Ikenfell
2

ゲーム内

10 😀     3 😒
64,76%

評価

Ikenfellを他のゲームと比較する
$19.99

Ikenfell のレビュー

不思議いっぱいの魔法学院を冒険するタクティカルRPG!個性豊かな魔法使いたちをグリッド上で動かし、それぞれのユニークな魔法でバトルに挑もう。タイミングよくボタンを押せば、呪文のダメージや防御力もアップ!
アプリID854940
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Humble Games
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績, フルコントローラーサポート
ジャンル インディー, RPG
発売日8 10月, 2020
プラットフォーム Windows, Mac
対応言語 English, Japanese

Ikenfell
13 総評
10 ポジティブなレビュー
3 否定的レビュー
賛否両論 スコア

Ikenfell は合計 13 件のレビューを獲得しており、そのうち 10 件が好評、3 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、Ikenfell のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 1631 分
クリア済み。 ストーリーが分かりやすい上に熱く、かつキャラクターがとても魅力的でエンディングまでずっと楽しくプレイできました。 特にぺルティシアという女の子が本当に最高なキャラでした。話が進むにつれてどんどん好きになっていきました。 バトルも適度に手ごたえがあり、音楽もイケイケで気分を盛り上げてくれます。 ドット絵とLGBT表現に抵抗がない方であればかなりおすすめできるゲームです。
👍 : 0 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1311 分
クリアはしましたが、私には合いませんでした。 戦闘について 最初に書いておきますが、オプションにアクションコマンドの自動大成功やそもそも戦闘を強制勝利させるモードが存在するため、そういったモードを使わないこだわりさえ捨てれば戦闘で詰むことはありません。 しかしそういったモードを使ってゲームを楽しんでいる事になるのか?という疑問を持って通常のモードでクリアを目指す気持ちはわかりますし、私もそうでした。 その場合の不満点としては ・アクションコマンドのタイミングが難しく、わかりにくい上にハズすと失敗扱いになる。 ・マス目を移動して行動するシミュレーションのルールとRPGのレベリングするゲーム性が合わない。 ・でもレベリングをサボると容赦なくボスに物量で押しつぶされる調整 ・雑魚も強い  アクションコマンドは攻撃する時も防御する時にも要求されます。ストーリーにそって敵の種類は変わり、行動も変わります。そのたびにタイミングを覚える必要があり、技も新しいものを覚えるたびに自分でタイミングを探す必要があります。 大成功、成功、失敗が設定されており、攻撃が失敗すると低い攻撃力の攻撃になり、バフや回復は効果を発揮しません。 成功、大成功もそこそこ気合をいれないと全大成功させるのは難しい程度にはシビアで効果が大きく変わります。    マス目を移動するシミュレーション要素も取り入れたシステムですが、雑魚戦でも相手にほぼ必ずターンが渡ります。  範囲攻撃はあるので全員に攻撃することは理論上可能ですがほぼ不可能で、ストーリーの適正レベル程度では先制で全滅させることはできないと思います。  別に良いだろうと思われるでしょうが、エンカウント全てで何ターンもかかるのは面倒です。  毎回戦闘がテンポ悪く進むうえに、マップごとに雑魚の内容は固定で深部に行くほど強い集団、数の多い集団になっていくので雑魚をスルーしたい欲求にかられ続けます。  一応、ダンジョンから抜けるまでは今いるダンジョンの雑魚は復活しないようになっているので画面切り替えのたびに再戦はしなくて済みます。  しかし、雑魚をスルーしてしまうと経験値が足りなくなり、雑魚戦ですら苦労するようになります。  いっそボスのほうが単騎で登場するためバフやデバフ、トラップを駆使すれば簡単に攻略できるんじゃないか?と思ってしまう部分もありますが、途中から標準搭載と言わんばかりに雑魚召喚+移動経路をすっ飛ばすため最終地点以外のトラップ無効を持っています。  