Mystik Belle のレビュー

絵と音楽はすごく良いです。 でも肝心のゲームのテンポがすごく悪いです。 不親切な謎解きでも楽しめるタイプの方であれば、お薦めできそうな内容でした。 気軽に遊びたい人には向かないのではないかと思います。

主人公は魔法学校に通う魔女っ子のベル。儀式用の霊酒をダメにした嫌疑を晴らすため、今夜中に霊酒の材料を集めて作り直さなければならない。間に合わなければ即退学！　（安心してください、実際には時間制限ありませんよ） そんなわけで探索型２Ｄアクション。マップをさまよって集めたアイテムを他の場所に持ってくと新たな道が開け、各所のボスを倒すと新魔法（攻撃手段、ダッシュ、２段ジャンプなど）が手に入って、さらに道が開け…を繰り返す、例のアレです。複数の材料アイテムを組み合わせて１つのアイテムに合成することが多いのが特徴ですかね。 ドット絵、且つ、キャラが大きめで動きが多彩。通常弾を撃つとその弾を光源とした光の処理がなされ、きちんと影の向きまで反映されていて芸が細かい。敵キャラ爆散のエフェクト（動画の0:40過ぎ）は好きじゃないが、その他はおおむね好印象でした。 他の方も書かれているジャンプのしづらさですが、モーションが緩やかなため、届くはずの足場が一見すると高度が足りなくて届かないように見えてしまう。その違和感に慣れるまでが本当にやりづらく感じましたが、慣れた頃にはダッシュ（空中可）なり２段ジャンプを会得してうじゃうじゃ（竹本泉）な感じ。 言語について。ストア表記では日本語未対応になっていますが、ユーザーインターフェイスは対応済み。シナリオはなんと始めの方の極一部のみ対応。すぐに英語のみになります。英語が苦手でも、それっぽいアイテム名を追っていけば進んでいけると思いますが、読み飛ばして適当にプレイしていると後述するアイテム所持数の制限があるためツライでしょう。言語ファイルは通常のテキストファイルで、フォルダ内にありました。（少し自家翻訳してみましたが、改行位置を明示的に指示しないといけないタイプだったので面倒…） 難易度はスタート時に選択できる２種。 Normal…万人向け。アイテムの保管箱が使える。死んだらその部屋から。 Hard…敵の攻撃が激しい。アイテムの保管箱がない。死んだらスタート地点から。 アイテムを持ち運べる個数は６個。にもかかわらず、一番最初に渡されてこれを持っていないと「同一画面に長居すると特定の敵（弱いけど）に追い回される」Hall Passでまず１つ、アイテム合成するための材料が最高で４つあり…で、余分に持てるのは１つ。しかし後の方で使うアイテムが早めに入手できたり、全く使わない文字通りのゴミもあったり。となるとアイテムのやりくりはどうするか。その解決方法が保管箱。マップのあちこち（その多くはアイテムが置いてある場所の近く）にあり、どの箱に入れても中身が繋がっていてどこからでも取り出せるというよくあるアレ。しかし、アイテムそのものは任意の場所に放置していくことが可能で、かつ、どこにアイテムを置いたかが全体マップにマークされます。なので、そのまま置きっ放しでもかまわないし、保管箱が無いHardでは全５カ所あるワープ扉のそばに放置すれば済んでしまい、所持数制限はゲーム性を高めているようには感じませんでした。 総評としては、この手のジャンルが好きで、２晩くらい、あるいは休日１日遊べるゲームが欲しければオススメできると思います。

魔法学園を舞台に、魔法少女のBelleちゃんが冒険をする２Dドット絵アクションゲーム。 広大なマップを探索し、謎解きをしたり集めたアイテムを駆使したりして進めていくメトロイド風味のゲームで、進行の自由度は比較的高い。 基本的な英語が読めることは前提になるが、謎解きも一部を除いてはそれほど難しくはないし、 用途のよくわからないアイテムについては最初のワープ地点から右上あたりの部屋にいる魔女に見せると、なんとなーく使い道を教えてくれる。 また、マップ画面に白い点でアイテムの位置が記されていたり、用を果たしたアイテムは消滅したりと、細かい所でも親切設計。 （なぜか一切用途のないダミーアイテムもあるが、某所にあるゴミ箱で処分できる） ただアイテムの所持上限が少なく、とりあえず使わなそうなアイテムはどこかに放置しておかないといけない。 そのせいで行ったり来たりするハメになるので、若干めんどくさい。正直いらん要素だったと思う。 アクションについては、序盤こそジャンプ力のなさや攻撃範囲の狭さにイライラするかもしれないが、 ゲームを進めていきダッシュや2段ジャンプが揃ってくるとかなり快適になってくる。 ボス戦についてはあまりゴリ押しが効かず、行動パターンを読まないと勝てないような設計になっているが、難易度自体はそれほど高くはない。 ドット絵も綺麗だし、音楽もいいし、難易度も程よい感じだし、レトロアクションゲーが好きな人にはオススメできる作品。 日本語がないのが本当に残念。 最後に。一番最初に手に入るリンゴは絶対に手放してはいけません！ （←中盤まで気付かずずっと死神に追い回されながらプレイしてた人）

濡れ衣をかけられた、魔法学校の新入生の少女「ベル」が 儀式用の酒の材料を求めて奔走する2Dアクションゲーム オーソドックスなメトロイドヴァニア+謎解きゲームで、 NPCからのヒントを受けつつ、学校の内外に落ちているアイテムを集めて進めていく 日本語には対応していないものの、辞書とにらめっこすれば何とか分かる程度の謎解き難易度 何より目を引くのはドット絵の細やかさで、特に背景や光源の表現が綺麗 魔法学校の雰囲気が良く出ていて素敵 BGMも曲数は少ないが耳に残るいいBGMが多い アクション面は場所によって二段ジャンプが出なかったり、 ダッシュが出しづらかったりと、やや硬さが気になる クリアまでは約8時間 勘のいい人や英語の得意な人ならもっと早く終わるかも？ ハリポタ好きだったり魔女っ子KAWAII！したい人にお勧めです