Conquest of Elysium 4 のレビュー

ユニット同士の大規模オートバトルが醍醐味の4Xグランドストラテジー。 基本は指揮官を操作し、野良ユニットと戦いながら土地を占領し、占領した土地から得たリソースを使ってユニットを雇用し、ユニットが溜まったら他の勢力を潰しに行く。Age of Wondersとかが近い。 勢力によって雇えるユニットもリソースの種類も経済の形式も全く異なるので、いろんな遊び方ができる。 ■良い点 ・大量のユニット同士のオートバトルを眺めていると楽しい。ほとんどのユニットは1x1だが、4x4とかの超巨大なやつもいたりしてロマンがある。 ・勢力の数が異様に多い。フレーバーだけでなく経済の様式が全く異なるので、いろんな遊び方ができる。 ・ユニットに超細かいスタッツとかが設定されていて、戦闘中の状態異常や負傷なども再現されていて、ファンタジー世界で軍を率いている解像度が高い。 ■悪い点 ・AIがアホ。メイン拠点を潰されるとゲームオーバーなのだが、拠点を空っぽにして占領されて勝手に滅亡したりする。なんもしてないのに敵が全部自滅して勝ったなんてことも。 ・難易度設定はかなり雑で、AIの出力にゲタを履かせるだけ。最高難易度はおそらくプレイアブルでない。 ・マップの種類によって相性が良すぎる文明とそうでない文明があり、そのへんのバランスが悪い。 ・強い選択肢と弱い選択肢の格差が激しすぎる

同社のDominionsシリーズをプレイしていて気になったので購入。 基本的にひたすら周囲の探索、兵団の増強が基本 内政的な要素はほとんどなく兵を集めて敵勢力すべてを倒せば勝利なのだがそこはファンタジー世界敵対勢力より余裕で強い無所属ドラゴンやらリッチがいる中立の要塞などなど 選べる勢力は20種類で勢力ごとに兵の集め方がことなっておりマップや初期配置がランダムなのもあわせてそれなりに複数回のプレイに耐えられる（ランダムすぎて敵が中立軍に殺されて勝利も普通に起こる、逆もあり） ゲーム自体は昔のパソコンゲームのやって覚える失敗して覚えるタイプのゲームなのでグラフィックが地味なのも合わせて万人には到底お勧めできないが 同社のDominionsシリーズをプレイしていてちょっと気分転換にというくらいでプレイするのがいいと思われる。 ファンタジー世界のあんな魔獣やこんな怪物がでてくるのが楽しい モンスターコレクション（富士見文庫）を昔読んで今でも大事に持っている。 TRPGのルールブックを読むのが好きだ。 上記に当てはまる人ならこのゲームが楽しめるかもしれません。 ただし、Dominionsシリーズのほうが完成度は高いのでそちらをプレイしたほうがいいような気もします。Conquest of Elysiumシリーズは開発会社的にも気分転換にという位置付けだと思われます。

ファンタジー世界をモチーフにしたターン制SLG　に見せかけて実際はカジュアルな陣取りである。 外交も何もない暗黒時代を背景に物量vs物量で殴り合おう。 トレイラーを見てもわかるくらいチープな絵柄だが、代わりに中身を重視している。 21人の勢力はどれもこれもユニークな設計で、ゴールドや鉄で歩兵を招集し要塞を築く者、森からハーブを採集し野生生物やケンタウロスを司る者、生贄をリソースとして強力なクリーチャーを召喚する者、OniやBakemonoと呼ばれる種族、ドワーフ、ウィッチ、もちろんドラゴンだって居る。 一部は内政要素も軽く含んでいるが、基本的に周囲の土地を探索しリソースを収集。軍拡を行い土地を広げ他勢力を呑み込んでいく。全ての勢力を排除すれば勝利となる。 6つのディメンションが存在するらしいのだが現状まだ見つかっていない。きっとこれは世界の広さに怯えた臆病者が見た幻覚に違いない。私はこの世界の王になるバロンなのだからそんなものは怖くないのだ。 ■良い点 ・1つの勢力だけでも充分やりごたえがあるのに、21の勢力全てが異なるゲームスタイルなのでリプレイ性は◎。 ・煩わしい外交を捨て去り周囲全てが敵というシンプルなシステム。 ・チープな見た目に反して戦闘は中型・大型のクリーチャーが見た目でわかりやすく小型相手を蹂躙する姿は圧巻。 ・秀逸なケルトBGM ・戦略SLGにしては非常に軽い。マップを最大サイズでAIも最大にしても全然軽いなんて滅多に会える環境ではない。 ・ランダム性が強く一見詰みやすい環境に見えても、異なる分野でメリットが発生してゲーム展開を異なるものに出来る。例えば騎士の勢力が森だらけの世界に誕生しても、森を制圧するとユニコーンライダーという強力な騎兵を得られるようになるといった事が起きる。 ・Modが優秀。AIが即時滅びたりする部分を改善していたり、バランスを更に強化していたりするので慣れればより楽しめる。 ・情報が少ない為敷居は高いが、ひっくり返せばレールのない世界を自分で敷ける喜びがある。 ■悪い点 ・UIが不親切。ユニットを雇用する場所を選ぶ時に右クリックでフォーカスはしてくれるのだが、雇用画面と重なってしまうので面倒だったり、ユニットの分割が面倒だったりと細かい部分でプレイヤーに負荷が掛かる。 ・戦後のリザルトが無い。被害がどれくらいなのかが目視しづらいのは残念である。 ・ゲーム勝利後の情報も少ない。資産関連のグラフと初期世界を覗くことだけしか出来ない　というか敗北時と同じである ・もう1ターンだけも無い ・個人的には嫌いではないが、大軍になるほど非効率な陣形になる。 このゲームは前衛中衛後衛の概念で縦にユニットを並べるのだが、規模が大きくなるほどどのカテゴリーも横の太さが増していく。 肥大化すると前衛だらけになりすぎて後衛の射程が届かない。前衛が溶けると後衛だけしかいないというアンバランスな配置になる一方、大き過ぎる軍隊は非効率だから物量だけが全てではないという側面があるとも言える。 ・鹿 ・AIの1/4くらいは初期の数ターンで敗北する。これは蛮族が強いのもあるが、思考ルーチンに問題があるらしい。対策としてはAIを沢山配置するしかないが、最初を乗り越えたAIはしっかり強いので楽しめはする。 陣取りで考えると非常に長く面白く遊べるだろう。UI面がしっかり出来ていれば間違いなくオススメ出来たのが少し残念か。 しかし充分面白いので評価はGood。後半に何が待っているかはまだ知らないので楽しみである。 --余談-- 私はこのゲームのBGMを作曲した"Adrian von Ziegler"氏のファンです。 彼が手掛けるケルトBGMは非常に素晴らしく前から聞いていたので、それが採用されているのが非常に嬉しかったですね。 このゲームのトレイラーに使われている"Evocation"も良い曲ですし、Youtubeで聞くことが出来るので興味がある方はそちらも参考にしてみてください。 --ここまで余談--

Humans started playing when the God left this land. But this land was too small for humans to live in harmony. You can lead your own race and become the king of the Elysium, and if you are not interested in the throne, you can go on a journey to know the secrets of the world. Both are worth betting the souls of your race. Do what you are supposed to do before the god came back to Elysium. 神々の戦いが終わり、世界が黄昏の時を刻んでいた時代 その片隅で人類は下等生物として細々と生き延びていた やがて彼らは知恵を持ち文明を築いて繁栄していくが 相容れない信仰を持つ他種族と衝突する 「では決めようではないか、誰がこの世界の王なのかを！」 彼らはまだ知らない、神々が目覚める夜明けが近い事を… ---------------------------------------------------------------- Dominionsシリーズで知られるIllwinter Game Designが送る ハイペースなターン制ファンタジーストラテジー 世界はランダムジェネレートされ プレイ可能な種族は21種類、登場モンスターは1000種類以上と 何度も遊べるリプレイ性の高い作品です 登場種族は世界の神話や伝承、物語などが元になっており 日本の妖怪や化け物の種族も登場します また、重厚な音楽が大変素晴らしく、ゲームを盛りあげてくれます えっ？ グラフィック？ すぐ慣れます… ゲームの流れは以下の通り 1.探索期 周囲を探索し、町や村、資源などを手に入れていく しかし忘れてはならない、人類はまだ矮小な新参者であることを 世界は魔獣や野生動物の縄張りなのだ この試される大地を、初期兵力のみで生き延びろ！ 2.拡張期 資源や収入が増え、やっと兵の雇用ができるようになる だが、まだまだ高価で、一兵たりとも無駄にできない 周辺の探索も進み、そろそろ他のプレイヤーにも出会う頃だろう 決戦に備えて、最強の指揮官を作り出せ！ 