Mad Games Tycoon のレビュー
1980年代初頭の小さなガレージを舞台に、あなただけのゲームスタジオを結成しよう。ゲームのアイデアを練り、チームを作り、メガヒットゲームを開発しよう。新しいテクノロジーを研究し、スタッフを教育し、オフィススペースをアップグレードして、小さなガレージから巨大なビルへ。ビジネスを拡大し、ビデオゲームの世界市場を制覇しよう!
アプリID | 341000 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Eggcode |
出版社 | Eggcode |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績 |
ジャンル | カジュアル, インディー, ストラテジー, シミュレーション |
発売日 | 13 9月, 2016 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | English, Portuguese - Brazil, French, Italian, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Japanese, Russian, Korean, Turkish, Bulgarian, Czech, Dutch, Hungarian, Polish, Portuguese - Portugal |

28 総評
25 ポジティブなレビュー
3 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア
Mad Games Tycoon は合計 28 件のレビューを獲得しており、そのうち 25 件が好評、3 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Mad Games Tycoon のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
7342 分
日本語対応されていてシンプルに楽しめそうだなと思い買ってみたら思いの外、寝食を忘れてどっぷりはまり込んでしまいました。
ノーマルを終え、ハードのプレイも落ち着いてきたのでレビューします。
【pros】
・パフォーマンスの良さ。CPUがi3、メモリ8GBでメモ帳や電卓をマルチタスクしてもスムーズに動く。ただし巨大なオフィスビルを買ってスタッフ150人を超えると流石に処理落ちするので注意。
・試行錯誤というやり込み要素の楽しさ。ゲーム一つでもジャンルや題材など一つでも違う要素があれば売り上げやレビューが変わってしまう多彩さ。
・ゲーム業界のことを少し学習できる。ジャンル発祥の国や各国の公用語など地理にも少し詳しくなれる。
・Hard以降の難易度もやりごたえがあり、少しの失敗が会社の倒産につながる緊張感がある。
【cons】
・ゲーム本編は1980-2017まで。公式には新規ハードや機能など時代に沿ってアップデートしてほしかった。
・外注契約の自動モードは納期に間に合わないものでも受けてしまう。罰金でストップするので注意。
・研究部門の自動モードはコンシューマ機に適用されず手動で膨大な項目数をクリックするハメになる
・Brazilの公用語(language)はポルトガル語だけどゲーム中には存在しない。ゲーム中ではスペイン語(Spanish)圏内と思われる。言語の扱いに疑問がある。
【これからプレイする方へ】
メモ帳かExcelを開いて記録しながらプレイしましょう。自分だけの攻略本を作りながら試行錯誤するのがこのゲームの魅力です。
👍 : 3 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
493 分
ゲーム開発は茨の道だ。大量の金と人員と時間。そしてロマンを注ぎ込んだ結晶を
「まるでロバの糞とウォッカを混ぜあわせて1年間常温で放置したもの」と評されることもザラだ
妥協の産物がダイヤモンドと評されることも。
