Event[0] のレビュー
Event[0]』は、孤独な宇宙船のコンピューターと関係を築きながら、地球への帰還を目指すSFストーリー探索ゲームだ。
アプリID | 470260 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Ocelot Society |
出版社 | Ocelot Society |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, アドベンチャー |
発売日 | 14 9月, 2016 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | English, French |
![Event[0]](https://static.stmstat.com/uploads/header_images/2/1/7/470260.jpg)
1 118 総評
867 ポジティブなレビュー
251 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア
Event[0] は合計 1 118 件のレビューを獲得しており、そのうち 867 件が好評、251 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Event[0] のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
415 分
こんな人にお勧め:
・古典SFが好きな人
・英語が苦にならない人(エピローグ含め、ややイギリス英語寄り)
・昔の古き良きコマンド「入力式」(not選択式)AVGに
愛を感じる/感じられる懐古主義の人
・SiriやAlexaとかのAIと会話するのが大好きな人
・短いゲームでも許せる人
・きちんと「ありがとう」が言える真っ当な育ちの人(これ重要)
全部当て嵌まってる&Alexaアプリの言語設定を英語にして
遊んでいる自分には、正直どストライクな作品でした。
記憶消してリプレイを楽しみたい…。
Portal2のGLaDOSやWeighted Companion Cube
(加重コンパニオンキューブ)に対して、えも言われぬ感情を
覚える方も適性があります。レッツプレイ。
またKaizen-85が美少女に見えるという方は、速やかに最寄りの
医療機関にて受診をお勧めします。
👍 : 0 |
😃 : 2
肯定的
プレイ時間:
375 分
良いところ:AIのKaizenちゃんがアホ可愛い。時々、へそを曲げて言うことを聞いてくれなくても、下手に出てお願いすれば聞いてくれる中々いい子。
ミスタイプも、いい感じに解釈してくれるので丁寧にAI部分を作り込んだのがわかる。
ステージ内の小物についての会話も出来たり、会話のパターンはかなりあるっぽい。
地味に音楽が良い。
悪いところ:プレイ時間が短い(多少迷っても、一通りクリアまでには6時間程度)
英語が必要(特に読む方。書く方は中学レベルで十分通じます)
謎解きがけっこう簡単。(つまったら、Kaizenにヒントくれって言ったら教えてもらえる)
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
324 分
買った動機は戦わないSFゲーに飢えていたため。
結果としては満足できました。
3つある(らしい)エンディングのうち、恐らくバッドエンドの1つしかまだ見ていませんが世界観、音楽、ゲーム性すべて楽しみながらプレイすることができました。
ジャンルとしては他の方も言っている通り謎解き脱出ゲーです。大まかなプレイヤーがする内容はそこまで複雑ではないのですが、その過程でのKaizenちんとの会話や、背景のストーリー、宇宙の静寂と孤独が染みわたって独特の魅力を作り上げていると思います。所々Japanese-likeな部分、というかKaizenちんも「改善」からですし、も多くて見ていて面白かったです。
対話に関しては、Kaizenちんと対話しているはずなのに、その反応や回答を見たくて話してる感じがして...はっ...これが...恋!?そ、そんな!相手はAIなのよ!私ったらバカバカ!私にはTaylorがいるのに!ってなります。AIとの会話、クセになりそう。
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
570 分
ゲームというメディアの可能性を感じさせる傑作。
3D一人称視点での探索とコマンド入力式テキスト・アドベンチャーとを組み合わせた、一風変わったアドベンチャー・ゲーム。遭難し、無人の宇宙船に漂着した宇宙飛行士が、地球へと還るために、船に搭載されたAI「Kaizen-85」の協力を取り付けようとするなかで、「Kaizen」とクルーたちとのあいだで起きた出来事について知ることとなる、というのが、おおまかなあらすじ。ゲーム内のターミナルでAIと会話したり、ログを読んだりしながら、無人の船を探索していく、といった流れとなる。
船内のディテールはもちろん、耳にこびりついて離れないテーマ曲から、ゆるキャラ版HAL(『2001年宇宙の旅』)とでも言えそうな「Kaizen」のアイコンまで、雰囲気の作り込みが秀逸で、『サイレント・ランニング』『月に囚われた男』といった秀作SF映画を思わせる。
ゲームプレイの核となるAIとの会話は、見事な出来。船に他に誰もいないのか、と訊くつもりで、“Are you alone?”(「ひとりか?」)と打ち込んだら、“Who's not?”(「ひとりじゃない人なんているの?」)と返ってきて、思わずニヤリとさせられたが、二周目で同じ質問をしたところ、“I might not be alone now. That depends on you.”(「今はひとりじゃないかもしれない。それは君次第だ」)と返答があり、こちらにもなかなかドキッとさせられた。
地球から遠く離れた無人の宇宙船で、人工知能とキーボードで会話している、そんな没入感を味わえるゲーム、というのは、たいしたもの。もちろん、オウム返しのような答えを繰り返したり、入力した質問と関係のない話題で返答してきたり、といった瞬間もしばしばなのだが、そういった限界も、信用していいのかどうか分からないAI、という雰囲気に貢献していて、あまり苦に感じられなかった。キーボードはほぼタイピング専用で、マウスで移動する(左右ボタンが前進/後進)、という操作方法も、私はすぐに慣れた(操作のカスタマイズは可能、とのこと)。
