽光の密売(!)といった、かなり奇妙で心躍る設定も数多い。
また、ロンドンはzeeにおいて唯一の勢力というわけではなく、ロンドンと既存勢力との政治的な駆け引きがストーリーに現れることもある。
もちろんプレイヤーはロンドンに味方してもいいし、逆に決定的な破滅に手を貸してもいい。
本作はオープンワールドのゲームであるが、個々のストーリーとは別に、キャリアを円満終了させるためのクリア条件というものがある。
クリア条件には『大金持ちになる』といった世俗的なものや、『zeeに沈んだ父親の骨を見つける』といった、それ自体がストーリー性に富むものも含む。
クリア条件を達成するとそのキャラクターのキャリアは完結してしまうため、別のクリア条件での結末を見るためには別のキャラクターでやり直す必要がある。
幸い、個々のストーリーも選択肢と成功判定によって豊富なバリエーションを持つものが多いため、クリア後も相応のリプレイアビリティは確保されている。
本作の欠点を挙げていくと、まず船が遅いというのが筆頭である。
船の速さはエンジンで決まるのだが、特に初期エンジンの遅さは凄まじく、アップグレードしてもそこまで快適にはならない。
ゲーム中で最速のエンジンを搭載して、やっと『はやい!』と思える程度である。
あまり速すぎても雰囲気が損なわれるというのは分かるが、全体的にもう少しだけでも速くしておいて欲しかった。
もう一つの欠点は、海戦システムの質が低いこと。
ストアページのTrailerを見てみると、いかにも面白そうなシーンが切り取ってあるのだが、実際にやってみるとただの引き撃ちが最大効率だと気づくことになる。
それが必ずしも楽しくないというわけではないのだが、底が浅いのは確かだろう。
Sunless Seaからストーリーを除外し、純粋にゲームとして見た場合、リソース管理という面から見たゲーム性はかなり優れているのだが、それ以外の部分は今ひとつというところである。
やはり本作の魅力は世界観とストーリー、音楽とアートワークが織りなす他では味わえないような独特の雰囲気であり、そういうものに惹かれる人にだけおすすめできる作品だと言える。
👍 : 187 |
😃 : 22
肯定的
プレイ時間:
6221 分
最初にプレイヤーの分身となる船長の過去と目標を決め,Fallen Londonを拠点として漆黒の海Unterzeeへ乗り出す.プレイヤーはUnterzeeの怪物,敵対勢力,名を持たぬ神の呪いに恐怖しつつ,各地の港を訪れて海の秘密を明らかにしていく,というゲームです.世界観は同じくFailbetter gamesから出ているゲーム"Fallen London!"をベースにしており,Unterzeeが位置する地下世界Neathには様々な思惑が渦巻いています.
・ストーリー
各地の港で膨大な数のイベントが待っています.各地で手にした情報を売り,地下勢力間の勢力争いを左右しましょう.仲間になる士官たちにはそれぞれ秘密があり,彼らのクエストを進めることで明らかにすることが出来ます.クエストの終着点は明るいものとは限らず,悲願を達成する者もいれば,陰鬱な最期を迎える者もいます.
・システム
基本的には船のパラメータ(燃料,食糧,恐怖値,船の耐久力)を管理しつつ,各地の港でイベントをこなすという内容になります.多くのイベントの成否には船長のスキルが関わり,該当するスキル値が高いほど高確率で成功します.船長のレベルのような概念はなく,冒険で得た経験値が一定量たまるとスキルポイントを得られる仕組みとなっています.
ゲームモードは2種類あり,オートセーブのみ・死亡時にデータ消滅のUnforgiving mode,手動セーブ可能・データ消滅なしのMerciful modeがあります.緊張感を味わいたい方は前者,ゆったりとした冒険がしたい方は後者を選ぶといいでしょう.
・ゲームバランス
とにかくリスクを恐れず冒険することが必要です.海を冒険するゲームといえば交易が大きな収入源となることが多いかと思いますが,このゲームでは安定した交易路はありません.クエスト報酬や密輸により大きな収入が得られますが,そのためには戦闘をこなす,当局の目を欺くといったリスクがつきまといます.
基本的に最初の数プレイは死にます.私の場合Unforgiving modeでのプレイで,勝手がわかってきた5人目の船長でゲームクリアしました.死亡時もただ終わりというわけではなく,能力,武器,資金などを遺産として次のキャラに与えることが出来ます.とはいえ全てを受け継ぐことはできず,一番大きい遺産はプレイヤー自身の経験といえるでしょう.
日本語にローカライズされていない,日wikiがないのが理由で,現状手さぐりか英wikiを見るプレイになります.全編英語というのはハードルが高いかもしれませんが,ストーリーの厚さは読むに値します.英語にアレルギーの無い方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか.
*Mod作成の情報が出ていたのでファイルをいじってみました.エディタで中のテキストを書きかえるだけで簡単に翻訳はできるようです.テキストの分量が分量なので個人での翻訳は困難だと思いますが,技術的には翻訳Mod作成は難しくないようです.
👍 : 240 |
😃 : 21
肯定的