STEINS;GATE 0 のレビュー
定められた運命を変えるため、さまざまな世界線に干渉して最善の未来へとたどり着く。いわゆるタイムパラドックスやパラレルワールドといったSFさながらの世界観で、複雑ながらも奥深い物語が楽しめる『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』。
アプリID | 825630 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | MAGES. Inc. |
出版社 | Spike Chunsoft Co., Ltd. |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, 部分的なコントローラーサポート, Steam トレーディングカード, 携帯でリモートプレイ, タブレットでリモートプレイ |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 8 5月, 2018 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, Simplified Chinese, Japanese |

307 総評
278 ポジティブなレビュー
29 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
STEINS;GATE 0 は合計 307 件のレビューを獲得しており、そのうち 278 件が好評、29 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、STEINS;GATE 0 のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
2879 分
クラッシュさえ頻発しなければ神ゲー。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
5901 分
アニメだったか映画だったか忘れたけど、TrueEndの先にある共闘がとても好きだっただけに、少し物足りなく感じました。2025年にリメイク作品が出るとのことですので、そっちに期待。
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1555 分
まずアニメ無印を視聴しそれからアニメゼロを視聴。五年程経って記憶が薄れ始めてからゲーム両作を無印→ゼロの順番でプレイしました。
その結果、無印に関しては文句なしただただ素晴らしいの一言でしたが、ゼロに関しては思う所があったので書き残したいと思います。
アニメを見て、ストーリーの流れを知っている上でこのゲームを買うか迷っているという僕のような人に向けたレビューになります。
以下ネタバレ注意
これから自分が感じた違和感のようなものを書き残しますが、その原因の大半は先にアニメ版を見たことにあります。
ですからまず断っておくと本レビューに決して本作を貶す意図はありません。そもそもアニメが放映されたのは原作発売から二年半後。 前作である無印と比べても一年ほど多くストーリーラインをアニメ用に分かりやすく再構成する余裕がありました。
さらに言えばゼロは無印と違いDメールによる自発的な世界線変動が起こらずタイムリープでやり直すことも出来ないため、ゲーム原作の「ルート分岐」の表現が難しくなってしまい、結果としてアニメ版は原作の様々なルートを部分的に統合したオリジナルルートでストーリーが進行しました。
以上二つの理由から、シュタゲゼロの場合原作で一つ一つのルートを辿ってエンディングを見た後でトゥルーを見るよりも、アニメ版を見た方が話の流れが分かりやすく主人公の目的も鮮明で展開も劇的であるといった逆転現象が発生しています。
しかし逆に言えばそれはアニメ版が様々なルートの「いいとこどり」を成功させ綺麗にまとめていたということでもあるので、本作をプレイしたのにアニメ版を見てない方は絶対見て欲しいですし、アニメで省かれた様々な背景情報を確認する目的で本作をプレイするなら一切不満を抱くことは無いと思います。
さて長い前置きはここらにして、気になった点を2つほど上げます。
[b] 1. アマデウスの扱いが軽すぎる [/b]
本作のキーマンであり、前作のメインヒロインの残像である「アマデウス」。この超技術の存在は否が応でも世界中の関心を集め、存在し続ければ第三次世界大戦のキッカケになる悲しき業を背負っています。そのためアニメ版では真帆に並ぶメインヒロインの一角として描かれ、無印の時に経験した紅莉栖との別離をフラッシュバックさせるような劇的な別れ方をしました。
そんな経緯から最後の岡部とアマデウスのやり取りを想像して本作を進めていたのですが、結果としてどのルートにおいても「アマデウス」は岡部と会話すらしないままふっと消されることになります。
それどころか本人との会話は前半でほとんど終わってしまうので、中盤から最後まで「アマデウス」本人と印象的な接触をすることがないのです。
唯一真帆ルートは例外で「アマデウス」との別れに焦点を当てた素晴らしいシナリオではあるのですが、あくまで「真帆とアマデウスの別れ」を描いたシナリオであり、どのルートでも「アマデウス」との向き合い方に苦悩していた岡部とのやり取りが中盤からほぼ全く描かれていないのは少し残念なポイントでした。
ですから、本作の「アマデウス」を前作の紅莉栖、もしくはアニメ版「アマデウス」のような立ち位置だと認識していると少し期待外れな部分があるかもしれません。前提として本作では「アマデウス」に限らず、真帆ですらあまりメインヒロイン感がないというか、無印と比べてかなり「岡部視点」で進行するストーリーが減ったことで相対的に登場キャラクターのヒロイン要素が薄れているというのも原因の一つでしょう。
[b] 2. いくらなんでもトゥルールートが短すぎる [/b]
これは恐らくこのゲームをプレイした全プレイヤーが抱いた感想だと思います。無印のトゥルーと比べたらより顕著に感じるでしょう。
詳しい説明は省きますが、無印は少しの後日譚まで入ったこれぞトゥルーだと言わんばかりの胸が熱くなる展開の連続でした。
一方で今作はというと、「[spoiler] まゆりがタイムトラベルして、過去まゆりにビンタさせる [/spoiler]」(まゆりルートEDと同じ)という結末が決まっている性質上、現在の時間軸で岡部視点で話を拡張することは出来ず、結果として無印で登場したメールに添付するムービーを撮る瞬間まで時間が飛ぶことになります。その期間、約15年分の話が一切語られないので文量がとても少なくなっています。
一つ一つの個別ルートのボリュームが膨大だったというのもあり、トゥルーに突入し物語が終わる雰囲気を感じ始めた瞬間に急に放り出されてしまったような感覚に陥ってしまう部分が惜しかったです。
この点においても、アニメ最終話はまゆりがどうやって過去の自分にアプローチしたかについて追加で描かれ、そして岡部がタイムマシン試作機に乗る理由の丁寧な補足説明までなされているので、物語の終わりをゆっくり噛み締めたい人には是非おすすめします。
……とても長くなってしまいました。
文句を書き連ねた文章になってしまいましたが、最初に言った通り本作を貶す意図は全くありません。前作である無印の完成度の高さ、そしてアニメ版の納得のいくストーリー展開を知っているがゆえに生まれたいわば贅沢な悩みであり、本作がノベルゲームとして、タイムリープものとして、そして「シュタインズ・ゲート」に繋がる物語として最高に面白いのは一プレイヤーとして、一視聴者としても保証します。実際ルートは全くの別物とは言え、ストーリーの概要を最初からおおまかに知っているのにこんなにワクワクできるものなのかとプレイ中何度も驚かされました。
もしここまで読んだ上で買うのか悩んでいるのなら、このレビューを真に受けずにまずプレイしてみることをお勧めします。絶対に、絶対に後悔しないので。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的