Mad Games Tycoonはそんな伏魔殿であるゲーム業界を舞台にした経営シミュレーションだ。
遊園地、ジェットコースター、動物園、南の楽園。経営シミュレーションの舞台は多岐にわたっているが
ゲーム業界はそれら従来とは一線を画している。この業界は安定という言葉から大きくかけ離れている。
ヒット作の続編がクソゲー化。高額の版権を買い取ったゲームが糞ゲー化。実にリアル
去年のヒットメーカーが来年銀行にペコペコ頭を下げているなんてことは日常茶飯事。実にリアル
思い通りになかなかいかない世界だからこそ思い通りにいったときはとても嬉しい。
時代に応じてめまぐるしく変わるゲーム業界をしたたかに生き抜こう。
👍 : 24 |
😃 : 8
肯定的
プレイ時間:
629 分
架空の1980年代、小さなガレージで自分一人から始めると言う「ゲーム作ろう系SLG」
ベースであるゲームはスマフォの「ゲーム発展国」や
テックウィン時代の「ゲーム発展途上国」あたりが近いゲームにあたり、
ここらへんのゲームをやっていればある程度はすんなり入り込めるかと。
前に挙げた二つとの相違点は、まずは「ゲームエンジン」の概念である
ぶっちゃけ、序盤は自社ゲームエンジンのアップデートでメシの種を稼いでいく事がメインになる、
と言うかB級ゲームだと急激にレビュー評価がシビアになっていくので
技術のアップデートをエンジンに反映しながら自社エンジンと外注で稼いでいく、と言うのが序盤のメインとなる。
種銭をそこそこ作って、ジリ貧にならんようにゲームを作りながら技術のアップデートと地味に序盤は忙しいのである。
それなりの規模のゲームで稼げるようになると、中盤後半以降は自社開発+パブリッシング業務や、
前述のゲームには無かった「MMOジャンル」と言う要素も作れるようになる、
サーバールームを設置して課金額を決めて、さらには更新やアドオンを作って・・・と言う要素である
うまくアドオン開発タイミングのコツを掴まないとユーザー失速と同時にアドオンの完成が間に合わず・・・と言うケースもあるので
上手く立ち回らないと開発資金の無駄遣いになると言うスリル、スパイス要素があったりするのも良し。
もう一つの花形要素としては「部屋割り」や「機材配置」などで
効率化や趣味に走った開発部署をデコレーションや、
開発スタッフが求める家具、設備などをを配置しての効率化であり
ユーザーの個性が出たり、ギッチギチの効率化に走るプレイヤーが出たりと個性が色々と出る部分もある。
長所としては「ゲーム制作系SLGとして早期アクセスの段階でここまでできている事」
「スタッフのぼやき以外の日本語化はかなり進んでいるので日本語で遊べる」
「パロディメーカーやハードのネーミングがちょっとおもしろい」
つまりはハマってしまうと大元のゲームのようにガシガシ遊べる程すげー面白いのではあるのだが・・・
やはり短所としては「難易度がやや優しめ」
序盤~中盤あたりでの変な所でデッドロックにはまらない限りは
コツさえ掴めばトントン拍子で利益を稼げるMMO運営まで行ける為、ここが欠点にもなるかなーと
個人的要望としては立身出世シナリオ以外にも
「赤字経営化しているスタジオを立て直せ!」みたいなシナリオゲームの実装、
「開始タイミングの設定、初期からソーシャルゲームやアプリゲームの開発」など
もっと色々と広がって欲しい所があるので期待はしています。
👍 : 9 |
😃 : 2
肯定的
プレイ時間:
29430 分
良い点
[olist]
[*]オフィスの設計とインテリアデザインが可能である。
[*]海外のメーカーながら日本語対応で翻訳もほぼ問題ないところ。
[*]ゲームエンジンの製作販売ができる。
[*]自社コンソール開発ができる。
[*]パブリッシング業務ができる。
[*]課金系ゲーム製作ができる。
[*]MMO系ゲーム製作ができる。
[*]パロディーメーカー名やパロディーコンソール名が面白い。(特にハード名を知っている人ならなおさら面白い。世界で一番売れなかったゲームコンソールのパロディーまで対応済み。有名なゲーム製作者の名前のパロディーもある。日本人で世界的に有名な[spoiler] マ○オ・マ○オとリ○ク[/spoiler]の製作者のパロディーで登場する。)
