Vampire: The Masquerade - Bloodlines のレビュー
Vampire®: The Masquerade-Bloodlines™ は、従来の RPG のコアとなる要素に一人称視点のアクションゲームが持つ美しいグラフィック、緊迫感、激しい戦闘の要素を融合した、新しいタイプの RPG 体験を提供します。 プレイヤーは、現代の L.A. を舞台とした暗く汚れた吸血鬼の世界に、 闇の生物すなわち吸血鬼として登場します。 プレイヤーは、吸血鬼が持つ数々の能力と武器を駆使して他の生物や吸血鬼と戦いながら、キャラクターの能力を成長させたり、他のキャラクターと対話したりして、ストーリー主導の冒険を進めていきます。
アプリID | 2600 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Troika Games |
出版社 | Activision |
カテゴリー | シングルプレイヤー |
ジャンル | アクション |
発売日 | 22 3月, 2007 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, French, German |

13 868 総評
13 141 ポジティブなレビュー
727 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Vampire: The Masquerade - Bloodlines は合計 13 868 件のレビューを獲得しており、そのうち 13 141 件が好評、727 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Vampire: The Masquerade - Bloodlines のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
3154 分
吸血鬼になり、夜のロサンゼルスを生きるイマーシブシムタイプのアクションRPG。様々な解法が用意され、プレイヤーが選択できる7つの氏族はロールプレイのベースとなる。あなたが想像する吸血鬼はハイソ?剛力?醜悪?用意されています。RPG的な「ビルド」の割り振りもされており、どの氏族を選んでも違う体験になる。
夜の世界を支配する吸血鬼社会は、誰と出会っても鮮烈な印象が焼き付く。夜の世界は嘘と裏切りに満ちている…誰を信じ、誰を見放す?
Half Life2で使われたSource EngineをアクションRPGに転用した独特な操作感。銃はあるけど(スキル振らなきゃ)当たらない、近接攻撃はクセが強い。しかし「交渉、隠密、戦闘」がFPS向けエンジン上で一つに合わさったプレイフィールは他にはない味わい。Fallout3~New Vegasを遊んだなら、その一世代前と考えればどんな手触りか試してみたくなるはず。
日本語化できないけどプレイする価値は大いにあり。「説得、誘惑、威圧、ごまかし、発狂」それぞれにフォントが違う。ヤバい作りこみでしょ?今ならg〇〇gleレンズで翻訳できるし、便利な時代になったよね。
乳揺れとパンチラあり。というか露骨なコンテンツが無いだけで、性にまつわる言及はかなり多い。
快適に遊ぶために、先にMODの話をしておきます。
このゲームは2004年の作品。そのまま遊ぶと数多のバグに血を吐くことになる。
けれどありがたいことに、このゲームを愛する吸血鬼たちによりmoddingコミュニティでストレスフリーに遊ぶための血脈が連綿と受け継がれている。
導入が推奨されるMOD
Unofficial Patch(UP)
必須。致命的バグ修正+軽微な改善。本来想定されたプレイフィールに最も近いゲーム体験。
Unofficial Patch Plus
推奨度高。上記に追加してカットされたコンテンツの復元、僅かなバランス調整など。私もこれで一週目を遊びました。
Clan Quest Mod (CQM)
MOD拡張版。上記UP Plusをベースにクラン毎に追加クエストのほか、専用エンディング付きルート追加。テクスチャも高画質化されたものがオールインワンで入っており、これを導入すればグラフィックが近代化する。ゲームの世界観にドップリハマった二週目プレイヤーや、ワールドオブダークネス、Vampire the Masquaradeの世界に既に踏み込んだ人に。
CQMは更にコミュニティで人気のあるMODをモジュール式でDLできるようにパックされており、よりTRPGの世界観に近いバランスに調整する「Camarilla Edition」、ゲーム内の一部NPCを味方にできる「Companion MOD LITE」、銃器を強化する「Arsenal Mod」などが追加で導入できる。二週目プレイヤー向けのおすすめは「Camarilla Edition」+血液タイマー無しオプションに「Companion MOD LITE」を導入すること。ゲームバランスを変えながらも時間制限に悩まされずに済むし、Companionは選択肢で指示しなければ導入していない時と同じで入れ得。「Arsenal Mod」はかなり武器のバランスを変えるので見送るのがおすすめ。このゲーム、たしかに序盤の銃やスキルを振らない状態は弱いが、流石にグレネードランチャーで即死したくはないだろう。
スカイリム慣れしているとMODは組み合わせる物だと思いがちだけど、このゲームのバランス調整や追加要素MODは基本的に択一式。初めて遊ぶならUPかUPplusが良いでしょう。
UPもCQMもMODDBからDLするのがおすすめ。フォルダ階層を要求されたらあなたがVtMBをインストールしたexeファイルのあるフォルダを指定しよう。
