Insanity's Blade のレビュー

カプコンのブラックドラゴンのような雰囲気を感じさせる、レトロアーケードなゲーム。 正しくゲーセンにこんなゲーム置いてありそうだな、というような作りである。 ９０年前後のアーケードアクションに思い入れのある人にとっては懐かしさを感じさせるそんなゲームだと思う。 スプラッタ表現が多いので苦手な人は要注意。 BGMは１６bit と８bit を選べる。アーケードなFMかファミコンな8bitだ。 さて肝心のゲームの中身はというと、とっても「荒い」の一言。 難易度が高いんだか低いんだかよく分からない部分が多い。 一部分はデストラップでシビアだったり、かと思えばグラが違うだけで一発シバけば倒せる敵がワラワラ出てきて、草刈ゲーになったり。 ストーリーモードだと同じステージを何度か行き来する場面（マップの使い回し）もあったり。 またステージのクリア時に、クリアテロップがなかったり。 いろんな所の雑さ加減が逆にレトロアーケードを連想させてくれるが。 つまる所、古いアーケードの雰囲気が好きな人にとっては良い作品だと思うが、世代が外れてしまい、それらに思い入れの無い自分の様な人間にとっては「ゲームとして雑でストレスが溜まる、盛り上がらなく嫌になってしまう」という感じであったので、いいえ評価。

レトロなカンジのアクションゲームです。アーケードモードの他にストーリーモードもあり、難易度もやや高めです。 当時のゲーセンにあるような雰囲気。当時のゲーム機にあるような雰囲気。 そういったのが好きな方にオススメします。

時々カダッシュやラスタンサーガなど、往年のタイトーの血生臭く荒々しい作りのなんとなくRPGっぽいアクションゲームをやりたくなりませんか？ そんな時このゲームがお奨め。 ゲームはなんとなくカプコンのブラックドラゴンな雰囲気のオーソドックスなアクションゲーム。プレイ中に溜めたお金で武器やHPを強化できる。 しかしステージを戻る事はできないので、得られる資金はおよそ固定で稼げない、必要な時にショップが無いもどかしさが実に「タイトー感」 操作感や敵の動きが微妙にギクシャクしていて痒いところにあとちょっと手が届かない感触も「タイトー感」 ダメージを食らった時、食らった方向の逆に飛ばされるのではなく、自分の背中方向に飛ばされるいい加減な感じも「タイトー感」 難度曲線が上下にフラつき、序盤なのに難しいかと思えば終盤なのに簡単なシーンがあったり、時々前景の陰に敵が隠れて見えなかったり、ステージ構成が微妙にテキトーな感じも実に「タイトー感」 画面外の床に飛び降りるとジャストで敵がいるが、狙ってそうしたのではなく「適当に置いたのでここにいる」みたいな雑な敵配置も実に「タイトー感」 「往年のタイトーのあの感じ」が連打されるので、ワザとやってる、こういうのが好きなんだな、と思われる。 こう並べ立てるとクソゲーな匂いがプンプンするが、ギリギリクソゲーになってない感じも「タイトー感」 いわゆる「なんちゃってレトロゲーム」で、どのハードのゲームと特定はできないが、往年のタイトーのACゲームやメガドライブ風の薄暗く毒々しい色使い、FM音源風な効果音、デルタ変調PCM風の音声が良い。 レトロモダンなエフェクトの作りがとても上手で、古臭い見た目だが地味さは感じられない。 押し寄せる敵を投げナイフを撒き散らして殲滅し、モーニングスターで叩き潰し、掴んで投げ飛ばし、抱え上げて背骨を折り、腕を引きちぎってそれでぶん殴り、死体を振り回して殴り飛ばす。血生臭く泥臭いパワープレイが思う存分楽しめる。 クリア後はメインステージをどこからでもプレイ可能になるので、アイテム探索や稼ぎもし放題になるのは良い。