[/olist]
悪い点
[olist]
[*]スタッフのぼやきが日本語表示されないこと。
[*]スタッフの数が増えると割り当てが大変である。
[*]シナリオモードがないところ。
総評
[list]
[*]相対的に考えてこのゲームはとても満足できる。
[*]悪い点で上げたがシナリオモードも存在しているならば文句無いが、そこが一番惜しいところである。
[*]良い点で上げたが海外メーカーで翻訳に問題ないのはとてもいい所である。
[*]またゲームパロディーがしっかり出来ているので、コンソールの歴史を知っておくととても楽しめる。
[/list]
👍 : 10 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1908 分
同系統のゲームはPSの『ゲームソフトをつくろう』しかプレイした事がないので比較はできないが、非常に面白かった。
2/1現在、アーリーアクセスではあるが概ね不足なく作られている為、経営シミュレーションが好きな人は買ってみても損はないと思う。ただし難易度はノーマル以上でもかなり簡単なので、試行錯誤して何とかギリギリやりくりしていくのが好きな人にはあまり向かないかもしれない。
・良かった点
ゲームソフトだけでなく、ソフト開発エンジンも作れる。
そしてそのエンジンを他社が使用すればロイヤリティを受け取れる。何ならそれだけで自社を発展させていく可能である。脳内RPでそういう設定の会社として、エンジンを作りまくって生計を立てていくのもなかなかオツなものだ。どいつもこいつも我が社のエンジン使いやがって……愛い奴らめ。なんてちょっと思う。
さらにデベロッパーとしてだけでなくパブリッシャーになる事もできる。
これは正直、ゲームバランスを崩してる要因でもあるのだが、どれだけ搾取されていたのか感じる事ができて諸行無常を感じる事ができる。あと支配者になった感。何しろそれまでは100万本売り上げても500万ドルとかせいぜいその辺までしか儲からなかったものが自社で販売した瞬間に純利数千万ドルまで跳ね上がる。この売り上げを初め見た時は何とも複雑な気分になったものだ。
だが爽快感もある。これだけあれば何でもできるではないかふはははー! そんな気分。我が社が成功の道を歩み始める瞬間である。
さらにさらに、ゲーム機だって作る事ができる。
実はこのゲーム、架空の1980年代からスタートして年代が進むにつれてファ●コンやらプ●ステやらどこかで聞いた事あるようなゲーム機が登場しては生産終了していくのだが、つまりそういった過去の名機と自社の本体を競わせる事もできるわけだ。ちょっと興奮する。
ただし歴史の名機がゲーム内で必ずしもシェアを取れるとは限らない。うちのスーフ●ミ……的なゲーム機は、シェア10%程度で終わった。虚しい。
・今後に期待する点
動画にもあるように、自社内のレイアウトを作る事ができるのだが(これ自体は非常に面白い。レイアウトを考えるだけで5時間とか平気で経過する)、「ホール」と訳されている部分(何の部屋でもない廊下部分など)に置ける物が少ないのがたまにきずである。
観葉植物、照明、シーリングファン、冷水器、ファイル棚、それくらい。もっと色々と飾りたい。その為、オサレなオフィスのホールみたいなものは作りづらい。一応、観葉植物と照明を使って模様のように作る事はできるけれども。
・悪かった点
上述したように、パブリッシャーになると完全にイージーモードと化すのがやや難点。とはいえ僕のようにテキトーにだらだらとRP重視で楽しむなら、ありがたくもあるのだが。
また最も大きなビルに移転すると、一番遠い視点にしても一画面に全てを収める事ができないのもちょっと不便かもしれない。が、これも「画面に収まりきれないほど大きい」と考えるとなかなか感慨深いものもあるにはあるので、何とも難しいところだと思う。
・まとめ
経営シミュレーション好きにはオススメできる。
