Before Your Eyes のレビュー
現実の瞬きでストーリーを操作し、その結末を左右する、一人称視点の感動的な物語アドベンチャーに乗り出そう。この革新的な手法により、あなたは自分の人生が目の前でフラッシュバックするような、楽しくも悲痛な思い出の世界にどっぷりと浸ることができる。
アプリID | 1082430 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | GoodbyeWorld Games |
出版社 | Skybound Games |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, アドベンチャー |
発売日 | 8 4月, 2021 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | French, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Japanese, English, Korean |

17 499 総評
17 136 ポジティブなレビュー
363 否定的レビュー
圧倒的に肯定的 スコア
Before Your Eyes は合計 17 499 件のレビューを獲得しており、そのうち 17 136 件が好評、363 件が不評です。総合スコアは「圧倒的に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Before Your Eyes のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
9 分
システム:まばたきで物語が先に進むというものがウリになっているため、WEBカメラが附属しているPCでやることがオススメ。ただしそれができない場合の救済措置もあるため、カメラが使えない等の環境でもプレイできるようになっている(この場合、まばたきによって強制的に物語が進んでしまうということがなくなって、随時好きなタイミングで「まばたきした」ということで操作できるようになる)。ある程度物語を進めて二択していくところになる箇所でなぜか一切まばたきを認知してくれなくなったため、そこから先はこの救済措置モードに切り替えてプレイした。
まばたきだけしてりゃいいというものでもなく、マウス操作も必要になる。
また、ゲームを開始したところでゲームがネットワークに繋がることを許可してほしいという案内が出たと思うのだけれども、何のためにそれがあるのかは不明。うっかり許可出してしまってからしばらくゲームを進めて、「ネットワーク要素いらなくね?」と思ったので、プレイ中は、念のため、機内モードにしてネットに繋がらないようにしておいた。プレイはちゃんとできた。なんだったんだ……?
セーブポイントはどこにあるのかマジでよく分かんないので、まとまった時間で一気にEDまでやったほうがいいと思う。私は決まった時間内にのみゲームするというのをやっているので、ここも本当に不便だった。
グラフィック:シンプルめな3D。
あらすじ:魂を運ぶ渡し守に魂を拾われた主人公は、その道中、彼に自分の人生がどんなものだったのかを伝えることになる。主人公は自分が記憶として持っている幼い日の頃から断片的に瞼に映し出されるそれを眺めるように己が人生を振り返っていくのだが……。
+++
感想:「まばたき」を感知することでゲームを動かすという没入型のゲームとのことで、そこがどう化学反応を起こすのかを楽しみにしてプレイしたのだけれども、この「まばたき」によって主人公の人生を見るという行為と、それによって流れていく過去を映した記憶というものがなんだかうまく没入感になりきれていなかったと思う。まばたきという行為によって見える世界が変わる、自分の中にある断片を切り取るという仕掛け自体は妥当なのだけれども、なんだかすごくストレスに繋がるように機能している。恐らく、そういう意味での「まばたき」があくまで主人公の人生、つまり、わがものとしてそれを理解している主人公のまなざしに無理矢理「われわれ」がリンクさせられている違和感にしかなっていなかったからではないかと思う。知りもしない他人の人生を印象操作的に見せられているのに、それを見てどう思ったかというところで選択肢を作り、その答えによっては詰り、真実はこうではないかと責められる……みたいな、なんかすげー理不尽な思いばかりするプレイだった。プレーヤーのまなざしとそこで感じたことを蔑ろにされるというか。目の当たりにする主人公の人生そのものもうまくそことこちらが同期できるようにできていないし、こちらがどう進むかを選択したところでそれが主人公の人生と溶け合わない。なんであれば、どちらにも当てはまらない選択肢を強制的に突き付けられて嫌々選ぶことになる(この女の子は主人公にとって初恋の人でしょうか・親友でしょうかとか。個人的にはそのどちらでもない、知人レベルの取り立てて特別ではない存在としか認識していないにもかかわらず)。結果、何となくお涙頂戴はしているけど、すげーどうでもいい内容だなあと思うままEDを迎えることになる。他人の人生を押し付けられ続ける、それがまばたきによって同期させられる、その苦痛たるや。そして私自身はその記憶そのものを有していないから、とにかく断片的にしか情報が与えられないだけという。記憶なんて断片的でその場面において何があったかを事細かく覚えているわけでもないのだという表現にもなっているのだろうけど、そこがうまく機能していないから本当にストレスフル。
一度人生を振り返ってからまた渡し守のシーンに帰った後に、渡し守の演劇的な言動を見せられるのもだいぶ苦痛だったし、その後に「現実がどうだったか」を見せられるのも、その後の魂の行く先でのやり取りなんかも、とにかく見ていてずっと苦痛だった。ほんのり感動的なものにして苦しみの少なくなった生前の自分の人生を無理矢理肯定させるものとしていいお話風にしているのもいっそ不愉快であった。主人公はそれでいいのかもしれないからそれでいいんだろうけど、私は、不愉快だった。結局のところ、嫌なこともあっただろうけど、他者にあなたはこう愛されてはいたよね、きみの人生は肯定できるものではあったよね、素直になろうね、そうしたら救ってあげるからねみたいな。中途半端なセンチメンタルさとエモの押し売り。作中で、他者に自分の人生のツケを払わせようとする行為が他者を根幹から振り回してしまうことみたいな描写もやってたくせに、まさにそれをさせられている感じがするというか。
まばたきと作品への没入感というものがもっとうまく機能していたら、こういう仕組みももっと楽しめただろうなあと思った。
👍 : 0 |
😃 : 0
否定的