Orwell: Ignorance is Strength のレビュー

Orwellの続編です 現在は全3部構成のうち1部のみがリリースされています 全編英語ですが、翻訳片手に読み進めても3日くらいあればクリアできるでしょう 1部はかいつまんで言うとある軍隊の兵士が姿を消したことを発端として 存在が明らかになった反政府メディアの主催者をあれやこれやの手を使い精神的に追い詰め、 活動をやめさせるのが目的のストーリーです 今回は個人情報を収集・アップロードするだけではなく、終盤では集めた情報をもとに作り上げた風説をばらまき、反政府メディアの気勢をそぐこともできます おすすめできる作品ですが、ゲームの形態になれるためにも前作からやったほうがいいとは思います 前作で題材になった事件とは時系列がほぼ同じようですし。

今作にはひとつのアップロードにつき10分の時間が経過するシステムが導入されているが、 必ずしもリアリティの助けになっているようには考えられない。 前作のシンプルで絶妙なゲームバランスと、プレイヤーの良心を試すようなストーリーテリングは、 部分的に崩れてしまっているように思う。 いろいろと不満を書いたが、前作プレイヤーにはおすすめしたい。 未プレイなら前作からプレイすることをおすすめする。 個人的には前作は間違いのない傑作で、今作はそれをベースにした、また別の発展的なテーマを持ったもののように思う。 また、（いちおう本日配信予定であるが）全エピソードが出揃うまで待ったほうがいいだろうと思う。 時間を空けずに没頭したほうがより楽しめるはず。