VirtuaVerse のレビュー

このゲームはプレイヤーを選びます。 私の総評は「good」ですが、人によってはそうならないと思います。 なんと言っても謎解きが難しい！ ところどころ日記機能でヒントを得られますが、難問に限ってヒントは得られない印象です。 とにかく調べられること、できることは全部やる必要があります。 人によってはこのストレスで飽きてしまうかもしれません。 実際私は、一部の「謎かけ」ポイントで理解することができないまま、偶然攻略してしまいました。 とはいっても全体的には面白いです。難しい問題も達成できた時の快感は病みつきでした。 そして何と言っても世界観が良い！ サイバーパンク好きな人なら誰もが魅了されるグラフィック、色使い。 そして耳に残る強烈なシンセミュージック。 シナリオもザ・サイバーパンクといった感じです。 私はゲーム性以上にこれらの要素がとても気に入り、楽しんでプレイできました。 グラフィックやミュージックに惹かれるモノを感じた方であれば、最後まで満足して楽しめると思います！

８時間程度でクリア、バッド評価も正直わかる。 自分はストーリーモードでやったからまだましだったが、やはり結構理不尽な謎解きが多いというか、「そんな所にそんなキーアイテムがあるなんてわかるわけないだろ！」という場面がかなり多かった（例えば、大したネタバレでもないが一応隠すけど、　[spoiler]バンドメンバーが読んでる漫画の表紙にヒントが隠されていて、それを見ないと先に進めないとか [/spoiler]） ただ世界観やゲーム内のサイバーパンクなビジュアルは最高に素晴らしかった。サンプルムービー等を見て気になった人は、セールの時なら全然買ってもいいと思う。 ストーリーは終わり方には納得がいかないがまあまずまずだった。 素晴らしいドットアートのサイバーパンク世界を探索し、旅に出たりしてそれらを堪能したいならとてもおすすめだが、脱出ゲーが好きで買うならおすすめしない。 次回作が出たら買うかもしれないが、この難易度にするなら行ったことのある店や部屋や場所に飛べるクイックトラベル機能は絶対に必要だと思った。

人の生活にVR（バーチャルリアリティ）が根付く近未来を舞台にしたアドベーチャーゲーム。 主人公は行方不明になった恋人を探すために街に出向く。そこはVR漬けになったホームレスがいる、違法ドラックの店があるなど混沌とした場所。 情報だけでなく、人の行動など全てがネットワークで管理されているが、その中で麻薬など裏の世界では、ネットから逃れる方法として「フロッピーディスクに記録して直接渡す」方法で情報交換する、だから過去PCが重宝される。 VRが根付いた世界でレトロPCが重要な役割を果たすという、[b]この物語のテーマは「時代錯誤」[/b]だ。ドット絵で描かれるのも、その時代錯誤を主張しているかのようだ。 ただし、アドベーチャーゲームとして難易度はかなり高く、1つ1つのセリフを細かく把握しないとクリアは困難となる。

ドット絵・SFのゲームです。 そういう雰囲気が好きな人は楽しめます。 しかし、ゲームの攻略はとても難解です。 私は中盤からどう進めるかわからず、こちらの記事を参考に進めてました。 https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2095980149 英語ですが、動画もあるので最後までいけると思います。 これをノーヒントでクリアした人に尊敬するほどの難しさでした。 達成感はあると思うので謎解きが好きな人は是非。

　このゲームをクリアしたので投稿。 探索を主体としたゲームはあまりしてません。 [h1]きっかけ[/h1] PerturbatorやDan Terminus といったシンセウェーブ音楽で人気のあるアーティストのレーベルの ゲーム作品ということで気になっていました。 [h1]ゲーム性[/h1] 　デバイスやAVRゴーグルを駆使してホログラムで隠されたアイテムや手掛かりを探したり、 手に入れたアイテムを活用し組み合わせるなどすることで、 突破口を作ったり騒動を起こせるので結果的に楽しいものとなっていると思います。 　ただ、ヒントが少なく正直難しい方なのかなと思いました。 　アイテムの使用ミスで詰んでしまったりというのは結果的にないのでそこは安心です。 [h1]世界観[/h1] 　どしゃ降りの雨に包まれた煌々しい近未来都市に、散乱したゴミや飛び回るドローン、 ネオンやホログラムと寿司など、サイバーパンクとしてはディテールがきめ細かいです。 　他にも、『ブレードランナー2049』で見たような機械の墓場と化した砂漠や、 ローテクが普及している山里、ホログラムのオーロラが見れる雪原といったロケーションもあります。 　BGMも結構良いです。 　

