The Bureau: XCOM Declassified のレビュー
時は1962年、冷戦の恐怖に国中が包まれていた。同時期に国家機密部隊「The Bureau」は、詳細不明の強力な攻撃を続けてくる敵についての調査を進めていた。プレイヤーはエージェント・カーターとして、サードパーソン・タクティカル・シューティングスタイルで物語を進めていく。歴史の闇に葬られた戦いの中で隊員の指揮をとり、時には自ら引き金を引き、別世界の侵略者から人類を守りきれ。
アプリID | 65930 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | 2K Marin |
出版社 | 2K |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, テレビでリモートプレイ, Steam トレーディングカード |
ジャンル | アクション |
発売日 | 22 8月, 2013 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | Japanese, English, Korean, French, Italian, German, Spanish - Spain, Russian |

11 786 総評
8 277 ポジティブなレビュー
3 509 否定的レビュー
スコア
The Bureau: XCOM Declassified は合計 11 786 件のレビューを獲得しており、そのうち 8 277 件が好評、3 509 件が不評です。総合スコアは「」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、The Bureau: XCOM Declassified のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
824 分
TPSになってから興味を失って、今の今まで積んでいたのだが、意外に面白かった。ゲームはBrothers In Armsのようなタクティカルシューターで、味方AI2人に指示を出しながら、敵の側面を突いて攻略する。ただしこれはクラスやレベルの概念があり、装備品や能力まで細かく設定できる。また、プレイヤー自身がミッションに出動するのではなく、AIだけに担わせるといった、シリーズ本来のRTS的要素も持ち合わせている。
BIAのようなシンプルな銃撃戦ではなく、各種能力を用いる戦闘は非常に面白い。タレットを設置し、さらにシールドを張って防御力を強化したり、敵を浮遊させて全員で狙い撃ちにしたりと、戦略バラエティーは豊富である。重装甲の敵が脅威で、圧倒的な防御力で突入してくるが、対装甲用の能力を重ねて使えば難なく倒せる。他、高台のスナイパーや側面に回り込む敵、空中の敵、突っ込んでくる敵など、こちらもかなりプレッシャーを受けることになる。武器は、人間のものとエイリアンのものと2パターンあるが、明らかにエイリアンの方が有利。ただし、所持できるは2つまでで、且つ保持弾薬が少なめであるので、それぞれを持った方が弾薬不足には陥らない。
終盤には敵も強力になってくるので、能力のゴリ押しで無理やり勝つことが多かった。難易度は普通でプレーしたが、カバーに隠れておかないと、被弾率が高い。加えてヘルスも低いし、ダウン後の猶予も短いので、あまり大胆な作戦はできない(味方AIは永久死亡)。こちらをカバーから剥がすため、手榴弾を投げてくるが、この頻度が高く且つ正確(室内で投げると自爆することもあるが)であるのが気になった。また、これは個人的な見解だが、戦闘しながら小隊指揮を行うのは大変だった。小隊指揮画面では、わずかに時間が進んでいるので、瀕死の時は間に合わない。BIAでも感じたが、味方AIの移動パスが自身の安全を顧みず、敵の射線を横切る形になりがち。銃撃戦の真ん中でやられたAIを別のAIが助けようとしてやられてしまうという、ミイラ取りがミイラになってしまうことも見られた。