雑魚の攻撃も痛いからと全滅させると再度召喚してくるためいずれ潰されます。雑魚が残っていると召喚してこないようですが、もちろん雑魚の攻撃も痛いです。  後半になってくると雑魚戦も殺意の高い敵が多くなってきます。この辺で私はもう嫌になって強制勝利モードと自動成功モードを使いました。  レベルでのステータスの上がり方が大きいのか、何回か強制勝利をしてレベリングすると今度はボスでもぬるくなります。  ストーリーについて  他のレビューをみるに某ポッターのような魔法学校ファンタジーを予想していました。  まあ、ファンタジーな世界であることは正しいのですがストーリー中はずっと人間関係、恋愛関係の話ばかりだった印象です。  思春期の少年少女、多感な時期なのはわかります。  それにしてもどんどん謎のトラブルの内容が判明してくるにつれ話が大きくなっていく中、こいつらずっと恋愛の話しかしないなと思った印象。  LGBTQの人も出てくると聞いていましたが、むしろストレートがいない。逆に不思議。  とりあえずどれかにしておけと言わんばかりに取ってつけたような同性が好きっぽい発言をサブキャラもする。  他の方のレビューにただ当たり前にいる世界が書きたかったようだと書いてある通り、特にそれについて言及するシーンはあまりなかったと思います。  出てくることに文句はないですがただ出したかっただけ程度の存在感。   
👍 : 1 | 😃 : 0
否定的
プレイ時間: 117 分
たまに、こう言うドット絵のゲームしたくなるんですよね(笑) 面白いですね、ドット絵の表現もよく癒されます!セーブは寝ている猫の前に行きAボタンを押す!体力もMAXになります。 戦闘、防御は少し変わっていてタイミングよくボタンを押す事です!これが中々面白いです。 今はセール中なので買いです!! お勧めですね。
👍 : 0 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1174 分
戦闘はシミュレーションRPGにタイミングよくボタンを押す事で攻撃や防御でのダメージを増減できます (タイミングがうまく計れない方にオプションですべて成功にできます 何なら自動で戦闘に勝利できるオプションもあります) MPはなく基本射程さえ合致すればどの魔法も打ち放題です(使用すると数ターン使えない魔法もいくつかあります) LGBTQ要素はあるが葛藤などのシーンはなく溶け込んだ世界観です その代わりに主人公が魔力を持たないマホウレスという存在で、その葛藤などはストーリーに盛り込まれています セーブポイント(ねこ)やワープ機能の木なども結構な数が用意されていて移動もストレスなく隠されたアイテムなども多く探索も楽しかったです ストーリーは王道な感じでしたがほっこりできる内容でした LGBTQ要素はそこまで深く入り込んだ内容ではないですが結構な人数がLGBTQに関わるので苦手な方はいるかもしれません 自分はすごく楽しめました 最後にアイマはパッケージイラストのようにツインテールがよかった! (キャラの設定で変更になったのかな?)
👍 : 0 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1870 分
マリオRPGライクの戦闘で魔法学校が舞台です。 同性愛者が結構でてきますので抵抗のない方向けです。 やりこみ要素として各地に小さなメダル的なものがあるのですが最後ノーヒントなのでクリア後にヒントをくれる人やレーダー的なアイテムがあったほうが良かったとおもいます。集めると[spoiler] 隠しボスと戦えたりエンディングがかわったりするので [/spoiler] ショップがちょくちょくなくなったりボスから盗めるアイテムもあるのでとり逃しや個数制限がある装備が多いです。気にする方は注意
👍 : 0 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 2073 分
