Adventurer Manager のレビュー

マイクロマネージメントを強いられる、無能マネージャー体験ゲーム

ダンジョンクロールRPG。 邪悪な魔法使いMirajに襲撃されている王国の国王が多くの冒険者を雇いそれに対抗していく内容だ。 ゲームタイトルにManagerとあるが、ダンジョンクロールRPGをベースにクラフトや自動探索、街の防衛、引退など様々な要素を付け加えたイメージに近い。 [キャラ育成] スキルやステータスは自由にリスペックでき、ダンジョン探索でレベルを上げて成長させる他に大学で金と時間をかけて特殊能力を習得できる。 また、年老いたキャラを引退させると他のキャラに能力の一部を引き継がせることができる。複数のキャラを引退させて1つのキャラに引き継がせるとスーパーキャラが誕生する。なお、キャラを引退させない場合は90歳を超えると寿命で死んでいく。 [戦闘] 様々な種族とクラスの組合せにより戦略の幅のある戦闘になっていると思うかもしれないが、戦闘の自由度は低い。 タンク役が挑発で敵の攻撃を集めている間に後衛の火力で敵を殲滅するという戦い方が基本になっているからだ。その他の戦い方もできなくはないと思うが安定性は低いと思う。そのため、最初から最後までこの戦い方になりがちだ。 [自動探索] このゲームではプレイヤーが手動操作しなくても自動でダンジョン探索させることができる。ただし、アイテムはLegendaryまでしか手に入らない。 [アイテム] レアレティは Common < Uncommon < Rare < Legendary < Mythical となる。 この他にボスドロップ品として Unique < Mythical Unique がある。 [クラフト] Legendaryまでのアイテムをクラフトできる。 いらないアイテムをリサイクルするとクラフトの素材になるので、それを貯めてジェムと一緒に使えば不足な装備を補うには十分なアイテムをクラフトすることが可能だ。ただし、鍛冶屋のレベルを上げないと低級品しかできないので、余裕があったら何かクラフトして鍛冶屋のレベルを上げておくことが必要だ。 [侵略軍] 定期的に敵の侵略軍が出現して街を襲撃しようとする。撃退することができなかった場合に街は襲撃されてしばらく入ることができなくなる。当然、街の友好度も低下する。 [UI] 多くのキャラやアイテムを扱うゲームにしてはUIは値段相応に貧弱だ。 特にアイテムについてのUIは、多くのアイテムの情報を同時に表示できないので非常に不便だ。いちいちスクロールさせないと見れないアイテムがあり、1つのアイテムを移動させると、並びが変わってしまう変な仕様になっているので使いづらい。1度に表示させるアイテムの数を多くソートを細かくできれば良かったのにと思う。多くのキャラを育成しているとアイテム管理が大変で、冒険者よりもアイテムを管理するゲームのように思えてしまう。 [DLC] ひたすらダンジョンを攻略していく内容だ。本編よりも強い敵が登場し強い装備が手に入るが、レベルキャップはLv50のままだ。 また、本編の鍛冶屋よりも強い装備をクラフトできる鍛冶屋がいる。 様々な要素を詰め込んであるが、各要素1つ1つは薄く値段相応といったところだ。RPG以外のSLG的なものを期待すると後悔するかもしれない。ただし、あくまでキャラ育成を軸にしているので、多くのキャラを少しずつ育てていくことに喜びを感じる人なら楽しめると思う。16キャラ4パーティーをローテーション組んで育てていくのはなかなか楽しめた。ドット絵なアートワークとコミカルな雰囲気も悪くはない。 値段相応のチープさを許容でき、キャラ育成が好きならオススメのゲームだと思う。