ただ、2/1現在では最終目的みたいなものがないので、自分のやりたいゲーム会社を好きなようにやって満足したら終わりというプレイスタイルにならざるを得ない。その為、ステージクリア形式のようにプレイしたい人は避けた方がいいと思う。内政をだらだら楽しむのが好きな人向け。
👍 : 13 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
7039 分
最初は中々思うようにゲームが売れず、業績を伸ばすのが難しいように感じたが、
ユーザー製ガイドのwikiにある要素スライダーの最適値に合わせて開発すると
あっさりと高評価が付くようになり、すぐに大きいオフィスに移れる金額が稼げてしまう。
また、ゲームの評価の内、約10%程度が流行のジャンル・流行のトピックである、という点なため、
流行りモノでなく純粋に高品質なタイトル、というだけでは最高評価を得ることがおそらく出来ない。
常に流行通りのジャンルと題材で、メインジャンルに合うサブジャンルを組み合わせ、
ジャンルごとに決まった要素スライダーの最適値に合わせて黙々と開発を続ければ、
あっという間に最大のオフィスにも移れる。
つまりは例えば自分が好きなジャンルのゲームでひたすら高品質な物を作っていても質の割には売れない、という事になる。
自由度が高いのはオフィスの配置位なもので、
それにしたって社員が「アレが無いとダメだ、雇われてやらない」と言うせいで圧迫されるスペース。
売れるゲームは流行りモノ、ジャンルごとに決まりきった要素のバランス。
技術開発は決まった年月に開放され、研究が一通り済んでしまえば研究部門は仕事なし、
次の技術が開放されるまで放置するか適当な部署に人を移すハメになる。
自由度が高い、というレビューが多いが、とてもそうは感じられない。
ひたすら流行りモノを作っていくだけとしか言いようが無い。
目標などが設定されていない中でひたすら機械的に流行りモノを作り続けるのは楽しめない。
せめてシナリオモードで機種やジャンルなどを制限して限られたリソースで目標をクリアする形でないと長くプレイする楽しさがあまり感じられない。
また、人材の自動配置機能があるが、どう考えても適当な配置になっていて、
とりあえず空きだけ埋めたい、という時でもないと使いものにならない。
配置の優先順位を決めて、その部屋に必要な能力を自動チェックして配置するくらいが最低限。
(例えば音楽スタジオにスタッフを最優先配置する設定で、自動でサウンドが高いスタッフを配置する)
それが出来ない、もしくはそこまでするつもりがないならいっそ外したほうが良い。
👍 : 22 |
😃 : 1
否定的
プレイ時間:
1492 分
体一つで会社を立ち上げ、過酷なゲーム業界を生き残れ!
という感じのゲーム会社体感系シミュレーション。嬉しいことに日本語を標準実装しており、初見でも難なく遊ぶことが出来る。もちろんチュートリアルも完備だ。
プレイヤーはゲーム黎明期の大地に立ち、ゲーム業界の歴史に追従する形でゲームを進めていくことになる。おいこの行だけでゲーム3回言ったぞ。
ちなみに登場するハードは実在のものをモデルにしており、発売時期も実際の歴史と同じである。さすがに名前は違うが。
プレイヤーは社員を操作し、ゲームを作っていくのである。ただ、何の考えもなしにゲームを作っただけでは大体レビュアーに酷評され、「クソゲーオブザイヤー行きが相応しい」などと散々な評価を受けることになるだろう。
というか、まず一本ゲームを作らないと新しい機能がアンロックされないため、必然的にプレイヤーはゲーム開始時点で涙を飲んでクソゲーを開発しなければならない。南無。
ゲームを作るためには何はなくともお金が必要だ。ゲーム開始時点でははした金で作れるが、時代が進歩していくたびに開発費は高騰し、最終的には億単位の開発費が必要になってくる。金策はこのゲームでもっとも重要な要素の一つだ。
社員をアルバイトさせて小銭を稼いだり自社製エンジンを作って他の会社に売りつけたりして開発資金を貯めていこう。手っ取り早く銀行から借りるという方法もある。でも借金は返さなくちゃダメだぞ!
