Gal*Gun: Double Peace のレビュー

[h3]おそらくシリーズ最高傑作 初プレイでも問題なし[/h3] タイムクライシスなど、すっかり見なくなってしまったレールシューティング。その敵がすべて美少女で、暴力表現の代わりにちょっぴりえっちなリアクションをしてくれる…みたいなゲーム。 シリーズを時系列順に並べると以下の通り。 ・ぎゃる☆がん りたーんず (初代リマスター) ・ぎゃる☆がん だぶるぴーす ・ぎゃる☆がんVR (外伝) ・ぎゃる☆がん2 最新作の2はシステムが少々異なりVR向けに仕上げられているので、シリーズ初プレイであればまずこの作品から入ることをおすすめします。前作(初代)は後からプレイしても問題なし。 [b]●レールシューティングとしてのクオリティは意外と手堅い[/b] [hr][/hr] その軟派なゲームデザインとは裏腹に、レールシューティングとしてのクオリティは丁寧にしっかりと作られています。 女の子を一発で昇天させる性感帯…もとい弱点があり、それを繋げることでスコアやボムのゲージを上げたり。 ズームと共に透視できる機能がついているが、女の子の衣服を透けさせるだけでなく、オブジェクトを透視して隠されたアイテムを見つけたり。 周回プレイに耐えうるルート分岐や、買い物によるスキル強化など、お約束のシステムは概ね搭載されています。それでいて遊び心地はわりとイイ感じ。 [b]●モブの一人ひとりにさえも専用のエンディングがある[/b] [hr][/hr] ヒロインだけでもわりと多くのルートやエンディングが用意されています。 さらにこの類のゲームには珍しく、(テンプレに当てはめただけの簡素なものですが)モブの一人ひとりにも専用のルートやエンディングが用意されています。ヒロイン攻略中に推しができた際に、マニアックに一人だけを追い続けるプレイも可能。 全員に細かなプロフィールが設定されていて、それに沿ったセリフをシューティングパートでも投げかけてくれていたり、とにかくキャラ設定が細かく行き届いているのが嬉しいところ。 [b]●えっちなゲームとして「わかってる」演出[/b] [hr][/hr] 基本的にはアホでえっちな雰囲気のゲームなので、とにかく都合の良いえっちハプニングが起こります。明るくて軽いノリが売り。 それでいてシューティングパートの視線移動がひたすらいやらしいのが「わかってる」感MAX。ベンチの下に潜り込んで見上げたり、天井裏やロッカーの中に隠れて覗いたり… このあたりの演出はこのゲームの唯一無二な部分です。間違いなく。 今となってはちょっと古めなモデリングも、この演出が唯一無二であるからこそ良く見える部分もあります。 [b]●周回プレイはちょっと面倒[/b] [hr][/hr] 豊富なルート分岐やエンディングが用意されているにもかかわらず、ミニゲームやメッセージをスキップできないのが難点。 セーブファイル自体は多数保管できるので、セーブ&ロードでなんとかしましょう。 何度も周回を重ねて実績全解除する頃には、次々と現れる女の子の性感帯を片っ端から正確にブチ抜き「何やってんだろ俺……」と妙な虚無感に襲われること請合いです。