【ストーリーの特徴】 クィアが登場する作品は、クィアが抱えがちな苦悩や生きづらさを描写されることが多いのですが、(例えば、わかりやすくクィアに嫌悪感を抱いている人から差別を受ける、差別されて辛いなか理解ある友人に救われる、、、など)このゲームではそのような描写がありません。クィアの人びとがただ存在していて、普通のRPGのように成長し活躍する。むしろパーティの中ではストレート(体と心の性が一致して、異性を好きになる人)と呼ばれる人の方が少数です。 【バトルシステム】 このゲームは戦闘システムに特徴があります。 魔法を唱えるのって簡単なことに見えませんか?しかしIkenfellの世界ではプレイヤーはコマンドを入力するだけの司令官ではありません。魔法コマンドを選択したあと、アニメーションに合わせてボタンを押すことで魔法の効力が異なる仕様です。ボタンを押すタイミングが結構シビアで、GREAT!だとかなり強い、NICEでまあまあ、OOPSでほぼ無効の三段階評価です。つまり、「HP・MP・ターン数・アイテムなどを計算してコマンドを入力、そして戦闘アニメーションが終わるまで待つ、この繰り返し」といった一般的なRPGにはない楽しさ・難しさがあります。それはまさにプレイヤー自身が魔法を唱える難しさを体験するようなものです。 完全手動入力が難しいときは「必ずNICE以上になるセミオート」「必ずGREAT!になるオート」「バトル即終了コマンド」が用意されている親切設計。障がいをもつ人にも楽しんでもらいたいという作者さんの意図によるものです。ストーリーだけ見たいというときにも役立ちます。 【アートスタイル】 どこか懐かしさを感じさせるドットスタイルです。このドット数でここまで表現できるのか、と感心しました。たった2ドットでキャラごとの目元のニュアンスの違いが読み取れるゲームはなかなか無いのではと思います。静止画だけでなくアニメーションも滑らかで、特にくねくね踊るギルダちゃんの動きが可愛いです。 炎や雷の戦闘アニメーションなど画面が眩しいシーンが多いのが気になりますが、これも設定で調整できます。 【BGM】 スティーブンユニバースの曲を担当された方を迎えており、名曲揃いです。Steamでもサントラ出してくれないかな。 私はこのトレーラーを初めて観たときから曲の良さに惹き込まれました。 https://youtu.be/bsiIKJltajA このトレーラーから日本語化を待っていた価値は充分にあったと思います。 【猫!!!!】 何よりこのゲームの目玉は、猫で回復&セーブができることです。撫でるとゴロゴロいう音まで聞こえる。セーブすれば「にゃん!」と鳴く。 どうして猫なのか?それは、ネコチャンは至るところからプレイヤーを見ているからかもしれない。 とにかく猫を撫でられるゲームです、それだけで最高。
👍 : 2 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1624 分
[h1] 魔法学園! 世界の危機! ユウジョウ! [/h1] ゲーム中に退屈な時間が一切存在しない、脅威のRPG。 Good! ・常に楽しさが感じられるゲーム性。戦闘も探索も楽しい! ・魅力的なキャラクター達。いい子達ばっかりだよ… ・効果的に使われる音楽。特に各キャラのテーマは名曲揃い。 ・良質な日本語訳。翻訳ありがとう本当にありがとう。 ・エンディング。余韻に浸っちゃう… Bad? ・完成度の高さに反して低い知名度。 ・OSTがSteamで買えない。 JRPGが好きで、QTE戦闘に抵抗がない方にお勧めの良作です。 目押しを全て自動成功にするオプション設定もあり。 あと、ネコカワイイ。
👍 : 5 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1437 分
[h1]シミュレーションRPG + リズムアクション + LGBTQ[/h1] 毎年、夏休みになると魔法学院「Ikenfell」の寮から帰ってくる魔法使いの姉が、今年は帰ってこなかった。消息も不明の中、人々の話では「Ikenfell」では今何か大事件が起こっており、その門は固く閉じられ、学院への出入りが出来なくなっているという。そんな中、生まれつき魔法が使えない主人公は、ひとり「Ikenfell」へと姉探しの旅に出るのであったー。 魔法使いを養成する " 魔法学院「Ikenfell」 " を舞台に、魔法使いの姉と、魔法が使えない " マホウレス " な主人公、そして姉の同級生である個性豊かな仲間達が繰り広げる冒険RPG。まずこの作品、他のRPGと大きく異なるのは、物語のキャラクターがみな「LGBTQ」であること。制作者自身がLGBTQであり、そういった性的マイノリティな人々が自然に生活するストーリーを作りたかったことからこの作品が出来上がったらしい。その為、色々な形の " 恋愛模様 " が作中で繰り広げられるので、そういったものが苦手な人には向かないと思われる。ただ、作品自体が素晴らしい出来なので、物語を進めて行けば、その状況自体がとても自然な形に感じられてくると思う。 