Apollo Justice: Ace Attorney Trilogy のレビュー

ハミガキが一番好き

[h1]食わず嫌いはちょっと勿体ないかも…と言える作品。[/h1] 逆転裁判シリーズは全てプレイ済みで、評判の悪かった４以降を食わず嫌いしてきました。 しかしセールをやってたことで、改めてプレイしてみました。 結果、一部除いてかなり良い出来で、食わず嫌いはちょっと勿体なかったなと後悔しました。 以下、シリーズ各作品ごとにレビューさせていただきます。 [h2]逆転裁判４ [/h2] おもろいやんけお前…。 恐らく逆転裁判の中で一番叩かれた作品がこの４だと思います。 原因は主人公交代、しかも元主人公のナルホドくんがとある事件で弁護士バッジを失った…ということにあります。 ただ自分の感覚では、１～３でもナルホドくんは割とウッカリものなので、その原因も「まあナルホドならありうるな」という感じだったので、全く違和感はなかったです。 ストーリーはかなり出来が良く、過去作に比べて壮大さや規模感はありませんが、よくまとまっています。 新主人公のオドロキくんも、いかにも新人と言う感じで新鮮な感覚でプレイできました。 また、弁護士でなくなったナルホドも、「大逆転裁判」のシャーロックばりの暗躍ぶり＆強者感でとてもよかったです。 また今作から「みぬき」システムという、証言者の仕草から嘘を暴く、というものが追加されました。 これはのちの作品にも継承されていきますが…仕草から嘘を暴くってかなり無理矢理というか、論理的じゃないよな…と、ちょっと無理矢理を感じる新システムでした。 個人的にあまり好きではないですが、許容できない範囲ではないです。 あとみぬきちゃんはカワイイ。最強にカワイイマジで。 [h2]逆転裁判５[/h2] シリーズファンからすると、一番違和感があるのはこいつかもしれません。 本作からグラフィックが3Dとなり、モデルも3D化しました。最初は本当に違和感しかないです。 が、その辺はプレイしていくうちに慣れていくので、自分はそこまで気になりませんでした。大逆転裁判で慣れていた、というのもあると思います。 また、道中の無駄な「調べる」がなくなり、さらに次に何をすればいいかも「メモ機能」ですぐ分かるようになって、テンポ感が爆増しました。無駄な会話が減ったということで賛否あると思いますが、自分は賛です。 そのかわりムービーが爆増し、かなりリッチになったと思います。 また主人公がW主人公ではなく３主人公となりました。 せっかくのナルホドくん復活なのに…とファンは複雑でしょうが、3人目は正直そこまで主人公してないです。 肝心のストーリーですが、最初はちょっと面白くなかったです。ちょっと簡単すぎるというか…。 しかし後半からの盛り上がりは本当に必見。 後半は本当に難しく、真犯人が誰なのかは過去一レベルで予想できなかったです。 [h2]逆転裁判６[/h2] おそらく、過去一の問題作です。（未クリア） なんというか……粗がひどい。本当にひどい。 いろんなところで矛盾があるのにその矛盾を無視して裁判が進み、まして[spoiler] その矛盾をナルホドがまったく指摘できずになぜか敗北したりする [/spoiler]。かなり無茶苦茶な上、奇抜なトリックもほとんどない。 どう考えてもコレ矛盾だろ、っていう指摘がことごとく通りません。「今じゃない」っていう感じで。これまでの逆転裁判にもありましたが、今作は特にひどいです。 明らかにシナリオを思い通りに進めるために、様々な矛盾を無視していて、あまりにも質が低い。 また、証言中に踊ったり歌ったり、もういろんなところで話が中断されまくり、同じムービーを何度も見せられるわ、とにかくテンポが最悪に悪い。 ……正直途中から読むのがしんどくなってプレイを中断せざるを得ませんでした。 ナルホドくんの活躍はそこそこ多いです。真宵ちゃんも３ぶりに登場します。ファンは嬉しいかも。 ただ実のところ、後半からはオドロキくんにどんどんシフトし、真宵ちゃんは存在を忘れられたように空気になります。 ……また推理部分が、本当にひどい……。最後までプレイしたら変わるかもしれませんが、今のところはさすがにちょっとやる気になれないです。 結論、４と５は本当に面白かったです。正直世間の評価とは逆かもしれません。が、この２つをやるためだけに買う価値はあると思います。 ６は……最後までプレイできていないので、今のところ評価なしということで。