筆者は他のゲーム制作系シミュレーションをやったことはないのでこのゲームならではの特色というのはなんとも言えないが、個人的に良かったと持った部分、悪いと思った部分をピックアップしてみた。購入の際の参考にしてほしい。
*よかったところ
[list]
[*]好きなゲームが作れる
何と言ってもまずこれだ。自分で考えたゲームが発売され、世間の評価を受けて返ってくるというのはそれだけで楽しい物がある。
架空のゲームはもちろん、現実世界で日の目を見ること無く終わった作品の続編を作ることも可能だ。ロックマンDASH3とか……
(´;ω;`)
[*]メインジャンルとサブジャンル
ゲームを進めていくとサブジャンルという項目がアンロックされ、開発の際にジャンルを二つ組み合わせることが出来るようになる。この組み合わせによってコンボのようにゲーム評価が変わるのが面白かった。たとえばアクションとRPGを掛けあわせたりスポーツと経営SLGを掛けあわせたり…といった具合にだ。
[*]自社製品の開発
このゲームではエンジンなどを自社で開発し、それを他社に売ることも出来る。これが結構馬鹿にできない…というか、下手するとゲームよりも儲かるため、ゲーム開発ゲーなのにゲーム作らずひたすらエンジンの技術革新に取り組むという謎の現象が発生したりする。ここらへんのプレイバリューの懐の深さは個人的にツボだった。
[/list]
*わるいところ
[list]
[*]2015年以降の展開
先程も述べたように、このゲームは現実の歴史を元に作られている。となると必然的に問題が発生する。2015年以降、すなわち未来だ。筆者は2050年までしかプレイしていないが、この間、PS3や箱○、WiiUの後継機がお情け程度に2代ほど出た以外は特に新要素もなく、テクノロジーも進歩しないためどうにも持て余してしまう。一応好きにゲーム作ってるだけで楽しいは楽しいのだが……
[*]カメラワークの悪さ
カメラワークと言ったな、あれは嘘だ。というのもそもそもこのゲームには視点変更がない。なので表示の裏に社員が隠れたまま操作できなくなってしまうことが起こり、いちいち社員一覧画面から選択しなければならないという手間が発生してしまう。
[*]不動産関連
このゲーム、今使っている会社が手狭になったときには改築や増築…なんてことは出来ず、新しい不動産を購入しなければならない。まあそれはいい。その際最初から部屋を作りなおさなければならないのも面倒だがそれもいい。問題は、引越前に使用していたデスクなどの物品が、プレイヤーの了承なく勝手に売り払われることである。当然ながら売ったところで二束三文にしかならない上、もう一度購入し直すのにも費用がかかる。予算に余裕を持って引っ越したはずがこのせいで資金がカツカツになり、ゲーム開発に支障をきたすことがあるのである。
[/list]
とまあ、早期アクセスなためにまだまだ粗い部分はあるが、ゲーム作りの楽しみというものはふんだんに詰まっている作品である。
最高に面白いゲームを作りたい方、例えゲームの中といえどもロックマンDASH3等に陽の光を当てたい方には是非おすすめだ。
…え?字面がゲームゲームばっかりで頭がおかしくなりそう?大丈夫、筆者もだ。
👍 : 34 |
😃 : 10
肯定的
プレイ時間:
706 分
シムズ形式でキャラクターを動かして動作を指示しながらゲームを作っていくシミュレーション
従来のゲーム開発シミュに比べてキャラがいてトイレしたり背伸びしたりなどアニメーションがあり、
数字とのにらめっこにはなりにくいもちろんゲーム面もしっかりしており、技術力ばっかり高めてたらコストかさんで傾いたり
下請けをこなさずにソフトを発売しまくっているとあっという間に会社が潰れる絶妙なリアルさもある
とっかかりは良いがまだあまりゲーム中盤・終盤における要素やデザインは完成されていない
とはいいつつも時代の流行を追っかけながら開発を進めるのは楽しく、
この手のゲームにおいて日本語が準備されている点は大きい そこそこしっかりした日本語で8割ぐらいはカバーしており、
この点においても購入の価値はあるかと思われる。
👍 : 18 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
3372 分
アップデートによってコンソール開発(ハード開発)ができるようになったのでレビューを改訂する。
