The Cat Lady のレビュー

スクリーンショットの不穏さに惹かれて購入。 日本語非対応。ポイント・アンド・クリック型のアドベンチャーゲーム。 自殺による死の間際、不思議な出来事によって不死性(Immortality)を得た中年女性が主人公。 サイコパスから逃れるためにあがく無力な主人公、というシチュエーションで、ホラーとしての怖さは確かなのだが、 時には残虐な殺人鬼たち相手に大立ち回りを演じる、という痛快娯楽活劇でもある。 グロテスク・ホラー描写がふんだんに盛り込まれており、それがメインである謎解きに深く関わっているのに好感が持てる。 優れた音楽、グラフィック、恐怖演出に加え、ストーリーも単純なものでなく、良く練られていると感じた。 ストーリーを楽しむためには英語を多少なりとも読める必要があり、その障害がクリアできるのであればプレイをおすすめする。

テキスト、選択肢多めのアドベンチャー ホラーゲームらしくドキリとする演出もてんこ盛り 悪夢のような体験は一度経験すると病みつきになるかも アドベンチャー、ホラーゲームが好きな人にオススメ

切り絵アニメーションを思わせるような幻想的なグラフィック、作り込まれたストーリー、世界観を精密に描写する多数の楽曲が特徴のサイドビューADVです。 レビュー時点では日本語化MODが存在せず、それなりの量の英文を読みながらプレイする必要があります。 フルボイスであるため雰囲気で何となく伝わる部分も多いと思いますが、使われている単語が結構難しく、僕は辞書を片手にプレイしました。 とはいえ、ゲームを進行するために必要なのは、アイテムを収集してそれをどこで使うかを考えるだけのシンプルなものですので、言語が壁になって全く進めなくなるということはないでしょう。 （ただし、会話の選択肢によってゲーム展開が変わるのでその点は注意） 世界観は、ゲームで言えばサイレントヒル、映画で言えばデヴィッド・リンチ作品のような異世界ものを思わせます。ストーリーもまた、人間の抱えるダークな部分を扱ったものです。 ゲームは孤独な中年女性（主人公）の自殺から始まります。しかしながら、よくあるタイプの、ただか弱いだけの人間ではないことがゲームの進行とともに理解できるでしょう。 皮肉めいた笑える台詞、ある時点から相棒となる若い女性、Mitziとのやり取り、友情。 主人公がなぜ人生に絶望しているのか、なぜ孤独になってしまったのか。 やや難しい謎解きもありますが、ぜひとも最後まで見届けてほしいと思います。

プロローグが終わった辺りでは、こんなのがあと7章もあるのか……と驚愕＆軽く後悔したものの。 話を進めていくうちに、狂人と対峙するSusanにあれこの人格好良くない？となり、一部で挟まれるハイブロウなイングリッシュジョークにくすりとなり、そして最後にはなんだかほろりと。 PVではゴアな部分が強調されていますが、この作品の本質はストーリーテリングの妙と人間の描写にあると思います。 印象に残ったシーン：[spoiler] ・4th parasiteで「If you hurt... my friend...!」とfriendという言葉を呟いたこと（これ見た後にプロローグ見ると色々とくる） ・The Legend of Cat Widow（爆笑した） ・エンディングの横顔 [/spoiler] 英語は全セリフに字幕表示があり、かつ全て口語のため表現は簡易。 英語アレルギーでなければどうにかなります。 オススメです。 日本語訳について： 有志によって邦訳作業はされているようなのですが、 残念ながら技術上の問題で日本語表示は難しいようです。 https://steamcommunity.com/app/253110/discussions/0/522730076210866620/ 覚悟を決めてやってみましょう！

クリック総当り式のクラシカルなアドベンチャーゲーム。 スプラッタ演出を含むので苦手な人は注意。 日本語訳はなし。 英語字幕を停止することができないので読み取りは大変だが、台詞はすべて音声つきなので多少の英語が聞き取れれば、ストーリーの大筋はギリギリ理解できるレベル。謎解きもそこまで難しくはない。 ホラー的な表現がどうしても目に付きやすいが、主人公の心の移り変わりがおそらくメインテーマのひとつに据えられているため、ひたすらにグロや恐怖を求めてプレーすると肩透かしを喰らう可能性が高い。 正直なところ脚本は粗が多い気もするし、お世辞にも深いゲーム性とは言えない。だが、疲れた中年女性が主役という珍しさや全体に漂う雰囲気など、どこかに惹かれる要素を感じたならばプレーする価値はあるとは思う。 少なくとも私はこの世界観を楽しむことはできた。

