Darkness Within 1: In Pursuit of Loath Nolder のレビュー

序盤を３時間ほどプレイ。膨大な量の英語を読まなければならないが、慣れている人なら苦にならない程度。（それでも辞書は不可欠） 雰囲気や音楽は一級品。全編３Dではないのでスペックのないパソコンでも全然動かせるのも嬉しい 十分値段に見合うだけの体験ができるので英語が苦でない人は是非

今やクトゥルフ神話を題材としたゲームは数多い。それも一つのジャンルに限った話ではない。振り撒かれた狂気は広範囲に及び、それ自身が語るのも憚られる奇怪な神々の触手となって人々を新たな堕落へと導き続けているのである。 しかし彼等の持つ魔力がいかに人類を汚染しようとも、真にラヴクラフト的な作品が生み出される事は殆ど無い。それ故、ラヴクラフティアン、或いは古い洋館や唾棄すべき祭祀の恐ろしい悪夢に夜毎うなされている者達は常にそれを探し求めているのだ。 そしてこの"Darkness Within"はまさに彼等にとっての銀の鍵と言えよう。 詳しいゲーム内容については、公式の紹介分に譲るとして、一つ注意しておきたいのは日本語に対応していないという事。作品の性質上、適当に文を読み飛ばしてフィーリングで……というわけにはいかないので外語の長文を読む必要がある。そうは言ってもスピードが求められるゲームではないし字幕はきっちり出るので、辞書を引きながらのプレイも十分可能だ。そしてそれをするだけの価値があるのは上述のとおりである。 まあそんなこんなで何が言いたいかと言うと、クトゥルフ物の作品ってたくさん作られてるけど本格的なラヴクラフト風となると珍しいしこれは出来が良いからオススメ。 でも日本語はないから注意ね！ ってことです。