Production Line : Car factory simulation のレビュー

アップデート放置状態で残念。

Big Pharmaの良い点であった「チュートリアルの手厚さ」が弱まってしまい、賭場口の敷居はちょっと上がってしまった。ファクトリー系の増えた今だからこその判断なのかもしれないが、かなり残念なところである。 ラインの調整を細かく行うゲームというよりは、精緻に動く作業ラインを眺めて楽しむ方に比重を置いたゲームであるっぽいです。 なので細かく拡張改善を行いたいという人には、あまり向いていないかもしれません。

自動車の生産ラインを作り、カイゼンカイゼンを続けていく某T社の生産方式を彷彿とさせるゲーム。 英語が読めなくてもチュートリアルに沿ってプレイしていけば流れを掴むのは簡単です。 はじめのうちはなかなか資金繰りに苦労しますが、作業の分解やパーツの自己生産、車種の増加を重ねていくうちにどんどん扱える金額が増えて更なる設備投資が出来るようになると楽しくなってきます。 とりあえず、5,6時間ぐらいプレイしたのでラインの大改修を始めていこうかなと思います。

「ルール覚えながら最初のマップをクリア目標付きでプレイし目標達成」までプレイ。 最近流行のファクトリーゲームです。流れる商品を見ながらボーっとするのが好きな人向け。 実際にクリア目標達成に向けて頑張ると、過剰生産しては在庫に資金が流れて行ってしまうし、 技術開発を車の改良に充てると生産台数を上げる技術に向ける余裕がなくなる・・・ 結構いい感じの難しさと慌ただしさがあってちゃんとゲームになってました。 今のところ技術開発が面倒（新装備は工程の細分化と装備の発明とモデルへの装備の3段階が必要） なので遊び難さはありますが、お一人様開発のゲームでは高レベルの出来です。

車の生産ラインをパズルのように組み合わせるゲーム。工程が進むにつれて車が出来上がっていくのを見るのは楽しいです。 ゲーム自体のアイデアは素晴らしいのですが……。ゲームの流れは基本的なラインを構築、研究で工程を細分化、細分化したラインを構築したら終わりです。おまけで自社工場内で搭載部品を製造するくらい。 車を差別化する要素としてあるのは搭載する技術（エアコン・オーディオ・パワステ・ABS など）の違いだけです。ボディタイプは選べますが、駆動方式・エンジン・ギアボックス・懸架方式といった性能部分はゲーム内要素としてありません。 ランダム要素がなくリプレイ性がほとんど無いので、ラインの完成でやることがなくなってしまうのが残念です。

自動車生産ラインを設計し、車販売で収益を上げるゲームです。 現状、似たようなライン工業ゲームではFactorioやBig Pharma がありますが、 ゲームシステム的には Big Pharmaとそっくりです。 資材搬入口と出荷口が予め決められており、それらに合わせてライン設計をするため、パズル要素が強いです。 ●総評 まだ EAなので荒削りです。 特に経営ゲームの観点から見ると、市場競争要素や収益を上げる財務的なバランスが非常に甘いです。 Factorioのような物流の合流分配システムが充実するともっと面白くなるでしょう。 現状では部品が多彩なため、ただひたすらに物流コンベアが複雑化し、一度組み上げた後に個別の部品組み立て部分の物流を修正したい、と言うのはかなり難しくなっています。 私個人は楽しめましたが、まだゲームシステムは非常に未完成な部類ではあると思います。 またゲーム開発者はわずか　１人　による開発であるため、今後ゲームシステムの大規模化や早期のバグ修正はかなり難しいと思います。 ●良い点 ・非常に多数の部品があるため、ライン設計に頭を悩ます。 ・各種部品を細かく設定出来る。部品生産を内製化してコスト削減もできる。 ・ゲーム動作は非常に軽快。まだEAと言うことだが、 10時間プレイしてクラッシュすることは一度も無かった。 ・かなり大規模な工場を設計しても動作は軽快だった。 ・非常に細やかなアニメーションで、ロボットアームがぐねぐね立体的に動いて生産している姿を見ていると楽しい。 ●悪い点 ・非常に多数の部品がある為、ラインが煩雑化する。 　Factorioと違い、自動化出来る物流システムは無いため、ただひたすら複雑化、煩雑化する。 ・自動車設計システムが貧弱 　将来的には車種が増えるのでしょうが、現状では小型車か普通車しか選べません。 　さらに設計画面では設計と言うよりは、車体の大きさを選べるだけで細かな設計は出来ません。 　各部品の採用不採用の細かな設定は、各種部品取り付け部分で設定します。 ・ライバル社が時間制で進化する 　経営を争っていると言うよりは、タワーディフェンスのようなウェーブ式でライバル社が進化して、よりパワーアップした車を市場に投入します。 　ただひたすら時間制でそれらをぶつけられるだけで、あまり市場競争と言う感じはしません。 　ちなみに現状ではライバル企業の要素はオマケで、正式実装はリリース時になるとのことです。 ・コストと利益のバランスが大雑把 　生産原価に利益率を乗せて販売する形式だが、利益率は大体売れる範囲が決まっており、自由度が無い。 　多機能化すれば車が売れるわけでもなく、市場に機能ごとや部品ごとのブームや傾向があるわけでもないので、「売っている感」が無い。