3.決戦期 各陣営、切り札となる召喚生物を軍に編入してくる そして神の御業ともいうべき奇跡の魔法が詠唱される 「さぁ、誰がこの地の支配者か決めようではないか！」 コンコン… あれ？ 誰か来たようだ… 4.宴の終わり 天からは異形の者が降り立ち、大地からは怪物が現れた 海からは古きものたちが押し寄せ 山は火を吹き、精霊王が姿をみせる 各地にデーモンがポータルを開き 死者は冥界からこの世へ這い出した そして人の子らは全てを知る この地が誰の物であったのかを Do you intend to fight against the god ? Oh my... ---------------------------------------------------------------- [h2]CivilizationやDominionsみたいなゲームですか？[/h2] いいえ、内政は一切無く、資源産出地を占領するだけです 研究は指揮官をアップグレードしていくことで 様々な特技や儀式を習得し、やれる事が増えていきます プレイ感覚としては、Heroes of Might and Magicが近いです [h2]前作CoE3からプレイしたほうが良いですか？[/h2] [h2]CoE5の前にCoE4をやるべきですか？[/h2] いいえ、特にストーリーの繋がり等ありませんので 5だけでかまいません。3と4は役目を終えました 3と4はセールで安いですが、5を買うことを強くオススメします [h2]CoE3からの変更点は？[/h2] [b]戦闘がユニットごとの攻撃優先順位による同時ターン制になった[/b] 3は攻撃側が後攻なので大軍になるほど攻め手が不利だった [b]攻城戦のアップグレード[/b] 大都市や拠点に城壁と門が設置されるようになった [b]世界が大幅に広くなった[/b] Elysium以外の世界も実際に生成されて行き来できるようになった [b]後半のおたのしみが増えた[/b] 人の子よ、お前たちは調子に乗りすぎた… 遊びの時間は終わりだ [h2]AIプレイヤーの強さは？[/h2] 序盤、守りよりも重要資源奪取を優先させるため 事故死しやすいですが、その後の伸びは良いです 安全に生き残ることよりも1位を目指す調整になっています あとはMAP次第なのですが、下記設定なら プレイヤーを存分に楽しませてくれることでしょう [h2]ゲーム開始時のオススメ設定は？[/h2] [b]Map Size - Enormous[/b] [b]Society - Empire[/b] [b]AIプレイヤーの数 - 最大[/b] [b]unique random players - on[/b] AIを最大数参加させる理由は、序盤死にやすいのと ランダム生成されたマップにAIの首都と町が配置されるため 収入元や拠点として使えて、MAPの安定度が増すためです Empireの時代は波乱も少ないので、思う存分冒険を楽しめます [b]Map Size - Large[/b] [b]Society - Random[/b] [b]AIプレイヤーの数 - 6 (Team 3vs3)[/b] [b]Clustered start for allied players - on[/b] [b]Common cause - on[/b] オンライン対戦準拠の3vs3バトル 重要施設には味方に占領されないように 1でいいのでユニットを置いておきましょう 友軍の戦闘マスに加勢して一緒に戦えるので ソロとは違った楽しみがあります [h2]別に神を倒してしまっても構わんのだろう？[/h2] [b]ええで(^ω^)[/b] ---------------------------------------------------------------- [h1]最後に…[/h1] 個人的にはConquest of Elysium 4の魅力とは 未知を既知にしていく事で感じる、世界の広がりにあると思います 覇者を目指すのならば、危険を犯して異界の門をこじ開けたり ボイドの狭間に飛び込む必要はまったくありません。しかし… 世界はどうなっているのか？ 神とは？ 目の前の異形が神なのか？ ぜひ冒険心を忘れず、あなたのその目で確かめてみてください 通常プレイでは遭遇できないさまざまなイベントが巻き起こり Conquest of Elysiumの世界に彩りを添えてくれることでしょう I hope you enjoy your own journey. <3