グラフィックは所謂レトロフューチャーで、60年代のアメリカの街並みが濃い色合いにマッチしている。しかし、エイリアンの建物や兵器が、最近のゲームでありがちなもので残念。特に兵士のスーツなどがチープで、いっそのことコテコテの宇宙人をモチーフにした方が潔いのではと思った。私の環境で、DX11の高設定にすると、非常に重い所があり、場合によっては戦闘ができないほどフレームレートが落ち込んだ。サウンドは及第点。特に印象に残るようなものはなかった。定位や反響等もそこそこ。
大小のミッションをクリアーすると、一度基地に帰ってくる。そこでの会話も少なからず用意されている。基地内でのミッションも発生し、それによって追加のミッションが発生する。尚、途中の選択肢によってエンディングが変わってくる。ストーリーとしてはそこまで難しくないが、エイリアンが人間の言語を喋ったり、腕組みしてペラペラと出自のことを話し始めるのは、安っぽい印象を受けた。インデペンデンスデイに近いものがあり、娯楽性が高い。
不具合は特に発生しなかった。先に言及したAIのパスはともかく、スタック等は見られず、ここは評価できる。
冒頭でも書いたが、興味を失っていたぶん楽しめた。戦闘は厳しめだが、能力を使って切り抜けるのが楽しい。また引き連れる味方のクラスや能力が異なるので、繰り返し遊べるだろう。
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👍 : 14 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1367 分
若干モッサリしたギアーズオブウォーに、マスエフェクトっぽいスキルとXCOMのタクティカル的な指示を加えた佳作
序盤は少し頭使いつつ部下2名と協力して側面取るのでスカッとしながら指揮してる!って気分になるけど
味方の指示範囲が思ったより狭い上に後半は敵のゴリ押しがキツいので結局正面殴り合いor近距離で囲むになるのが残念
でも撃ち合いがそこそこ楽しいゲームでスキルコンボでボコるのも面白いし
セールで結構な安値になるので戦術シミュに過度な期待を持たなければ十分満足できるはず
(補足)
気が付いたら味方が持ち場離れて真横に居るのは、フラグで追い立てられたか指揮範囲外に自分が進むのが原因かも知れない
👍 : 5 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1641 分
XCOMを題材にしたTPS。
偵察兵・工作兵・医療兵・歩兵の4タイプの中から
二人の部下を連れて出撃し、エイリアンを撃退しながら
ミッションをクリアしていきます。
部下に細かい指示を出して、敵を囲んだり
ミュートンのでかさにビビッたり
XCOMの兵士目線で遊べる作品。
主人公を含め、4タイプの兵士に固有スキルが沢山あるので
自分好みの戦術パターンを組み立てる事ができます。
SRPG気分で戦える新しいタイプのTPSです。
しかし、新しいシステムに挑戦した好印象の作品ですが、
致命的な欠点があります。
仲間のAIに依存するシステムなのに
AIが愚鈍で、近くで引率してあげないと
余計な行動をしてすぐ死ぬ。
・後退命令を出すと敵の間を潜って逃げる
・姿の見えない相手を延々と打ち続ける
・救助命令を出すとたまに凄い回り道をしてくる
・敵に側面を取られたのに動かない
・気がついたら敵のど真ん中にいる
とにかく細かい指示を手動で出さないと
役に立ちません、というか足を引っ張ります。
そして主人公が一人一人に命令を出していると、
テンポが悪くなり、TPSとして遊べなくなる悪循環に。
部下が死ぬとロストしますから
放っておけませんし、もう少し部下への命令が快適で
自己判断能力に長けていたら遊びやすかったかもしれません。
あと個人的な事ですが、