[h1]※最初からガイドを片手に進めましょう[/h1] サイバーパンクなアドベンチャーゲームです。 美しいドット絵が非常によく動いてくれます。 シンセサウンドが大いにフィーチャーされた音楽も最高。 世界観も最初から最後まで自分好み。 難易度は… ヤクをキメるかパーマネントリアリティの住人でないとノーヒントでのクリアは途方もない時間がかかること必至。どう頑張ってもその発想には至らない…となる謎解きの連続で、ヒントもほぼ無し。 ということでコミュニティ有志制作のガイドを片手に最後まで進めました。 実績埋めは1周で終わります。

ＰＶのサイバーパンクが好きになり購入しました 残念なことに中盤から個人的にサーバーパンク感が感じられず、Ｂ級ＳＦ映画を見せられているような感覚でした。 謎解きというよりパズルゲームに近いです、次の行動もほぼ指示されないため何をしたらいいか全くわからなくなります ポインターも小さく作られているため、一度ポイントを見逃すと何時間も同じところをぐるぐるさせられます。 移動速度が遅すぎるのもストレスを感じました。 行動を間違えると死亡してしまうようなギミックがあってもよかったかなーと。 前半だけは間違いなく記憶に残るゲームです

[h1]見事なグラフィック、素晴らしいサウンド、抜きん出たアイデアの輝く作品だが……[/h1] 　トレイラーやキービジュアルで見られるギブスンのえがく仁清のような美しい表現や、ARゴーグルによってがらりと切り替わる世界と、切り替わった後の世界を常として生きる人々。 　ストアページの動画ではっきりと伝わってくるこうした魅力は裏切られることなく、どのシーンも見事な表現で彩られています。 　そういった表現を鑑賞するのには素晴らしい体験が得られることは保障します。 　ただ、残念ながらこれをゲームとしてどうか、といわれれば…… [h1]没入感を欠くゲーム体験[/h1] 　中身はポイントアンドクリックとインベントリパズルが組み合わさったゲームなのですが、ゲームの提供する情報のレベルに一貫性がないためプレイヤーは常に翻弄され続けます。 　手の届かない場所にあるアイテムを無視していい場面があり、なんとか登らなければいけない場面がある。 　手に入れた道具を普通ではしない方法で利用する場面があり、当然の用途で組み合わせる場面がある。 　インベントリの中にあって使用しないアイテムがあり、持っていなければ進行できない場面がある。 　現実世界の情報がそのまま役に立つ場面があり、ゲーム内では読み替えが必要な場面がある。 　推理で解く場面があり、ほとんど総当たりが必要になる場面がある。 　登場人物の言葉やログによるガイダンスがもうすこし正確ならよいのですが、上記のように総当たりと直感とゲーム内の動線とでどれを使うべきなのかがあやふやなので、プレイヤーは常にどこまで考える必要があるのかを悩まなければならない。 　要は常に「ゲームの提供する情報がイマイチ信用できない」という致命的な不信感につきまとわれます。 　ゲームのいうことが信じられないということは、最終的にはインベントリの組み合わせをぜんぶ試し、インタラクト可能なポイントごとに手持ちのアイテムを全てぶつけ、会話ダイアログはぜんぶ洗う、をする必要があり、これ詰まる度にする？　と自問したあたりでウォークスルーを検索することになります。 　このあたりの要素が少々厳しくゲームとしてオススメするのは難しい。 　とはいえそれでこの美しい世界がスポイルされることはありませんので、ウォークスルーなど見ながら物語をなぞるつもりで遊んでみるとよいと思います。 　voteは迷ったのですが、作品としてはオススメです。

