Potion Craft: Alchemist Simulator のレビュー

飽きることがないゲーム。目的のポーションを作るだけではなく、より低コストで、より少ない材料で作成することを目指すと終わりがなく、飽きる気がしない。ゲーム性だけ見ると単調に見えるが、やってみるとかなり奥が深いゲームだと感じる。

魔法の庭2.0実装でとても遊びやすくなった。 １年前くらいにプレイを中断したが、久しぶりに起動して最後まで止まらなかった。

アップデートで難易度が選べるようになり、ゲーム性も大幅に向上。 ゲームの難易度自体も改善され、初心者でも遊びやすく調整されている。 いわゆる作業ゲーの類なので少なからず好みは分かれると思うが、逆にそういったものが好きな人にはたまらないゲーム。 何周でも遊びたい。

ひたすらに錬金術のマップをさまよって、いろんな効果のあるポーションを作って販売していくところが好き。 ハマる人なら寝る時間を忘れてやってしまいそう。（私はそうでした） 五里霧中のなかからいろいろ試行錯誤してポーションづくりのレシピ開発をしていく……と聞いて 「めんどくさそう」と思った人にはお勧めしません。 薬草やキノコ、鉱物などをミックスしていく工程でそれぞれの素材のクセを把握して組み合わせることで、 特定の効果のアイコンに線を到達させてフラスコのアイコンが重なったところで、ふいごで加熱して効果を定着させるという手順に、「手間暇かけて調薬している」雰囲気が味わえます。 自分の目分量で目標の効果（治療、毒、マナ回復など）のアイコンがあるポイントに向けて、 素材を選んでどうミックスしていくかを試行錯誤しながら、工程の「線」を伸ばしていき、 ベストなポジションに到達できたかどうかによって、 ポーションの品質が「ランク１～３」に変わるところにやり込み要素を感じます。 ポーションの作り方の「マニュアル」は用意されてますが、それ以外のコトについては ゲームプレイのガイドでもある「錬金術師への道」を見ながら課題をクリアしていくというのが大まかな流れです。 ただ、このガイドの３章にある「錬金術の設備を直す」（実際は買い替えてる？）という目標をクリアできるまでに それ以降の章の課題を先にクリアしてしまうということが起こりがちでした。 同じく３章「ランク３のポーションを作る」という目標については、 そもそも「ランク３」がどのような条件で生まれるのかの説明があったかどうかも忘れているので、 どうやって作ればいいのか……とかなり悩みましたが、ゴリ押しで売ってもゲームオーバーにはならないので 自由度は高いと思いましたし、辞め時が全然なかったです。

よくある経営系のゲームが好きで購入しようとしている人には手放しでオススメできません。 経営系のゲームは「店舗の拡張」「素材の採取」「商品の制作」「在庫の管理」の四大要素が存在しているものが多いですが、 このゲームの肝は「商品の制作」の楽しさに全振りしています。 素材の採取は毎日庭でクリックで集めるか商人から購入するだけ。 在庫や販売商品などで接客して店舗の方向性を決める楽しみはなく、 客は求める品物が決まっておりそれに対して売るか断るかしかプレイヤーには選択権はありません。 店舗の拡張は制作できる品物が増えるという意味では存在しているのですが、 効率が劇的に変わったり見た目が大きく変わっていくこともなく 次の店舗拡張が楽しみで仕方ないという部分は制作できる品物が増えることにまだ目新しさが存在している序盤にしか存在しません。 しかし「商品の制作」という部分においては他のゲームにはない唯一無二のオリジナル性の塊です。 ポーションのマップを手探りで進めながら草をつぶしたり窯をかき混ぜたり…… この「商品の制作の楽しさ」にハマれるならこのゲームは良作に感じられると思います。 採取の探索なんて面倒だし店舗の経営も要らないから制作に没頭したいという人には神作かも。 私はよくある経営ゲームを求めて買ったので、制作する楽しさではなく探索や店舗経営の部分にも楽しみを見出していたのだなと物足りなさを感じることで気づくことができました。 とはいえ制作の楽しさに全振りしていてもある程度楽しめたので総合評価はオススメ。 非常に独創性のあるゲームです。

やめ時がない癒し作業ゲームです。 ちょっと面白そうかもと思い軽い気持ちで始めて、気付けばこんなプレイ時間になっていました。 特にストーリーがあるわけではなく、派手なアクション要素もない。ただひたすら毎日やってくるお客さんにポーションを作って販売しながら、賢者の石の作成を目指します。 〇良い点 ・音が良い。ゆったりとしたBGMに薬草や鉱石をすり潰す音など、ASMR好きにはたまりません。 ・焦らずゆっくりプレイできる。 ・いわゆる中世ファンタジー風？な世界観に没頭できるグラフィック。 ・たくさんの材料にひとつひとつ説明がついていて、読んでいるだけでも楽しい。 ・薬の名前や見た目を自由に変えられる。 ・最近のアップデートで難易度が下がって、家を飾り付けたり庭で薬草などを栽培できるようになった。 地道で長い時間のかかる作業を求められるので大変なところもありますが、無理にやる必要もないのでのんびりゲームをしたい人におすすめです。逆に、絶対に全実績解除する！とか、クリアするまでは他のゲームをしない！という人にはただの苦行ゲーになるかもしれません。 自分はゲームの世界観にのめり込んで勝手に妄想を膨らませるタイプなので、ポーションひとつひとつに名前をつけたり、メモ欄に添付文書を書いてみたりと色んな楽しみ方ができています。某ドラゴンと戦う人やダイバーが出てくるのもうれしいところ。 まだまだアップデートの予定があるみたいなので、賢者の塩をのんびり作成しながら待とうと思います。楽しみ！

錬金術師となり、ポーションを作ってお店を運営するゲームです。最初はシンプルなポーションを調合して販売するだけですが、進めていくと「もっと特殊なポーションが欲しい」といった注文が増えてきます。特殊なポーションや高レベルのポーションを作る難易度もほどよくて、気がつけばあっという間に時間が溶けてしまいます。 たまに「結局、何が欲しかったんだ…？」と思うような要望があったりしますが、それを試行錯誤しながら解決するのも、このゲームの面白いところかなと思います。また、ポーション調合にどれだけ時間をかけても誰にも急かされることがないので、マイペースに楽しめるのも嬉しいです。 「錬金術師の道」というミッションを進めていけば、自然とゲームの流れがつかめるので、迷うことなくプレイできます。また、商人から種を購入し、庭でバランスよく育てておけば、素材不足で困ることもほとんどありません。 デザインも可愛らしく、素材をすり潰す音やBGMが心地よいので、プレイしているだけで癒されます。シミュレーションゲームやクラフト系が好きな方、のんびりと一人でコツコツ遊びたい方には特におすすめです。 ひとつだけ気になるのは、お店にポーションをたくさん並べると動作が重くなるのでここだけ改善してほしいです。