An Octave Higher のレビュー
アプリID | 352780 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Kidalang |
出版社 | PLAYISM |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, アドベンチャー |
発売日 | 27 3月, 2015 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English |

1 総評
1 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
An Octave Higher は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
1130 分
魔法が日常的に使われている世界を舞台としたヴィジュアルノベル。
ジャンルはスチームパンク、ファンタジー。日本語非対応。
3人の登場人物の視点から語られる群像劇。
正直に言ってしまうと最初舐めていましたが、いざ蓋を開けてみたらめちゃくちゃ面白いファンタジーでした。たぶん見かけで損してますこのゲーム。
『An Octave Higher』の魅力についてですが、まず魔法に関する設定の作りこみが非常に凝っています。
例えば『An Octave Higher』の世界では空を飛ぶバスが登場しますが、ただ魔法で飛んでいるという描写ではなく、どういう原理で飛んでいるかまで説明があるのには普通に関心しました。
魔法が登場するお話は数あれど、その魔法の原理までを細かく作りこんでいるものは意外と少ない気がするので、こういうの好きな人にはたまらないと思います。
世界観の緻密さで言えばあの『fault』シリーズにも引けを取らないかも。
面白いと思ったのは、この世界は体内のマナを消費して魔法を行使しますが、マナは自然回復しないという点。マナポーションが無ければいずれ魔法が使えなくなってしまいますが、肝心のマナポーションは下級の労働者階級には手が届かない代物となっています。つまり貧富の差が同時に魔法の差にもなっています。この魔力の格差社会という構図は『An Octave Higher』の物語において重要なファクターとなっています。
[b] 気になった点 [/b]
このゲームは3人の登場人物の視点から語られますが、1人だけクソ野郎がいます。主人公面してますがまじでクソです。嫌い過ぎてこいつの視点の話だけは読むのが苦痛でした。彼の脚本はもうちょっとどうにかならなかったのか...。Frederic、お前の事やぞ!
[b] その他 [/b]
・プレイ時間は約19時間ほど
・選択肢ありのマルチエンディング(6個)
・対応言語は英語のみ
・単個数は12万語(文庫本1冊分)
[b] 総評 [/b]
非常に重厚な魔法とファンタジーの世界が楽しめました。作風は少し古臭く感じるかもしれませんが、それ以上に読者を引き込む物語の魅力が本作にはあると思います。セール時は230円くらい(2023/2時点)で買えるので、ファンタジー・魔法が好きな人にオススメです。
『An Octave Higher』の数十年前を描いた前日譚『One Small Fire At A Time』を先に読んでおくと、本作を150%楽しめるのでこちらもオススメ!
https://store.steampowered.com/app/476410/One_Small_Fire_At_A_Time/
👍 : 10 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
809 分
舞台は、誰もが魔法を使う能力を持つ世界。
オーヴァーチュアという名の街では、貴族階級と資本家階級が魔法の恩恵を受けて快適な毎日を過ごす一方、労働者階級は魔法を使うためのポーションを容易に手に入れられず、苦しい生活を強いられていた。
この街で暮らす三人の主人公――傲岸不遜な貴族階級の御曹司フレデリック、魔法を研究する学院の生徒フランツ、工場で働く労働者階級の少女エリーゼ。彼らの出会いは、オーヴァーチュアにどのような未来をもたらすのだろうか。
ジャンルはオーソドックスなビジュアルノベル。[b][u]テキストは英語のみで日本語なし[/u][/b]。音声はありません。
所要時間は読むスピードにもよりますが、おおむね1周目に約5時間。実績コンプリート(全エンディング+おまけシナリオクリア)までは、ガイドを見ながらプレイして約10時間といったところでしょうか。
セーブ・ロードに既読スキップ、CGギャラリーと一般的な機能は用意されています。
内容面では、作り込まれた世界設定が魅力的でした。空を飛ぶバスを始め日常生活の隅々まで魔法が入り込んでいる様子、体系化された魔法の仕組み、魔法を使ったスポーツの試合風景などが生き生きと描かれ、読んでいてとても楽しかったです。
それから、二部構成の第二部で意外な方向にストーリーが展開するのも、狙いとしては大変面白いと思いました。
しかし、一部の人物描写には違和感を覚えました。あるキャラクターは、身勝手な行動により他人の運命を大きくねじ曲げてしまうのですが、そのことで罰されることも反省することもないまま物語が進み、最終的にはなんだかいい奴っぽくまとめられてしまいます。それがどうしても納得できず、トゥルーエンディングの感慨も台無しでした。
この点が大きく引っ掛かったのと、日本語非対応ということも考慮して「おすすめしません」にしました。しかし、他のプレイヤーの評価は高いようですし、力の入った作品であることに疑いはありません。頻繁に75%オフセールも行われているようですので、気になった方はプレイしてみてください。
👍 : 25 |
😃 : 0
否定的