South of the Circle のレビュー

☢️🛩️

最後の最後で台無しにしてくれた

日本語の翻訳が完璧。

冒頭をプレイしています。 一言、素晴らしい作品です。 主人公は現実と過去を振り返りながら 行き場を求めていきます。 時代は冷戦の中で、 東西の中で様々なプロパガンダや反戦運動が 起きていく大学を舞台にしています。 一つのロードームービーを見るように ストーリーは続いていきます。 和訳もほぼ完璧です。 この作品が気に入った方は 「裏切りのサーカス」という イギリス映画をおすすめします。 西側、東側、魅せられる中で スパイ活動についての秀作です。

プレイヤーがやることはキャラクターを動かすことと選択肢を選ぶくらいで全体的なゲーム性は低め。 選択肢に時間制限があるけど基本的に落ち着いた、リラックスできる雰囲気で進んでいく（音楽が素敵）演出が見事でどんどん心惹かれていった。イギリス英語を聴きながらまったり短めのゲームをやりたいひとにおすすめです。

日本語翻訳レベル ☐ きっとどこかに存在する場所で、キャラクター達は実際に生きているに違いない ☐ 世界観やそれぞれの登場人物にマッチしている ☐ センスはないけど、言いたいことはわかる ☑ 人形が喋っているみたいに硬い ☐ 機械翻訳のほうがマシ ☐ 言葉はいらない 翻訳周りの不具合 ☐ 未訳箇所あり ☐ 読みづらい文字のフォントや大きさ ☑ 読みづらい改行位置 ☐ 世界観を損なう誤訳 ☐ ゲーム進行にとって致命的な誤訳（例：「進むしかない」→「進まない」） 多くの登場人物が大学の教員ということで会話が堅い印象になるのはむしろ自然かもしれないが、それにしても翻訳に工夫が無さすぎて言いたいことが伝わってこないことがままある。 会話選択式のアドベンチャーとしては突飛に過ぎたゲームデザインになっていて、プレイヤーにどんな体験をさせたいのか意図がわからない。シンボル化された選択肢は直感性に欠けているうえに、「肯定」「否定」という分類ではないため、プレイヤーキャラクターがどう受け答えするのかプレイヤー自身にも予測がつかず主体的に物語を進めていく感覚がまったく得られない。また、これら会話の選択肢は時間経過で消えるのだが、それは「沈黙」を意味するわけではなく自動で選択が行われるだけという、やはり意図が見えない仕様になっている。 ゲームシナリオとしてはかなり地味だが、興味深く示唆に富んだテーマをいくつか扱っていて、遭難した南極で生き延びながら過去が断片的に思い出される演出は主人公の情緒を上手く表現している。だが、明らかにシナリオの根本に関する重大な選択をしたにもかかわらず、最終的には意図したものとはまったく逆の展開になってしまい、これには当惑した。作中のいくつかの選択肢の組み合わせ次第では物語を軌道修正できるのかもしれないが、正直に言って、何周もしたいと思えるほどの”ヒキ”をこの物語に感じることはできなかった。

冷戦時代の恋愛と南極での墜落、主人公は1人の男性のみ。 彼の過去と現実の時系列を行ったり来たりしながらストーリーが進んでいく。 グラフィックはシンプルながらも、映画のような演出やカメラワークが良かった。 南極では主人公を動かして探索をするパートもあるのだが、探索出来るアイテムは少なく、行ける場所や行動も一本道。 回想パートでは他キャラクターとの会話が主軸となる。 会話の選択肢は言葉では無く感情で選択するシステムになっており、感情を表す色のアイコンをクリックして選ぶ。このシステムが自分には合わなかった。 感情の分類が微妙に分かりづらく、自分が選びたかったものとは違う反応になってしまうことが多かった。 ただ、感情的な体験というのがゲームの売りでもあるようなので、このシステムが好きか嫌いかは人それぞれの好みによって大きく異なる部分だと思います。 主人公と恋愛関係になる女性は非常に重要な登場人物だが、自分はこの女性の人間性に魅力を感じなかった。 ゲームという側面で見ても、映画という側面で見ても、時代背景を考慮しても、どうも感情移入がしづらかった。 良い面も沢山あるので悩んだが、自分はあまり楽しめなかったという理由でいいえをつけます。