名前の割にはあまりマネージメントするゲームでは無い。実際には、キャラクターを操作してダンジョンクリアーして成長させてアイテム集めて行くごく普通のターン制コマンドRPGだった。 アイテム収集や成長システムなどが充実してたため、期待してた物とはかなり違うゲーム性ではあったものの、そこそこ面白かった。ただ、結局はどこまで行っても単純なコマンドRPGであって、その面白さには深みや広がりはない。 基本システムとしては、冒険者を雇ってクエストをクリアーして行き、クエストによって得られる報酬を使って冒険者を強化していく流れになる。 冒険者は大量に雇う事が出来るので、複数のパーティーを編成して自動で幾つかのクエストをこなす事も出来る。ただし、このゲームでは経験値やアイテムなどを稼ぐためのサブクエストは自動で行う事が出来るが、ストーリーを進めるためのメインクエストは必ず手動でプレイしなければならない。その為、複数パーティーを管理出来るとは言っても、二軍以降のパーティーは単にアイテムと金を稼ぐために自動で放置しておくだけと言った存在になる。 メインクエストの選択には自由度が無くクエスト1をクリアーしたらクエスト2が現れると言った単純な形式であり、ストーリーもダイアログで説明されるだけである。クエストの内容も毎回同じで、ダンジョンに行って三匹のボスを倒すだけと言う代物。サブクエストに至っては、クリアーしたメインクエストまでのLVに応じた難易度のクエストが並ぶだけでストーリーも何も無い。 ここまでの説明ではまるでこのゲームにはなんの面白さも存在しないように感じるかもしれないが、そうでもない。 このゲームで面白い点の一つはアイテムの豊富さにある。アイテムに付加された能力が非常に多彩で、一度のクエストで大量にアイテムが手に入るので、それの選別作業は意外に楽しい。複数のパーティーを使って幾つものクエストをクリアーした後などは、逆にあまりにものアイテムの多さにうんざりする程になる。 また他にも、キャラクターのスキル選択や、能力値の割り振り、アイテムの製作や城の増築(全キャラ経験値アップなどのボーナスが付く)など、細かな強化システムが用意されているので、それらのシステムを理解するまでの試行錯誤なども楽しい。ただ、どのシステムもかなり単純なため、ゲーム内での意味が理解できてしまうと後は機械的に繰り返すだけにもなる。 戦闘ではキャラクターのLVにもよるが、毎回それなりに緊張感のある戦闘が出来る様になっている。単に「たたかう」を連打すれば済むと言った戦闘ではなく、きちんとパーティーのクラス構成やスキルの意味が用意されている。 まとめるとこのゲームは、極めて単調なクエスト/ストーリーの上に細かな成長システムを乗せて、大量のドロップアイテムを付け加えたバランスの良いコマンドRPGと言う事になる。自動でクリアー出来るサブクエストがあるので経験値稼ぎなどに時間を取られる事は無いが、それでもクリアーまでは20時間程度はかかる。アイテム収集にしろ細かな成長システムにせよ、結局の所単純なゲーム性なので、20時間どっぷり楽しめるだけの中身があるとは言い難い。これが10時間のゲームならクリアー後も満足感が残ったかもしれないが、多少長すぎたように感じる。全く面白く無かったわけではないのでオススメしないとは言わないが、期待感をかなり下げてプレイしないと危険なゲームである事は確か。その様な言い訳を踏まえた上でのオススメとしておく。

薦めるか薦めないかでいうと、正直なところ悩みどころではある。 ぶっちゃけ、プレイしようと思えばできる。安っぽいドッド絵風（種族によって雑に伸び縮みしたりする）のグラフィックに、コマンド式のRPGで、課題のダンジョンをクリアしたり、あるいは自動的に探索するダンジョンにパーティーを潜りこませ、成長したり、装備をかき集めていく形となる。 『Adventurer Manager』という名前らしく、パーティーメンバーをマネージする要素が無いわけではない。パーティーには、スタミナという概念が存在していて、ダンジョンに何度も入っていると、このスタミナが消耗し、だんだんと力を発揮できなくなる。また、施設として、大学というのが存在し、ここで、新しいスキルを得ることによって、自動探索や、通常の攻略を有利に進めることができるようになる。 なんだかじわじわと「面白くなるのかな」という気がして、続けてはみるものの、やはりなんだかしけたポテトチップのように、あまり面白くはならない。それは当然で、ただ同じことを繰り返すバトルの単純さ、そしてどれとどれを組みあわせると有利になるか、みたいな部分がなく、あまり工夫することのできない育成、そして代りばえしない装備だ。つまり、あまり盛りあがる部分が少く、のっぺりとしたプレイになることは否めない。 ただ、その分、だらだらやる分にはそれなりには時間を潰せるゲームだったりする。とはいえ、強烈な面白いという体験を求めるのには、あまりおすすめはしない。

あんまりマネージしてない いきなりですがまあこのゲーム基本のハクスラ部分が楽しさの9割かなと ゲームの概要としては悪い魔法使いに種族ごとに分断された王国で 各種族の問題を解決していって王国を統一しボスである悪い魔法使いを倒す というものになってるのですが クエストは上下左右に繋がった部屋で構成されたダンジョンで敵を倒すだけのもの 配置は固定でメインボスにサブボス二体という構成も一緒 4人パーティでステータスや戦闘などはほぼ見たことのあるハクスラ系 メインストーリーも一本道で新鮮味に乏しいといわざるを得ません 種族ごとに友好度がありクエストをこなすごとにクラスがアンロックされるのですが 他に何のメリットあるのかよくわからない マネージャーとしての自分のレベルも意味がよくわからない この辺は理解力不足だとは思いますが… またマネージしてないというのはメインクエストは手動で攻略する必要があること その他のオートのパーティは本当にバックグラウンドでファーミングしてるだけというかんじになること 定期的に襲撃があるけれども迎撃パーティ依存の強さなので詰み要素がないこと いろんな施設や訓練は出来るけどそれも別に普通のRPGでもという感想に いろいろ要素は詰め込んであるけど全部突っ込んで見ましたと言う感覚はぬぐえないものがあります 時間制限や詰み要素を気にしながらのカツカツプレイには向いてないでしょう キャラが死んだら復活しないironmanモードもありますので最初からそっちのほうが緊張感があるかもしれません さて厳しいことばかりでなんでおすすめかといえば何だかんだで遊べたんですよね… レベル上げとアイテム収集と選択で悩むそれだけでクリアまで持たせたという感じですが ハクスラってそういうもんですよね