バトルは、MPという要素がない為、魔法がバンバン飛び交う派手なものとなっているが、これに「シミレーションRPG」の要素と、攻撃や防御時のジャストタイミングでの「アクション」が加わることで、かなり歯ごたえのあるものとなっている。特にボス戦は、色々なタイミングでの必殺技が繰り出される為、さながらリズムアクションをやっているかのようなテンポでのボタン操作が必要になる。その他、ポップなドット絵からは想像できない、スタイリッシュでセンスの良い歌が突然流れ出すなど、演出面も素晴らしい。 ゲーム性としても、フィールドのあちこちに隠された宝箱や、宝石探しなどの要素、隠れボスなど、メインストーリー以外の部分もしっかり作られており、日本語訳も高品質。とにかく、凄く手触りの良い良質なRPGとなっている。 唯一の不満点は、横3840に対応していない為、昔のテレビコンテンツのように両端が黒く切れてしまうところぐらいか。 クリア+全実績解除して約24時間。個人的には、今年プレイした中でもかなり上位に入るオススメ作品です。 あ、最後にひとつ。エンディングのスタッフロールはクッソ長いのだけれど、我慢して最後まで見てみましょう。
👍 : 7 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1197 分
RPGに戦略性とアクションをちょっと混ぜたようなゲーム。 タイミングよくボタンを押さないと大きなダメージを受けたり、攻撃側の場合はスカレベルの効果しか発揮できない。キャラ自体は装備を適当に買ったり集めていれば強くなるので、終始タイミングを合わせられるかが重要。完封できる時もあれば、あっという間に壊滅の危機に瀕する場合もある。ただオプションで全部Great判定にできるなどいくつか救済システムもあるので人によっては安心。 3人目のプレイアブルキャラが出てきてから戦略の幅が広がり楽しくなる。それまで少々退屈気味なので我慢してでも何とか続けてほしいところ。回復ポイントも多くザコ戦で困ることはないが、ボス戦が結構手ごわい。 例のごとく、まだ日本では馴染みが薄いであろうLGBT系表現が複数あるので、念のため留意。逆にいえば、世界の考え方の一側面について勉強になるかもしれない。 ストーリーは短めのRPGとしてはよくまとまっている。デザイン的に見た目は軽いが結構重いシーンも。手に取りやすくても伝えたいテーマはしっかり表現する、むしろインディだからこそできる内容…なのかもしれない。
👍 : 8 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1299 分
[h1] ハリー・ポッター×スーパーマリオRPG×イマっぽいLGBTQ表現 [/h1]  舞台設定は『ハリー・ポッター』、戦闘メカニクスは『ペーパー・マリオ』に影響を受けた魔法学校もののRPG。  魔法使いとそうでない人々(オーディナリーと呼ばれる)が存在する世界で、オーディナリーの少女 Maritte は消息の途絶えた魔女の姉 Safina を探しに魔法学校のある Ikenfell までやってくる。そこで幽霊の集団に「ここから立ち去れ!」と絡まれるのだが、Maritte の身に本来なかったはずの魔法の力が発現し、炎の魔女として覚醒する。  魔法学校に潜入した Maritte は臆病な錬金術の Petronella 、図書館に入り浸る読書家の Rook ら、Safina の学友たちと組んで、Safina を探索する。やがて、彼女たちは魔法世界の存亡に関わるある秘密に踏み入れることになり……といった内容。  RPGとしては今どきすがすがしいまでのおつかい&一本道。余計なサブクエストなどもない。  プレイヤーが探検することになる範囲は、ほぼ魔法学校の敷地内に限定されている上、マップ機能を開けば次の目的地がマーカーで示されている(英語がわからなくても大丈夫!)親切仕様。  各ダンジョン内に用意されているパズル的なギミックも、どこかで見たことのあるようなものの低難度版といったところで、プレイ進行が詰まることはほぼないだろう。レベリングも必要性を感じなかった。  戦闘ではターンベースでSRPGっぽく盤上のパーティキャラを動かしていく。発動させた魔法を敵に当てるときにタイミングよくボタンを押すと、ダメージが増幅したり、逆に減ったりする。敵側から攻撃される同様で、タイミングをあわせてボタンを押すことでダメージが減る。『スーパーマリオRPG』から影響を受けた部分だ。  増減の幅はかなり激しい。