Lichtspeer のレビュー

矢を投げて敵を倒す タワーディフェンス系のゲームです シンプルのゲームですが 後半の難易度が鬼レベルです マウスの性能によってかなりストレス溜まるゲームにもなるけど 結論にいると楽しかったです。

ゲームシステムそのものは、至ってシンプルです マウスで狙いを定め、放物線を描く矢を放って敵を攻撃し 自機まで追い付かれたらゲームオーバー そう、むかし無料フラッシュゲーでよくあったアレです。 プレイされた事がある方も多いのでは無いでしょうか。 では、何がこのゲームを非凡たらしめているのか？ それは、[b] 「イカれた世界観」[/b]と[b] 「イカしたBGM」[/b]です。 [h1]・イカれた世界観[/h1] 主人公は退屈した主神に呼ばれ、退屈しのぎの為に バイキングやエジプト神と殺し合ってこいと命じられてゲームがスタートします。 退屈しのぎで戦わされてる為、矢を連続で外したらペナルティの雷が落ち、一瞬動きが止まります 後半のステージでは大抵そのまま死にます。　 …素晴らしいですね。 流石は「一日中殺し合って、死んだらまた再生して殺し合わせられる」ヴァルハラを [b] 「戦死者にとっての天国」 [/b]と位置づける、北欧神話ならではのクレイジーさです。 さて、戦場に出てみたら何か様子がおかしい 皆、やたらオシャレなんです。　LMFAOのPVとかで見たことあるようなパリピばっかです。 ボーダーのカットソーやカラースキニージーンズでバッチリキメてて 兵隊ペンギンさんだってキャップとサングラスが似合うフレンズです。 オシャレBOYたるものステージによって服だって代わります。氷河のステージでは金ボタンのピーコートを ちょいワルに着こなしていたゾンビ氏も、エジプトだとゴールドアクセとVネックカットソーになります。 サイクロプス氏なんて、髪型からヒゲに至るまで[url=http://ur2.link/Esx4] ニック・ウースター氏 [/url]ソックリです。 …ホント何なんだお前ら 最初こそファンタジーを取り繕っていた世界観も段々とおかしくなり、 謎の日本語カットインが入る巨大ロボのボスを倒したら ディスコ鉄道に乗ってサイケデリックな銀河にスリーナインするステージに突入していきます。 「時代考証や世界観の統一を蹴っ飛ばして好物をぜんぶ突っ込んでみた」感が素晴らしいですね。 開発者の脳を覗いてみたいです。ザワークラウトでも詰まってるんでしょうか？ [h1]・イカしたBGM[/h1] そして、マウスクリックのみのゲームに没入感を高める 無駄に高品質な80thライクなテクノサウンドも素敵です。 低音や高BPM頼りすぎない、今のEDMとは一味ちがう正統派です。 流石テクノ発祥ドイツのお隣の国、ポーランドのゲームスタジオって感じですね。 これは是非サントラと同時の購入をオススメします。 スタバでシュプリームのロゴシール貼ったマックブックを開きながら聴いてても 十分サマになるクオリティではないでしょうか。（個人の感想です) [h1]・欠点[/h1] ゲームそのものはやや単調で、あくまで息抜き向けである事と その上で後半の難易度の上昇っぷりがえげつない事でしょうか。 [h1]・総評[/h1] 平凡なゲームを、デザインセンスだけで非凡なものにしている稀有な作品です。 一度試してみる価値のある電子ドラッグだと思います。