結論から言うと、今回のアップデートで、このゲームは『ゲーム発展途上国』を超えた。
まあフリーゲームと比較するのもどうなんだという話ではあるのだが、『発展途上国』はそれなりに面白いゲームだと思う(それこそ下手な有料ゲームよりよい出来とすら言える)ので、経験者ならばこう書くだけでおすすめできる作品だと分かるだろう。
本作はオリジナルのゲーム開発会社のひとつを運営して、電子ゲーム業界の覇者(Tycoon)となるゲームだ。可能なことは多岐にわたる。ゲームソフトの開発を中核として、ゲームエンジンの開発、オンラインゲームの運営に、ジャンルや素材、機能の研究、自社製ハードの開発、さらには、オフィスを自分の好みに合わせてカスタマイズしたり、他の開発会社を買収することもできる。
まだ早期アクセス状態なので、完成形とは言いがたい部分も確かにある。全体的なバランスの悪さや、特に利点があるように思えない企業買収などがそれにあたるが、私が購入した時と比べると、日本語訳の部分もぐっと増えて、ずいぶん見栄えがよくなったように感じる。「ゲーム開発会社を運営する」というコンセプトから考えると、これ以上の追加要素がたくさん残されているとは思えない。ここから先は、この雛形を掘り深めてゆくことになる印象だ。
したがって、私が上記に掲げた要素にあまり魅力が感じられないならば、正直言ってこのゲームはおすすめ出来ない。
購入を検討されている方は、たぶんこのレビューが恒久的に参考になることと思う。
以下に、詳しいゲームの中身について書いていく。要素ごとに分けるので、気になる部分だけ目を通すといいかもしれない。
・ゲーム開発
ジャンルと題材、ハードにコピープロテクト、ゲームバランスや要素を選択してゲームを開発する。もちろん名前も自分で(日本語で)つけられる。
発売したゲームにはグラフィックや音楽、操作性などの観点から雑誌(だと思う)によるレビューとスコアがつく。
さらに、発売後のゲームに関してレポートを作成して問題点を洗い出したり、ファンからの意見や要望(あまり来ないが)を参考にして次の作品への糧にできる。
一作作ったら、次の作品が作りたくなる。より良い作品を作れば売上も良くなるという、当然のようでありながら現実ではあまり見られない好循環が成立しているので、なかなか楽しい。
後述する研究要素を加えれば脳内妄想が捗るのは必至だ。
・研究要素
おおまかに分けて、ジャンル・題材・機能・コンソール(ハード)の四種類の分野がある。
たとえば「RPG」のジャンルと「ファンタジー」の題材、「ジョイスティック」の機能を研究することで、ジョイスティックで動かせる正統派RPG……という脳内設定のゲームを作ることができる。
実際には、機能は搭載すればするほど評価が上がる(ただし開発に時間と資金がかかる)ため、全部載せにしてしまうのが一番早いというのが、ちょっと寂しい。
純粋な研究要素の話からはすこし逸脱するが、ハードの研究は、CPUの性能や、ソフトを記録する媒体(カセットやCD、ブルーレイ)など、ハードのパーツを研究でき、これを組み合わせて自社製ハードを開発できるというもの。
『発展途上国』よりは深みがあるものの、一番新しい要素だけあってほぼ未完成だ。完全にバランスを崩壊させるレベルで恐ろしく儲かったりもする。
・エンジン開発
時代が下るにつれて勝手にアンロックされていく新技術を研究し、自社開発エンジンのプロジェクトを打ち立てて搭載することで開発できる。
開発したエンジンは他社にライセンスを売却でき、自社エンジンで開発されたゲームの売上の何割かが(事前に設定可能)懐に入ってくる。
もちろん自社エンジンをソフト開発に使うことも可能で、というか、ゲームソフトに機能を付加するためにはその機能に対応したエンジンが必須なので、ゲームエンジンは必ず購入するか開発するか選ぶことになる。どちらが得かは言うまでもない。
高性能エンジンを開発するのは楽しいが、しっかり目を配っておかないと時代に取り残されてしまうので、肝心のゲーム開発が滞りがちである。(ライセンス料などで経営はなんとか成り立ちはする)
・オフィスのカスタマイズ
オフィスの区画や、デスクなどの置物の位置を自分で調整できる。
オフィスと言ってもゲームソフトを焼く生産区画やその倉庫、オンラインゲーム用のサーバー、ファンサポートセンターや宣伝部門、そして何より重要なトイレも含まれる。