できることならば外したくはないのだが、これが意外に難しい。キャラや敵、そして技ごとにモーションのバリエーションが豊かな(グラフィック的な面でいえば眼に愉しいのだが)上、似てるように見える技でも目押しのタイミングが異なったりもするので、敵や技ごとにジャストタイミングを身体で覚えていくしかない。  なかなかに大変ではあるけれど、高難度すぎてプレイを阻害するほどではないし、単調になりがちなゲームプレイにメリハリを与えてくれる。難度については個人差によるところもあるだろうが、どうしてもバトルに困難を感じる人にはオプションからスキップを選べる。  ストーリー面ではいいところと惜しいところが半々、といった具合。  カリスマ的で謎めいた姉と、彼女に対する複雑な感情を抱えたパーティメンバーたち(主人公含む)がそれぞれに自分自身や他者と向き合っていく「個人の物語」方面では魅力的なのだが、反面で世界の存亡をかけて大がかりに展開していく「世界の物語」方面ではあまり成功しているようには見えない。特に、パーティメンバーとなるメインキャラ六人の描き込みに比重を置きすぎた結果、最終的に対峙することになるラスボスのストーリーラインが薄すぎて(理屈はわかるのだが)いまいち盛り上がらなくなってしまった。  とはいえ、メインキャラ六人が抱える物語はそうした瑕疵を補ってあまりある。  本作が他のゲームと一線を画している点で言えば、セクシュアリティの表現について触れないわけにはいかないだろう。  本作ではノンバイナリー(性自認が「男性」「女性」という括りに規定されないセクシュアリティ)のキャラが六人パーティに三人ほどいて、それぞれ三人称の代名詞も、he/him, they/them, ze/zir と違う。そのうち一人はアセクシャルかアロマンティック(基本的に性的・恋愛感情を抱かない人々)だ。他のキャラたちも Maritte を含めて、同性愛の傾向が強い。たとえば、Gilda という元気いっぱいな雷撃の使い手がいるのだが、彼女は初登場時から Maritte に対する好意を隠さない。サブキャラたちも然り。  そして、それらが劇中で特別なこととして描かれていない。キャラ同士の恋愛感情がストーリー面にも関わってくるのだが、これらは他のゲームにおける男女間のそれと置き換えが可能なくらいに普遍的なものとして描写される。  そうした環境は劇中では「自然なもの」であり、キャラクターたちはいちいち自分のセクシュアリティについて言及したり説明したりもしない。そのためにプレイヤーからすれば一部のキャラ理解に混乱も生じるだろう。しかし、自分の常識の外にある他者に、長い時間付き合っていくことでひとりの人間としての理解を深めていくーーそれは Ikenfell というゲームのコアに据えられている物語そのものでもある。    しかし、なにより本作の体験を「オススメできる」レベルにまで高めているのは間違いなく、音楽だろう。  カートゥーン・ネットワークの人気アニメ『スティーブン・ユニヴァース』をてがける aivi & Surrashu をコンポーザーに迎えた本作のサントラは近年のインディー・ゲームのサントラでも一・二を争う出来。メインキャラ六人にはそれぞれテーマ曲が用意されていて、なかにはヴォーカルがついたものもあり、各キャラのライトモチーフとして劇中で繰り返し用いられる。特に、絵の魔女である [url=https://open.spotify.com/track/376XUXZwiyIiXw3C2Bu4Lv?si=RKsLaMMsROS79skFkIySLQ]Ima のテーマ Paint the Future [/url]はすばらしい。Spotify などでもアルバムが配信されているので、まずサントラから入るのも手かもしれない。  クリアまでのプレイ時間は20時間程度。日本語版は今の所存在しないけれど、ヤングアダルトノベル的な雰囲気を意図したためか、英語は他のインディーRPGと比べておどろくほど平易だ。難しい構文や単語はほとんど出てこない。  すくなくとも、Ikenfell の20時間は Disco Elysium の20分間より言語面でのストレスを感じなかった。  いちばん大事なことを言い忘れていた。   フィールドマップ上でネコを撫でると、回復&セーブできる。  もう一度いう。  [b]回復とセーブはネコを撫でて行う。 [/b]
👍 : 34 | 😃 : 2
肯定的
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