それからUPなら 上級オプションで「-game Unofficial_Patch」を、CQMなら「-game CQM」と記載すること。適切に起動できていればメニュー画面でOptions→GamePlayから「Unofficial Patchほにゃらら」というバージョン表記が見られるはず。
また、このゲームはグラフィック関連のMODが豊富なので、UP環境でもMOD導入に慣れているならNexusMODsなどから自力で高画質のテクスチャを導入して遊ぶという手もある。
ENBと言って何かわかる人ならDev0lved ENBをNexusでDLするのがおすすめ。美しくて暗すぎず、起動時の煩雑なメッセージも最小限。
プレイヤーキャラクターを美人モデルに置き換えるMODなんかもあるけど、ゲーム内データやフォルダパス指定を適切に編集する手間がかかる。そこまで行くとスカイリムなんかでModding慣れしている人向けかな。
クラン(氏族)について
あなたが選べる吸血鬼の氏族は7つ。どれも特別な個性があり、Descipline(訓え)という特殊能力を備えている。
Brujah (ブルハ)
近接・タンク型。アナーキストで思想家。自己強化して突っ込んでぶん殴るシンプルなプレイスタイルは、(システムを覚える為の)初心者向けと言われることも。会話なら脅しも選べるけど、たいていの場合戦闘になるらしい。決して悪くないがゲームバランス的に後半は射撃が強くなるので、終盤ほど難しく感じるかも。困ったらバレットタイムして殴る。もしくは銃を持ってマトリックス。
Gangrel (ギャングレル)
絡め手の遠距離もこなせる近接型。変身能力や動物を操る力を持つ自然主義タイプのハンター。個人主義が多いので、特に孤高のキャラクターを志向するなら。変身が最も強い個性を持つクラン。コウモリとオオカミのハイブリッドみたいな見た目はいろんな意味で印象に残るが、動物操作の特殊能力は育てれば高コストながら雑魚戦に強い。
Malkavian (マルキヴィアン)
あたまおかしい。見た目がイッちゃってることに加え、会話選択肢や演出もまともじゃないのが出てくる。ただし専用Desciplineの「Dementation(発狂)」は唯一無二。混沌をまき散らすプレイスタイルになること請け合い。透明化と知覚強化を持っているため、隠密と銃撃にも適正あり。後半ほど銃が強いゲームバランスなので、意外と器用に立ち回れる。二週目プレイヤー向け。
Nosferatu (ノスフェラトゥ)
二目と見られぬ醜い姿の隠密・近接型。定命の人間に見つかってはいけないので下水を徘徊し、会話選択肢も限定されるという過酷なプレイ体験になる。しかしハッキングや開錠などの隠密行動は透明化でお手の物。いざとなれば自己強化で殴りの威力もアップさせられるので、「交渉ゼロ、全て自分の手で解決」の仕事人スタイルに落ち着いていく。プレイヤーの地力が試される。正直二週目向けだけど、会話メンドクセって日本語圏プレイヤーには一周して向いてるかも。「醜すぎて相手が気絶」などの笑える場面もあり。私はノスフェラトゥで一週目クリアしました。
Toreador (トレアドール)
交渉・遠距離型。「吸血鬼なら優雅さ」を目指すあなたに。交渉事で相手を誘惑し、展開を有利に進められる。また知覚強化やバレットタイムなど銃向けの特殊能力を備えているので戦闘面も隙がない。マトリックスごっこしつつ、交渉もお手の物の為、剛柔併せ持ち遊びやすく初心者向けと言われる。
Tremere (トレメール)
魔法使い型。血を操る専用Desciplineの「Thaumaturgy」が序盤から使いやすいため、ステ振りに困りにくい。銃向けに知覚強化も備えているので、遠距離戦にはとびぬけた強さ。魔法ばかり使ってると血の消費が激しいのが難点か。戦闘面が成長させやすく、血魔法に振ったスキルも無駄にならないので、こちらも初心者向けと言われる。
Ventrue (ヴェントゥルー)
交渉特化型。支配を司る高貴なる血の血統。洗脳や魅了で交渉に強いが、「上等な血」しか飲めず、下賤な相手やネズミなんかから血を吸うと吐いてしまう。特殊能力も防御や雑魚洗脳など補助向けで、ボス戦などでは地力で戦わないといけない。ノスフェラトゥとは別アングルで明確に上級者向け。ただしヴェントゥルーの吸血鬼はゲーム内に特別な一人しか登場しないことや、その逆境がもたらす「主人公感」は唯一無二か。地道にコツコツが好きな人に。
ヒント
このゲームはクエストの進行度およびクリアによって経験値が入るようになっている。クエストをこなしてステータスを上げることで、自然とより強力な吸血鬼になっていくのを体験するというゲームデザインだ。そのためメインクエストだけ早解きして進めようと思わず、サブクエをどんどんこなして少しづつステを上げよう。最初の街サンタモニカではロックピック、ハッキングが4レベルをクリアできるよう優先的に振るとスムーズ。
素手に振ると吸血攻撃の成功率が上がる。「特殊能力をガンガン使って最後の敵から吸血して補給」という戦い方は序盤の基本と言ってもいいので、多少は育てておこう。
何度も書いているが、終盤を見越して銃スキルを育てておくのがおすすめ。序盤は豆鉄砲だが後半の高品質な銃は破格の性能をしている。とはいえ、こだわりを持って近接ビルドしている人は苦労しようが殴りで敵を倒したいという気持ちが強いかもしれない。それも一興。
ついでにデュアルショック4でプレイしたいって人はレイアウトがアップされてるので先人にならってしまおう。
長々と書いたがこれで終わり。ここまで読んだ人はむしろ興味があってもう遊んでみたい気持ちに傾いている人なのではないかと思う。このゲームは価値あるビンテージなのは保証できる。MODという丁度飲み頃の新鮮な血を輸血して、自分だけのBloodlines体験を味わおう。
キンドレッドになったなら、その時は夜のLAで会いましょう。
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