主人公というか兵士の格好が地味過ぎる気がします。
休日のサラリーマンのお父さんが着ているような軽装で
部隊を組んでいるので、なんか…兵隊という感じがしません。
ハードモードでプレイをしましたが、
サブミッション込みで11時間程度でクリア。
少々ボリューム不足感がありますが、
値段が安めなので、TPSに飢えている人にはお勧めします。
👍 : 15 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
2110 分
ゲーム説明にあるように戦術要素に重きをおいたTPS。
ストーリーは1962年のアメリカを舞台にした宇宙人侵略物のお話。
プレイヤーはXCOMエージェントの分隊長となり、二人の部下を従えエイリアンと戦っていく。
戦術的にプレイするという意図のため、しゃがみやジャンプは存在せず障害物や段差でのカバーアクションで安全を確保する。
戦術画面では時間がスローモーションになり、他の二人に指示を出すことができる。
AIも同じ意図のためか、細かく指示を出した場合に十分に力が発揮されるようになっている模様。
自分の射撃以外は正面からだとほとんど通らないようになっているので、うまく連携して側面から攻撃させて大打撃を与えよう。
リアルタイムに展開する戦場でタクティカルな戦いをしたいあなたにおすすめ。
👍 : 11 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
942 分
XCOMシリーズの一つであるDeclassified
一言で言うなら「異端児」だろうか
今までのストラテジーゲームから大きく離れてアクションに近づいてTPSになった
しかしストラテジーの要素はタクティカルフェーズとしてゲームのコアとも言えるところまで入っているのだが
後に記すのだが非常にストレスフルな部分となってしまっている
悪い点は星の数程有るのだがまず良いところから
まずどうでも良いだろうが一応ウィンドウズ&マックで遊べる リヌックスは知らん
ゲームプレイとしては一応フェアなジャンルに入るのだろうか
理不尽なインスタントキル等無く、敵の動きに合わせて行動すればきちんと対処できた
弾切れは余り起きないが考え無しに撃つと無くなってしまうので、慎重な狙いが必要だったのも好印象だった
もちろん後の方になれば敵から弾も回収できるしミッションマップの探索パートなら必要な弾は手に入る
それでは悪いポイントだ
まず味方Aiの脳みそが鶏のそれより遥かに小さい事だ
何度命令しても、しばらくすると必ずと言っても良い程プレイヤーの方に磁石よろしくくっついてくる事だ
例えばマップの中央に居る敵を囲うように自分と味方を配置したいとしよう
右に一人、中央に一人、そして自分自身を左に移動させる事にしよう
それぞれをタクティカルフェーズで指示を出し、自分自身も移動した
するとどうだろう、十秒後には右側に移動するように指示した味方が敵のど真ん中で哀れに命乞いを始めているのではないか
では中央に居た味方はどうだろうか? 先ほどまでかなり意気込んで敵を撃っていたはずなのだがいつの間にか隣に居るではないか
とこのように、何度指示してもかなりの高い確率で戻ってきてしまう
今までのシリーズなら、命令されたポジションなら台風が来ようが隕石が降ろうが敵の大群が来ようが必ず動かなかったのに、
自動で戻ってきてしまうこのシステムのおかげで台無しになってしまっている 髪の毛がナッパになるレベルである
次にXCOMの内部で起こるサイドミッション(のようなもの)
これは何故とある諜報員がなぜ敵を非常に憎んでいるのか解るのものだがこれもあまり消化していても楽しいものではなかった
まず完全にお使いである事、そして広いベースの中を彼方此方行ったりするので時間がかかる
そしてようやく終わったかと思ったら紙が一枚入っているだけで御終いである
これじゃあかき氷でシロップが入っていないようなものである 要するに味気ない