サイバーパンク探索アドベンチャー。 AVRが生活基盤に根付く未来。突然失踪した彼女を探すハッカーが主人公。 サイバーギャング、ハッカー集団、呪術師、軍隊等様々な人物達と対峙しながら物語は進む。 彼女は何故、失踪したのか？VirtuaVerseとは何なのか？ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 退廃的近未来感を演出する映像・BGM・細かい動作が素晴らしい。 PC周辺環境に詳しい方なら、専門用語・アイテム等で躓かずにスムーズに進行するのではないか。 ゲーム自体は非常に高難易度。かつ、訪れたエリアを横断的に物語が進むため、 一つのアイテムを取り逃すと、かなり手戻りが発生する。 また、突拍子もないアイテムの組合せを要求されることもあり、総当たりを試した場面もあった。 ゆっくり時間をかけながらの進行がおススメ。 ※日本語サポートが６月末頃にリリースとのこと。 英語が不安な方はそこまで待つのも手。

[h1][b]「社会とは、役人や警察が看守の役割をする精神病院である」 ーアウグスト・ストリンドベリ[/b][/h1] [h1]ストーリー[/h1] ＡＩによって統合され、人々が拡張現実を通して世界を見るようになった近未来。 違法ハードウェアの密売を生業にするネイサンは、朝起きると恋人であるアーティストのジェイが姿を消していることに気づく。ジェイを探すためネオン煌めく街に繰り出したネイサンを待っていたものとは…。 [h1]概要[/h1] サイバーパンク世界を舞台にしたＡＤＶ。 プレイヤーは主人公ネイサンとなり、恋人ジェイを探すため違法ハッカーやアウトロー、ローテク・カルト教団らのいる未来世界を旅するというのが、主な流れである。 プレイシステムとしてはポイント＆クリック方式を採用しており、画面上のオブジェクトをクリックして主人公ネイサンに「調べる」「話す」「取る」「使う」といった動作をさせるもので、インベントリ上のアイテムを用いながら謎を解いてストーリーを展開させていく。 謎解きに関しては、やや難易度が高いためネイサンの独白や登場キャラクターの言動、ジャーナルを注意深くチェックすることが求められる。 プレイ時間は８～１０時間。 進行はリニアだが、選択肢によって解除される実績に差異がある。 [h1]感想[/h1] 良くも悪くも非凡な、サイバーパンク闇鍋ゲーム。 「〝サイバーパンク〟と名のつく古今東西の名作珍作を自分流に料理してみました。さあ召し上がれ！」といった風情の『VirtuaVerse』は、はっきり言って人を選ぶと思う。古臭いポイント＆クリック方式、正気の人間が作ったとは思えないドット絵の未来世界、心の平安をかき乱すヘヴィメタ風８bitサウンド、など軽い気持ちで入ってきたプレイヤーを本作は意図的に締め出そうとする。 この『VirtuaVerse』が非力なデベロッパーによる妥協に満ちた作品であったなら、速やかにマーケットから淘汰されただろうが、そんな心配は無用だ。『VirtuaVerse』に充満する作り手の過剰とも言えるパッション、例えるなら[b]プレイヤーの襟首をつかんで無理やりＰＣ画面に叩きつける[/b]様なその勢いたるや、凡百のサイバーパンクＡＤＶの追随を許さない。それが本作の持つ独自性ともいえる。 繰り返すが、『VirtuaVerse』はプレイヤーを選ぶ。それでも本作の放つ強烈な熱量は、誘蛾灯のように命知らずなプレイヤーを引き付けることだろう。価格帯以上の満足は得られた。おススメである。 [h1]評価[/h1] 【GOOD】 ・独自性の強いストーリー、演出、世界観。 ・深みと意外性をもたらす謎解きギミック。 ・耳に焼き付いて離れない８bitサウンド。 ・非常にハイレベルな日本語ローカライズ。 【BAD】 ・世界観の説明が不十分なため唐突感のあるストーリー。 ・ノーヒントでは容易には解き明かせない謎解き。 ・同じロケーションを行き来することで生まれる倦怠。