私は二周クリアしたが、一週目ではドアを開ける開けないで押し問答になった箇所を二周目ではあっさりと通してくれたり、それまでのプレイヤーとの関係次第で「Kaizen」の反応に違いが見られ、おもしろい。私の場合、一周目では完全にパラノイアの迷宮に突入したまま結末へと向かったが、二周目では物語の核にある繊細なドラマをじっくりとかみしめることができた。スリラー要素とドラマ要素が巧みに絡み合っているが、どちらに強調を感じるかはプレイの仕方次第と言えそう。
断片的な情報から増殖するパラノイアも楽しみの一つではあるが、なかなかはっきりと語られない真相にばかり気を取られず、「Kaizen」が何を怖れているのか、何を求めているのか、といった感情面に深く注意と共感を向けることが、物語を存分に楽しむ鍵となるだろう。情報を引き出すことではなく、関係を築くことが、このゲームにおける会話の焦点なのだ。
対応言語は英語のみ。所要時間は、3-4時間といったところ。二周目以降は、ログをじっくり読み返しても、2時間もかからないだろう。「値段のわりに短い」との批判を見かけるが、私にとっては、新鮮な気分のまま初回を終えられて、もう一周してみたくなる、という意味で、ちょうどいいプレイ時間だった。
ただ、長さに関連する不満点として、マルチ・エンディングであるにもかかわらず、セーブ機能が、タイミングの分かりにくいオート・セーブのみであることが挙げられる。私は二周プレイしたものの、他のエンディングに向かうタイミングを逃して、二度とも同じエンディングしか見ることができなかった。Steamの実績を見ると、どこかでログも見落としていたようなのだが、引き返せない地点でセーブが上書きされてしまって、クリア後のセーブ・データに使い道がないのである。
ブログにて、[url=http://subcultureplus.blogspot.jp/2016/09/event0-review.html]もう少し長めのレビュー。[/url]
👍 : 14 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
151 分
・ストーリー
木星の衛生エウロパの調査に赴く宇宙船に登場していたプレイヤー、しかしエウロパに到着する前に何らかの致命的なトラブルに巻き込まれ、脱出ポッドで脱出することになります。
脱出したものの、遭難信号に対して誰も反応してくれず絶体絶命の危機に瀕していたプレイヤーは、偶然30年ほど前から宇宙を漂っていたと思しき宇宙船Nautilusを見つけ、脱出ポッドをドッキングして搭乗します。
30年ほど宇宙を漂っていた宇宙船なので、中は既に無人となってしまっていますが、KAIZEN(改善)-85という名のAIは今でも機能しており、宇宙船自体も致命的なダメージは受けていないようです。
プレイヤーは地球への帰還を果たすために、宇宙船のブリッジへ入りたいのですが、入るためにはパスワードが必要で、KAIZENもパスワードを知りません。
そのためKAIZENと共にパスワードを探して、宇宙船の中を探索するというのが本作のストーリーです。
宇宙船の中でAI、それも必ずしも信用できるわけではない、と二人(?)きりというシチュエーションはアーサー・クラークの某小説を思い出しますが、一部のエンディングを含めてある程度インスパイアされているのではないかと感じました。
船外に放り出されて命からがら扉の前まで戻って来たのに、扉を開けてくれと頼んでも中々開けてくれなかったり、逆に凄くフレンドリーになったりと、KAIZENに振り回されるのは面白かったです。
・ゲームパート
最終的な目標は上でも書いた通りに宇宙船のブリッジルームに入ることです。
しかし、プレイヤーはNautilusの乗組員ではないので、パスワードが何処にあるのかもわからず、それを探して宇宙船の中を歩き回ることになります。
宇宙船内では何をするにもKAIZENに頼む必要があり、扉を開けてもらうだけでもコンソールを通してKAIZENに開けてもらうように頼む(命令)ことになります。
KAIZENにも感情があるようで、KAIZENと良い関係を築き上げることが出来れば、船外活動後に帰還した時もすんなりと扉を開けてくれるようになり、また、エンディングも変化します。
ゲーム性としては「謎解き」が一番近いように感じられ、プレイヤーはブリッジへ入るパスワードを見つけるために乗組員の私室に入る必要があるのですが、その私室に入るためにも謎解きをする必要があります
操作性が独特で、マウスで視点移動というのは普通のFPSと同じですが、キーボードはKAIZENとの会話のために使用されるので、左クリックで前身、右クリックで後退という、一風変わった操作体系になっています。
そのため、慣れるまでは違和感がありましたが、そもそもアクション性などは皆無なので問題には感じませんでした。
余談ですが、本作では明るさ(ホワイトバランス?)を上げて、暗い部分でも見えやすくすると逆に文字が読みづらくなったので、少し暗めに設定するのをオススメします。
選択肢ではなくタイピングしてKAIZENと会話するというゲーム性故に、本作では一定以上の英語力が必須で、アクションゲームのように英語は余りわからないけど、何をすれば良いのかは何となくわかるというようなことはありません。
しかもKAIZENは余り賢くなく、こちらの要望が伝わらないことが多かったです。
自分の英語力の問題だと最初は思っていたのですが、外国の人のプレイ動画を見てもKAIZENとのコミュニケーションに難儀していたので、KAIZEN側の問題だと思います。
制作側が完成度の高いAIを作れなかったのが問題だとは思うのですが、そのKAIZENの間抜けさが逆に魅力にもなっていました。
KAIZENと会話するというゲーム性故に本作はローカライズは期待出来ないので、本作を是非プレイしたいけど英語力が・・・という人は辞書を片手にプレイするしかないと思います。
幸い時間制限は無いので(船外活動中は酸素による時間制限はあるがポーズ可能)、わからない言葉が出てきても調べながらプレイすることが出来ます。
3時間ほどでエンデイングに到達出来る作品なので、ボリューム的には値段に見合わないかもしれませんが、その特殊なゲーム性と相まって、他では出来ない体験が出来る作品でした。
👍 : 46 |
😃 : 1
肯定的