ちょっとした良い武器とかリワードを入れてほしかったのだが、何も無いので時間を無駄にした感が有った
そして最後にXCOM:Enemy Unknownのように拠点を弄れたりの経営要素が[b]皆無[/b]だと言う事だ
弄れるとしたら自分と味方の装備の管理、そして増員だ
だが増員してもお金はかからないので実質増やし放題だ エリートは何だったのだろうか
もちろん育成には時間は掛かるし、レベルが高いとタレット等非常に協力なスキルが使えるのでいかに死なさないで育てるかになるが
Enemy Unknownのように個体差が有る訳ではないようなので完全にレベルで差が出来ている
更に新米兵とレベルが上がった兵とでは家猫とサバンナのライオン並に差が出来ている
さらにあえて新米を使う理由も無いので中盤以降からほぼ完全に同じメンツでミッションを進めて行く事になるだろう
エンディングまで進めて思うには、XCOMの名前で出さなければそれなりに受けは良かったのではないかと思われる
逆に名前を借りてしまったせいでタクティカル要素に期待をされてしまって悪い印象を持たれたような気がする
しかしそれでもAiのおかげでかなりストレスフルなゲームプレイなのは確かだ
更にXCOMを名乗るのなら拠点のカスタマイズの要素も取り入れてほしかった
色々と残念な出来となってしまった故に、発売当時よりいくらか安くなったとはいえおすすめは出来ない
セールの時にファーストフードで幸せセットを買うつもりで安い値段で買うのなら良いかもしれない
それに最後に書かせてもらうのだが、マック版でのパフォーマンスは環境に寄り切りかもしれないけど良くないので期待はしない方が良いだろう
👍 : 36 |
😃 : 2
否定的
プレイ時間:
1349 分
前作のXCOM: Enemy Unknownは戦略シミュレーションでめっちゃおもしろかったのに、
今作のThe Bureauは普通のガンシューティングアクションになっちゃった・・・
会話の進め方や戦闘はMass effect2のパクリか?と思うほどそっくりです。
別にクソゲーではないと思うけど、普通のゲームになっちゃった・・・・
期待していただけに正直ちょいと残念です。
良い部分は、古き良きアメリカの雰囲気が出ており
武器や装備などはこってこての古いSFアメコミという感じで笑っちゃいました。
また、ストーリーは意外性といくつかの選択を迫られ魅了されます。
のんびりプレイでやってたのですが15時間程度でクリアしましたので
物語の内容としてもボリュームが欲しかったところです。
自分で研究や兵器開発、基地作りできたら楽しかっただろうな・・・
👍 : 21 |
😃 : 1
否定的
プレイ時間:
682 分
なんでこのゲームメタスコア低いんだろうと思って開発しました。
XCOMは戦略的シミュレーションゲームですが、このゲームはTPSです。
プレイヤーは自ら戦闘に参加し、仲間(2人)に合図を出して進んでいきます。
合図を出すということで非常にせわしないです。プレイ時間の1割は合図を出している画面かも。
ゲームの流れは戦闘→司令室で会話→戦闘の繰り返しです。
序盤はなにも出来ない仲間と共に、早くから出現する強敵の猛攻を耐え抜きますが、
スキルが揃った中盤から一気に戦略の幅が増え面白く感じました。
その点はenemy unknownと共通しているように思えます。
もちろんプレイヤーも合図以外にスキルが使えます。
ですが、このゲーム会話シーンが多いです。眠たくなります。
会話シーンのほとんどが司令室で起きますが、聞きのがす聞かなくてもいい場面が多いです。
しかも聞いておかないとストーリーを理解できないということがあります。罠です。
レベルも頭打ちになるのが早すぎるので、カンストした仲間を連れて戦場を回るからやることがパターン化します。
enemy unknownのようにいっぱい仲間を連れて歩きたいとか、
