Uriel's Chasm 2: את のレビュー

念のため、初めにフォローコメントを書いておきます。 レトロゲームが大好きで、 　　　　　“コンティニューが許されるのって、小学生までだよねぇ～wwwwwww” ・・って方ならば、楽しく遊べるかもしれません。あと、音楽が凄く良いです。サントラ出たら買ってもいいよ！ってレベル。 やたらフルーツに固執した、独特の雰囲気の作品。 このゲームはパっと見、【ミニゲーム集】かな？と認識しそうですがそうではありません。（アドベンチャータグ付いてるけど・・） ステージの概念があり、１面は【縦シュー・ボスステージ】、２面は【タワーディフェンスっぽいRTS（オマージュしてるレトロゲームありそうだけど判らん）】、３面はまた【縦シュー・ボスステージ】・・といった具合にゲームは進行していきます。ステージの合間には、テキストによるストーリープロットが挿入。バックで流れるクールなBGMも相まって、モチベーションは上がるかと。 ただ・・“次はどんなステージだろう？”・・とワクワクして進めてみたら、序盤は“縦シュー・ボス→RTS”の繰り返しだったのには、流石にモチベーションも下がりました（未だこの二種類しかプレイ出来ていない・・） そして、このゲームは【残機制】です。残機は次のステージに持ち越されます。悲しいかな、このゲームでは 　　“コンティニューなど許しません” というスタンスなので、先に進むにつれて上がっていく難易度に対抗するには、どれだけミスをしないか？が重要になってきます。 折角バリエーション豊かなミニゲームを揃えているのに、序盤の【縦シュー】ステージでホイホイ残機を削られてしまい、先に挙げた二種類のゲームしか遊べない・・という人も少なくはないんじゃないでしょうか。 難易度をどうにかしてぇ～！（泣）とは思いませんが、せめて、コンティニューなりライトゲーマーへの救済策があれば良かったかな、と。 太鼓を叩く謎の“茄子色のグラサン”キャラといい、独特の雰囲気がとても魅力的なだけに、非常にもどかしいです。 この際なので、序盤の二種類のミニゲームのインプレッションを・・。 ●縦シュー・ボスステージ ＞あぐらを組んだ密教っぽい雰囲気の自キャラを操作して、巨大ボスと戦います。ショットボタンでオート連射のショット、ボムボタンで弾消しボムの発射。 ちなみに、ボスは【フルーツ】を弾幕として飛ばしてくるので、初めて見た時は、“取っていいの？”と戸惑いますが取ってはダメです。素晴らしい初見殺しですね。 ゲージは、ボスの体力・リスクゲージ・フルーツゲージ、の三つがあります。 リスクゲージは、近年の縦シューによくある仕様。ボス本体に近づいたり、玉かすり（失礼、誤字です）をする事でゲージが上がっていきます。ゲージが上がるにつれて、自機のまわりにある二対のオプションが回転。ぎゅんぎゅん廻りだします。MAXで回転しているときは、まるで雷神の太鼓のようです。 ちなみに、ボスから離れたりするとすぐにゲージはクールダウンするのですが、MAXまで上がった時はフィーバー状態となり、一定時間持続します。 この太鼓ビットは、シールド性能があるので、コレを上手く活用するのもポイントかと。 フルーツゲージは、太鼓ビットでフルーツを消す度に溜っていきます。満タンになるとオートでショットがパワーアップ。弾幕を掻き消しながら攻撃出来る強力なショットです。リベンジタイムです！喰らいやがれ！！です。すぐ終わるけど。 とまぁ、こんな感じで良く出来ているので、二回までなら楽しめたかなぁ・・。 ●RTSステージ ＞初めてプレイした時は、ホント何していいのか判らず、お母さんに聞いてみようかと思ってしまう様な神ゲーです。スカイリムなどのオープンワールドゲームで、“何をしていいか判らず途方にくれる”感覚と似ている訳でもないですが。 画面切り替えの無い正方形のフィールド上に8本の木があり、その木がランダムで落とす【フルーツ】を6個集めるのがこのミニゲームの目的です。 この木には耐久力が設定されていて、襲ってくる【火の玉】軍団から護ってあげなければならない。。のでしょうが、なんせ8本あるので、下段の4本だけ護っていれば何とかなっちゃいます。木が蹂躙され消滅しても特にペナルティはありません。寛大な仕様に感謝です。 で、この火の玉軍団への対抗手段ですが。ショットボタンを押して水玉軍団を召喚して戦わせます。（ここで使うボタンはこれだけ！）他力本願最高！ 水玉部隊は5ユニットまでストック出来ます。全て召喚してしまっても、画面中央下部に鎮座するナスビのとこに行けば、再装填出来ます。 水玉放流→ナスビ→水玉放流→たまにフルーツ回収、でだいたいクリア出来ますね。ただ、火の玉の攻撃に当たると残機が減るので注意。画面右のインターフェイスに、水玉対火の玉の戦況が逐一実況されていますが、まぁ、バラエティ番組のワイプくらいの感覚で大丈夫かと。（後半ステージではどうか判らないけど） こんな感じです。単調なプレイ感覚ではありますが、妙に愛着が沸いてしまうミニゲームですね。 私はこのゲームの独特の雰囲気と音楽が気に入り（あと、ナスビ推しの動画）購入したのですが、特に後悔している訳ではありません。 ただ、フレンドにお奨めするかと言われたら、流石にそれは出来ないと判断したのでNO!を付けておきました。 懲りずにチマチマ遊んで先に進めたら、また追記しようかと思います！ 長文失礼致しました。