なかなかおもしろい機能だとは思うのだが、現状それほど工夫が要らない上、何が足りていないかという情報が一目で分からないため、若干面倒くさい要素になってしまっている。
趣味という観点から見ても、まあそこそこといったところ。壁紙や床の模様も変更できるようにすべきだったし、もうちょっとスタッフの動きに変化があってもいいと思う。
今後のアップデートで改善されることを期待している。
・企業買収
現状、存在価値のよく分からない要素。とりあえず作っておいた、という感じだろうか。
研究開発以外の経営要素を導入しようというビジョンは評価したい。
ざっと説明するとこんなところだが、まだ書いていない細かい要素はそれなりにある。現実のゲーム開発企業がやっているあれこれの大半は実現可能なので、脳内補完をして楽しむのにこれ以上のツールはないといえよう。
余談だが、本作にはどこかで見たような名前の企業やゲームソフト、ハードが数多く登場する。
データ量は気合の入ったもので、かなりマイナーなものまでカバーしてはいるのだが、その分時代が細分化されてしまっており一つのハードごとに開発できるソフトがせいぜい三本程度という状況になってしまっている。
ユーザーとしてはもう少しゲーム進行が遅いモードを実装してもらいたいところである。
👍 : 39 |
😃 : 3
肯定的
プレイ時間:
4704 分
【端的に言うと】
+ (筆者が経験した限りの)同系統ゲームではできなかった、自由なオフィス設計が可能
+ 日本語に対応している(まだ未訳部分もあるが)
- 利用できるテクノロジーやゲームの開発作業などは、先発品とあまり変わりばえしない
- 社員が増えてくると、異動や研修での管理が面倒に
- ゲーム完成時に表示される画像(技術の進歩度合いなどで変わる)はちょっと蛇足かも
【詳細】
ゲームのデベロッパーとなって市場を勝ち上がることが目的と、コンセプト自体はカイロソフトが生んだ「ゲーム発展途上国」の頃から変わらないゲーム。しかしながら、Mad Games Tycoonは初代ゲーム発展途上国や「まんが奥の細道」と同時期に発売されたゲーム、「Theme Hospital」のテイストを取り入れることで「Game Dev Tycoon」「Gamers go Makers」のような海外版ゲーム発展途上国系統のものたちと一線を画すゲームプレイを提供している。
ゲーム発展途上国、また先に挙げた2つの海外製同属ゲームとは違って、このゲームはオフィスの設計・インテリアについてかなりの自由度を持っており、このオフィスデザインがともすれば単調になりがちな会社の発展にアクセントを与えている。同じ品質管理部署を作るにしても、こちらは「どこに、幾つデスクを置くか」「コピー機を置くか」「ウォータークーラーを置いて喉の渇きを癒せるようにするか」など、スペースの余裕と相談しながら各々が思うままに作ることができる。つまり、「社員には広々として快適な環境でゲームを開発させるべきだ」とか、「最低限の設備をギチギチに詰め込んで人海戦術でゲームを開発させるべきだ」とかいったプレイヤーの思想に沿った会社づくりができるのである。これはこのゲームが持つ大きな長所と言える。
また、地味ながらゲームのインターフェースが日本語へ対応している点もありがたい。開発途上ということで未訳部分が目立つものの、翻訳済の部分はいちおう実用に値するものなので、別などこかの翻訳関係で泣き笑いした経験がある人も安心してよい。
短所としては、オフィスデザインという素晴らしい要素が取り入れられていながら、肝心のゲーム開発やゲーム開発に利用できる技術などは先発のゲーム達に比べてあまり変わりばえしないというところか。社員の異動はいちいち対象を探し、つまんで動かさないといけない辺りもストレス要素になっているかもしれない。まだまだ未実装の要素もあるが、これはアーリーアクセスの逃れられぬ宿命だろう。権利問題によりゲーム会社、ゲームハードの名前などがアレなのは最早伝統と言うべきか。
【総評】
「ゲーム発展途上国」のDNAに縛られがちであったゲーム開発ゲームに新しい風をもたらしてくれるかもしれない期待作。値段は(steam基準では)張るけれども、積みゲーになることが確実な500円のタイトル3本を買うよりかは断然こちらを買うことをお勧めしたい。
👍 : 97 |
😃 : 15
肯定的