武器を開発したいとか、研究したいとか、全世界防衛したいという気持ちでやると裏切られます。そもそもアメリカしか出てきませんし。
逆に戦略的TPSという点ではいいと思いました。仲間はたまにアホですが。
クリアまで10時間弱。日本語サポートしているので、セールなら買いかもしれません。
👍 : 44 |
😃 : 2
肯定的
プレイ時間:
512 分
XCOMシリーズ3作品目のストラテジーTPS。
シリーズ通して敵は変わらずエイリアン。ただゲーム全般が別ゲーと化しており、ターン制ストラテジーからTPSになっています。
独自のシステムによってXCOMらしさのあるストラテジー要素も戦闘に彩られていましたが、斬新さよりも寄り道するこのないストーリーの進み方に、ほぼ同じことを繰り返す戦闘と、2017年の今となってはやっている内にだんだんと飽きてきちゃいました。
もちろん様々な装備やスキル・武器なども登場してきますが、ゲームの進み具合に対して全然解放されずマンネリ気味になり、もうちょっと高い頻度で色々と弄れる部分があると良かったかなと。
ただ、SF特化だったシリーズにして1960年代のアメリカという舞台を選び、考えられたストーリー構成、今でも劣らないグラフィックに音楽は良かったです。
日本語字幕にも対応して、Reshadeもあるので雰囲気が崩れることは無いかと思います。
こう考えると、マルチプレイFPSやサバイバルオープンワールドゲーが特に好きな人には、少し刺激が足りなくて物足りないかもしれません。
👍 : 25 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
1425 分
舞台はキューバ危機目前の1962年の冷戦下のアメリカに突如として襲撃してきた未知の宇宙人との戦争をテーマにしたタクティカルTPSです
XCOMの名を冠してはいますが宇宙人との戦争であること、敵の技術を手に入れ自軍に反映するという点、一部敵や武器の名称やデザインくらいしか共通点はありません
ゲームジャンルも違いますし他作品とは別物として考えるべきでしょう
※ゲーム性
歩兵、狙撃兵、援護兵、エンジニアの四種の中から二人の部下を選びミッションに出撃、指示を出しつつ指揮官である主人公自らも戦いながら進んでいく形になっています
この部下の選定とそれに伴う育成、現場での各種指示がタクティカルの部分ではあるのですがこのゲームはこの部分にちょっと問題を抱えています
第一に部下のAIがアホなこと
目的地を指示した場合でもそのままでは敵の火線に平気で飛び込みながら移動したり変な回り道をしたりしてしまいます
これは目的地につくまでに通ってほしいカバーポイントを逐一指示してやればなんとかなるっちゃなりますが
またアホさは攻撃面にも影響しており攻撃目標を選んで指示してやらないと明らかに当たらない角度の敵に延々撃ってたりすることは茶飯事です
第二に指示モードの操作性が悪いこと
指示モード中は時間がゆっくりになり移動先や攻撃目標、スキル使用場所などを指示出来るようになるのですが、この指示モード中カーソル移動が段差がちょっとあるだけで回りこむように動かさないと目標まで持っていけなくなるため高低差のあるステージではかなり指示がしにくくなってしまいます
また指示カーソルを動かせるのは指示対象の部下の現在地から一定の範囲内なので位置によってはこの「段差があるので回り込むように動かして指示」が制限範囲に引っかかって出来なくなるため不便なのです
ターンベースSLGだったXCOMEUは行動指示がとてもしやすく高低差も簡単に切り替えられる中々良いUIだったのですが…
第三に部下が二人しか連れていけないこと(これは個人的な好みの問題でもありますが)
交代自体は最高難易度以外はミッション途中区切り区切りで出来るんですがやはり二人だけだと取れる戦術幅が狭くなってしまうため残念です
部下の取得できるスキルは二者択一性のものもあり個性も中々あるのでもっと色々組み合わせを楽しみたかったです
