Sword Legacy: Omen のレビュー

コンバットの最中に突然敵方は数回の攻撃を加えこちらに圧倒的なダメージをあたえます これではゲームは成立しません 時間の無駄でしょう製作者の意図が疑われます

アーサー王伝説をテーマにしたターンベースタクティカルコンバットRPG。 個性的な仲間達を率いて、敵方に捕らわれた姫の救出を目指す完全に一本道のゲーム展開。 粗い点も多かったが、インディゲーにしてはよく出来たゲームだと思う。 粗さとしては、特にバトル中の以下の点が目立った。 ・敵の行動パターンが単調（歩兵は接近して攻撃だけ、弓兵は移動しない） アクションポイントが無くなると移動も攻撃もできなくなるので、敵のステータスを確認し、敵のポイントがゼロになる位置でのガン待ちが有効過ぎてバトルが単調になりがちだった。 またoverwatchスキル（視界に入ったら自動攻撃）を使って、まず近づいてくる歩兵を倒し、 残った弓兵を後で倒すことで損害無しにバトルが終わることも多かった。 ・一部スキルが強すぎ（盗賊の連続攻撃スキル等） 盗賊の連続攻撃スキルは敵が防御や回避に成功しない限り、こちらの攻撃がヒットし続けるというもので、背後からの攻撃は初撃が100%命中してしまうため、ボス以外は大抵一回で倒れる。敵の盗賊も使ってくるためフェアではあるが、ちょっと性能が壊れている。 また魔術師マーリンの魔法はボス以外には100%効いてしまうようで、敵と自分の位置を交換するテレポートや、チャームなど、やりたい放題。 お粗末な点も多いが、キャラのアニメーションはこの手のゲームにしては優秀で、フィニッシュムーブでスローモーションになったり、キャラ固有のアクションがあったりと見ていて楽しい。また普通に進めれば実績が全解除されるので実績コレクターにはお勧めかも。 価格については内容相応、セールならお買い得といった感じ。 この手のゲーム好きにはちょっと簡単過ぎてつまらないかもしれないが、短いので長編ゲームの間の息抜きにどうぞ。

エンディングまでたどり着いたので書いてみます。 ストーリーは一本道で、（クリア後もプレイはできるものの）周回特典はありませんでした。 戦闘は、最大８ユニットから４ユニットを出撃させて戦うスタイル。 グリッドはスクエアで、ＺＯＣがないため、スルスル後衛までたどり着かれて痛い目に遭うこともしばしばありました。 またレベルの概念がなく、戦闘などで得られるParty Renownを消費して得たスキルや、装備で成長させる仕様なのですが、スキルも装備も４スロットずつしかないため、なかなか違いを出しにくいのも難点かと。 爆発する樽などのフィールドオブジェクトも、あまり使う機会がありませんでしたし。 苦手なオートセーブのみ仕様なのも（僕にとっては）減点材料でした。 と、少し厳しいことを書きましたが、ゲームの雰囲気は（英語が不自由でも）楽しめましたし、戦闘も慣れてからは楽しめたので、セールなどで安くなっている時などには良いのではないかと思います。