Mable & The Wood
44 😀     36 😒
53,67%

評価

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Mable & The Wood のレビュー

Hunt down massive beasts and, upon destroying them, shapeshift into their forms in order to use their powers to save or destroy the world. Players with less violent intent can find secret paths to complete Mable without killing anything, including bosses.
アプリID568070
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Graffiti Games
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート
ジャンル インディー, アクション, アドベンチャー
発売日23 8月, 2019
プラットフォーム Windows, Mac, Linux
対応言語 English, Portuguese - Brazil, French, Italian, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Russian

Mable & The Wood
80 総評
44 ポジティブなレビュー
36 否定的レビュー
賛否両論 スコア

Mable & The Wood は合計 80 件のレビューを獲得しており、そのうち 44 件が好評、36 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、Mable & The Wood のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 1330 分
一つ、物語をお聞かせしましょう。 あるところに少女がいました。少女はその小さな体に見合わぬ大きな剣を携えていました。剣は少女には重すぎたので、いつもひきずって歩いていました。少女のか細い腕では持ち上げることはもちろん、それを抱えて飛び跳ねるなんてとてもできそうにありませんでした。 ところで、このことはとても自然で素敵な演出に思われました。 なぜって、少女は実のところ、メトロイドヴァニアであるにも関わらず[b]「走ることもジャンプすることもできなければ、直接的な攻撃手段も持たない」[/b]という意欲的なアイデアを基に制作されたゲームの主人公だったからです。とても興味深いコンセプトだと思いませんか? ただ、意欲的なのはいいことなのですが、困ったことにこのゲームの作り手たちはまだまだ経験の浅い人ばかりのようでした。おかげで少女は、早期アクセスを経てなお、ぎこちなさの残る世界を冒険するハメになりました。メトロイドヴァニアモドキと化す2章以降の雑なマップデザインだったり、ほぼ存在意義のない通貨アイテムだったり……、過酷な旅の最中にも、ゲームデザインのつたなさが作り手の意図と不本意の境界を曖昧にして、少女を疑心暗鬼にさせました。鍵を使った先の部屋でまた鍵を手に入れるなんてこともしばしばでした。 度重なる献身的なアップデートによって旅のストレスは大きく改善されましたが、未だにいくつかのバグが残されたままでした。たとえば、何かの拍子にとつぜん壁に呑みこまれて身動きが取れなくなったり、おかしなフラグ管理のおかげで行き場を失い、もう一度冒頭の登場シーンから演じ直さなければならなくなったりしました(具体的に言いますと、序盤に手に入る鍵の使い方次第では詰むことがあります)。 それでも少女はこの世界が大好きでした。ずんぐりむっくりの不格好な NPC たちとの間の抜けたおしゃべりはいつだって少女を愉快な気持ちにしてくれたし、閉ざされた扉や壊せそうで壊せない壁はいかにもメトロイドヴァニアらしいわくわくを演出してくれました。そしてなにより、作り手がジャンプ能力の代わりに授けてくれた不思議な力をとても気に入っていました。 少女は剣に宿る力を借りて妖精に変身することができたのです。短い時間ですが、妖精になった少女は重たい剣の束縛から解放されて自由に飛びまわることができました。必要なエネルギーは着地と同時に即充填されるので、軽やかに足場をつなぐ爽快感を味わうことができました。また、剣を手元に呼び戻す能力を利用した副次的な攻撃手段は他では味わえない独特の手応えを感じさせました。この(私が知るかぎり)今までに無い画期的なアイデアがもたらす新鮮な感覚には、このゲームを埋もれさせるのはもったいないと感じさせるほどの魅力がありました。 旅の間、折に触れて少女の脳裏をよぎり、彼女を不安にさせる言葉がありました。 [b]「このゲームには殺さずの道が用意されている」[/b] このゲームはメトロイドヴァニアですから、魔物の親玉を退治し、新たに手に入れた能力を使って道を切り拓いていくのは至極当然のことですし、それこそがメトロイドヴァニアの醍醐味でもあるはずです。ところが作り手の仕込んだもう一つの意欲的な試みは、そうした楽しみ方を否定しているように感じられました。なまじ、ストアテキストによって旅の始まる前からこの要素について知らされていたがゆえに、少女は魔物の息の根を止めるたびに罪悪感を感じることさえありました。できればこのメッセージはゲーム内で示すに留めてほしかった、と少女は思いました。そうすれば、自然と二週目への動機につながる素敵なサプライズになり得たかもしれないのに……。 ただそうした懐疑的な気持ちがある一方で、この試みをおもしろいとも感じていました。一般にメトロイドヴァニアにおける二週目は、未踏破のエリアや見逃した要素を埋めるやりこみのためにあるものですが、少女の物語は一度目と二度目とでまったく違った体験ができるようにデザインされていたのです。ボス戦を無視するためのルート探しはちょっとした謎解きアドベンチャーのようですし(ただし、この要素が楽しめるのは1章だけです。もったいない!)、また、ボスと戦わないということは新たな能力が手に入らないわけですから、不殺ルートの方がむしろアクションゲームとしての難易度も高くなります。残念ながら実績の解除率の低さを見るかぎり、(今のところ)この試みは失敗に終わっていると言えます。しかし、作り手の意図やコンセプトの意義がどうあれ、そのクリエイティビティ溢れる姿勢には心惹かれるものがありました。 少女は、まるでゲーム作りの困難さを体現してしまったかのようなこの世界が、当然すべての人に愛されるわけではないことを知っていました。それはとても悲しいことでしたが、仕方のないことだというのも分かっていました。少女はただ、歩み寄りを許容するプレイヤーが現れたとき、全身全霊を尽くして冒険を楽しみ、その喜びを分ちあおうとしました。そうすることで、この世界に蕾のまま眠っている魅力が花開き、新たな期待の種がまかれると思うからです。そう遠くない昔、まだすべてが発展途上だった頃のように、理想に追いつかない技術を受け手の側から歩み寄って補う姿勢が、インディーズゲーム全体の発展と成長に繋がると信じるからです。いいえ、嘘です。ごめんなさい。それは少女ではなく私の思いです。 私は Mable & The Wood 2 がやりたい。 さて、少々長く語りすぎたようです。この物語の続きが気になるなら、1500円でダウンロードして遊ぶことができます。内容的には値段相応かと思いますが、手放しではおすすめできないクオリティを考慮すると少々高く感じられるかもしれません。ただもし、ほんの少しでも惹かれるものがあったなら、とりあえずウィッシュリストに入れてセールを待ってみるのもいいのではないでしょうか。 補足 ・アイテムは十字キーで使います。 ・タイトルから行けるオプションメニューでチュートリアルの繰り返しのオンオフや、ゲーム内でのボタンアイコンの表記(デフォルトでは PS コン準拠)を変更できます。 ・たまにある意味深なマーク付きの石碑はマップ上のマークと照らし合わせて現在地を確認するというアイデアの名残のようです。現在はマップに位置マーカーが追加され、その必要はなくなりました。(スレッド情報) ・不殺ルートの失敗はいずれかのボスを倒したタイミングで確定。ザコも殺さずの100%不殺は実績要素(ただし、移動が攻撃を兼ねるというゲームの性質上いばらの道! 現在達成率0%)。(スレッド情報) ・不殺ルート分かりにくい箇所のヒント:[spoiler]エレベーターの通り道を塞いでいるブロック、実は…。[/spoiler]
👍 : 27 | 😃 : 8
肯定的
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