多過ぎても半リアルタイム指示では煩わしいだけってのもあるのでしょうが…せめて四人は連れて行きたかった所
指示とは別に指揮官である主人公もカバーTPSの要領で操作して戦うことになります
前述のとおり部下AIがアホなので火力と即応性はプレイヤーにかかっていると言っても過言では無く、指示オンリー縛りでもしようものなら時間がアホみたいにかかるゲームになるでしょう
カバーTPSとして見ると基本的には平凡な作りとなっています 主人公はとある理由から超能力を使えるため撃つだけでなくそのスキルで戦うことも出来ます
終盤からは洗脳すら使えるようになり中ボスクラスすら操れますが味方になるとAIがアホなのであまり頼りにはならないのはご愛嬌
武器は冷戦時代の銃火器から地球の科学技術による試作新兵器、宇宙人から鹵獲した光線兵器等わりと種類がありだんだん増えていくため(持ってくのは二丁までですが)新しいのを試す楽しみはあります
地球人の誇りを胸に人類製の銃で戦うのも乙ではありますが性能では劣るため宇宙人の装備が主力になるでしょう
敵はそれなりに種類がおり、種類で得意な距離が違うためそれなりに戦い甲斐はあります
私は難易度ハードでプレイしましたがバリアはりつつ待ちで戦ってると積極的に殴りこみや回り込み、グレネード投擲と仕掛けて来たためわりと白熱しました
ミッションはストーリー進行用の長編ものと稼ぎ用のフリーミッションと直接指示はせず部下だけを選んで送り込む派遣とがあります
長編は一個のミッション内で戦闘地形や敵パターンが複数あるのでわりと飽きずクリア出来ます
フリーミッションはまあそれなりなレベルデザインですが武器や強化アイテムや経験値が手に入るので積極的にやりましょう
派遣は要求レベルに派遣する部下のレベル合計が達していれば絶対成功でレベルも必ず上がるのでちょっと味気ないです、基本フリーに連れてかない部下を回すことになるでしょう
戦闘以外ではXCOM基地無いを探索し重要キャラと話したりちょっとしたミニクエストをこなして派遣ミッションをアンロックしたり、現状情報や戦地報告等を読んだり出来ます
基地の雰囲気自体はレトロな雰囲気でいい感じですし、道端での一般兵の話の立ち聞きも面白いのですが如何せん主人公の足が遅いため移動が苦痛でそのうち話しかけにいくのに飽きてきます
せめて戦場では使えるダッシュをここでも使いたかった
ゲーム難易度はハードでのプレイでの体感は序盤の貧弱な頃と終盤の敵主力ラッシュになる頃が難しく中盤はヌルいといった感じでした
一応負傷した部下の治療が間に合わないと戦死しロストする要素はありますが味方同士が離れていなければ早々戦死は無い程度の難易度です
総じてゲーム性部分は「指示の操作性と部下のAIにちょっと問題はあるが基本無難なTPS」と言ったところでしょうか
※ストーリー部分等
この部分は中々にいい出来です
ちょっと昔のSFドラマを見ているかのような登場人物たちのやりとりは楽しいですし
宇宙人達の謎に少しづつ近づいていく全体の流れもわくわくします
地球側の建物や服装等から漂う60年台のレトロな雰囲気と対照的な宇宙人達の建造物の未来的で硬質な雰囲気の対比もいい感じです
また作中で散見される情報からなんとなく湧く主人公カーターへの「お前さんのトラウマからくる精神状態ややる気的に現場指揮官とか無理じゃね?なんで普通に冷静にやれてるの?」という疑問に「答え」をちゃんと用意してあったのには驚きました
ゲームだから仕方ないでは片付けず、それでいて微妙にメタなそれに関する理由が分かる終盤のドンデン返しは面白かったです
それまでのレトロSF映画チックなノリが近年風のノリに変わっていくという
※総評
プレイの部分は多少不便ですがつまらないというというわけではないですし、ストーリーと雰囲気を楽しむゲームとして見れば中々の良作だと個人的には思います
フルプライスではアレですが宇宙人侵略者が好きならセールの時に買ってやってみるのもいいのではないでしょうか?
ていうかXCOMじゃなくてMass Effect~1962~ってタイトルの方がきっと正しいと思うのだがどうでしょうか
👍 : 80 |
😃 : 4
肯定的
プレイ時間:
1688 分
このゲームは面白い。評価が低い割には面白いと言う括弧付きの面白いでは無く、純粋に面白かった。ただし、それはシューティングゲームとしての面白さでは無い。
このゲームの悲劇はあまりにもシューティングらしい見た目に作りすぎた所にある。実際にはシューティングよりも隊員への指示が重要な戦術ゲームなので、シューティングに熱中して指示を疎かにするととたんに隊員が足を引っ張るだけのクソゲーと化す。
一部要素では開発の迷走が感じられる幾つかの欠点も見られる物の、ゲームのコア部分は良く出来ており傑作とまでは行かなくとも愛すべき名作と呼んでもおかしくは無いゲームになっている。
■システム
ゲームとしては主人公を三人称視点で操作しつつ、その他に二人の隊員に指示を出しながら部隊として行動していく、戦術/シューティングゲームである。
隊員への指示やスキルの使用時には時間がスローになるので、戦術ゲームとして見る限りアクション性もそれ程高くはない。完全に停止せずにあくまでスローと言う所で最初は慌ててしまうが、実際にはほぼ停止してるのと同じだと考えて良い。
途中でエイリアンの武器を拾ったり、バックパックという装備を拾ったりする事でキャラクターを強化していく事が出来る要素もある。ただこれに関しては武器は拾い損なっても何度でも拾える事と、バックパックはどれを使ってもあまり攻略には影響せず、精々好きな戦い方をより有利に出来ると言う程度なので、収集要素であるとかキャラ強化要素として期待する様な物では無い。
その他、基地内でのアドベンチャー的要素や、ストーリー分岐なども存在するが、この辺りは本当に作りかけを無理矢理まとめたと言った風で、ほぼ意味は無いと考えて良い。ストーリー分岐と言っても殆どはその後の展開が特に用意されてる訳でも無いし、アドベンチャー要素にしても何のために行うのか良く分からない物ばかりになっている。
■戦術ゲームかシューティングゲームか
このゲームの見た目はまるっきりTPSだが、実はシューティング要素がメインではない。もちろん主人公が撃ちまくる事も出来る。しかし、それをすると放置された隊員は死にまくるので、結局主人公が隊員を蘇生して回るクソゲーに成り下がってしまう。これがこのゲームの評価を低くした一番の理由ではないかと思う。
このゲームは、あくまで隊員を安全で有利な場所に待機させ、攻撃すべき敵を指示し、使えるスキルは使った上で、その合間にシューティングも出来ると言う程度に考えておくべきだと思う。特にゲーム序盤では敵の数も少ないので、プレイヤーが的確に打ち倒して行けば隊員が活躍する間もなくクリアー出来てしまう。そこで「このゲームはAIキャラが勝手に付いて来るだけのTPSなんだ」と勘違いしてしまいそうにもなるが、そのやり方は直ぐに行き詰まる。
また、このゲームのシューティング要素は決してつまらない訳では無い。むしろ、ヒット感や敵のリアクション、操作性などが良いからこそ問題だとも言える。これがあきらかに取って付けたようなシューティング要素ならば誰でも「ああこれは戦術ゲームなんだ」と気付くかもしれないが、半端に気持ちの良いTPSがプレイ出来きてしまうからこそ、気持ち良くプレイしてる所に隊員が勝手に倒れて蘇生を要求され、一々プレイを中断させられるイライラするゲームだと言われてしまうのだと思う。
ゲーム全体としての難易度はかなり緩いゲームとなって居るが、スキルの揃わない序盤は比較的厳しい。特に最初のミッションに現れるボスがゲーム中最も難しく、ここの難易度に理不尽さを感じるプレイヤーも多いと考えられる。ただ、ここでしっかりと隊員への指示やスキル/武器の使用を覚えてしまえば、後はそれ程苦戦する場面は無い。
自分は難易度ノーマルで一周、最高難易度で一周プレイしたが、二周ともこの序盤のボスが最も苦労した。後は最高難易度であってもしっかりと隊員指示を行えば理不尽な難しさと言った場面は無い。
■まとめ
どうもレビューと言うよりも攻略指南的内容になってしまった気もするが、このゲームを楽しめるかどうかはジャンルを勘違いしない事が重要だと思う。その為、どうしても「どのようにプレイするか」を中心に書かなければこのゲームを説明する事は難しかった。
このゲームは爽快に撃ちまくるシューティングを期待するべきではない。しかし、シューティングと簡易な戦術ゲームのミックスジャンルとして見ると、両方の要素が高い完成度で用意されており、更にその混合バランスも良い。その他の要素が取って付けたような部分もあったり、未完成だろうと思える様な部分もあるが、ゲームプレイの中心はきちんと作られて居る。
説明不足な部分や欠点部分が目立つ所もあるので、一般的な名作には当たらないのかもしれないが、個人的には十分に名作と呼べる。非常にお勧め。
👍 : 58 |
😃 : 4
肯定的