Cat Lady（猫おばさん）が自殺したところから始まる物語。 ポイント＆クリックかと思ったら十字キーとエンターキーのみでの操作でした。 最初は画面のダークさとドットの荒いリアルな絵にとっつきにくさを感じたけど、Mitziというキャラクターが出てきた辺りからとても面白くなりワクワクしながらプレイできました。 英語力は皆無に等しいのでストーリーやセリフの解釈は色々間違っているかもしれないけど、とても楽しめました。 なおこのゲームは三部作の二作目、一作目はDownfall、三作目がlorelaiです。

割と重要なことだが誰も言及してないのでクリア後に読むの推奨 [spoiler]全4種のマルチエンディングである。他は最終章の選択のみで決定されるがシークレットエンドだけ序盤からフラグがあり初見で行けるかかなり怪しいので注意。（というか二週目到達推奨）[/spoiler] ゲームは無論おすすめ。 Salad Fingersで有名なカルトアニメーターのDavid Firthが声優やってて驚いた。（個人的にファン）

物語は主人公スーザン・アシュワースが睡眠薬を飲み自殺を図るところから始まる。薄れゆく意識の中彼女が最後に見たものは近所の野良ネコの姿だった。ふと目が覚めると、そこは見覚えのない草原。そこにいたのは「蛆の女王」と名乗る老婆。蛆の女王は言う「私のために5人のパラサイトを殺せ、そのために不死の力を与えてやる」と。 システム キーボードで操作、特に難しい操作はない。よくあるADVらしくアイテムを集めて愉快な会話をしながら進めていく。調べられるものの近くに行くとコマンドが出るのでアイテムが小さすぎて見逃すといった心配はない。 マルチエンド。 難易度 難しくはない。しかし、ADVらしく気づくまでは結構悩むものもあるかもしれない。英語は高校卒業よりちょい上程度の力があればわかると思う。しゃべるのもそんなに早口ではない。字幕あり。他の方のレビューでも出てるが日本語で字幕を付けた実況がある。 ストーリー グロとホラー要素が強いが笑えたり泣ける要素もあり、単にグロいだけのそこらの凡ゲ―とは一線を画す。 最後はものすごく感動する。オープニングの演出もすごい。 音楽がいいのでサントラも一緒に買ってみてもいいだろう。エンディングで流れる「Forever」は泣ける。 気になった点 ・もしかしたらセーブデータの上書きができない？一回のセーブごとに新しいデータを作って煩雑だった。（もし上書きできるのならやり方教えてください） ・主人公が自殺しようとしただけあって物語が全体的に暗い。力強い鬱描写（？）に精神をやられるかもしれない。 ・よくよく考えてみるとストーリーが割と超展開。プレイ中は勢いで何とかなるが落ち着いて考えるとなんだそれとなる展開がちょくちょくある。 追記 ・アップデートでクイックセーブとデータの削除が追加されたよ。 以前まではセーブ可能回数を超えると設定ファイルを開いて不要なセーブデータを削除しないとだったのが簡単になったよ。やったね。 ついでに既存のセーブデータが消えてる気もするけどたぶん気のせいだよ。(前のバージョンに戻せば古いセーブデータが使えるらしいです。詳しくはパッチノートみてね)

[b] 「この作品に興味を持った」[/b]という時点でお勧めです。 内容については他のレビューに譲るとして問題となる英語について。 私個人のケースですが [list]－「英語ドキュメントは結構読める」[/list] [list]－「映画は字幕派（当然日本語字幕）」[/list] 程度で問題なく楽しめました。9割がた理解できれば問題ありません。 日常会話ではまず出てこない単語や早口のシーンを追いきれませんでしたが、そこはニュアンスで。 細かい点をフォローしておきます。 [b]「英語ドキュメントを読める」[/b] 別のゲームになりますが、Fran Bowあたりを楽しめる程度は必要です。 少し脱線しますが英語の攻略サイトを問題なく読める程度が理想となります。 グローバルプレイデータを見ると1章クリアは50%なのに 2章以後（アドベンチャーゲームとしての手間がかかる）は一気にクリア率が下がっています。 プレイする際は素直にwalkthroughを参考にしたほうが、よりストーリーに集中できるかと。 ※作品名＋walkthroughで検索すればすぐにたどり着けます [b]「映画は字幕派（当然日本語字幕）」[/b] ヒアリングもできたほうがより楽しめる、という事です。 （ほぼ）フルボイスという事もあり [list]－セリフのトーンやニュアンスを感じ取れる事でより集中できる[/list] [list]－この作品自体字幕はあるが、全部読んでいたのでは追いきれない[/list] となります。 普段英語映画を字幕で観ていて「この訳はちょっと」と思えたり、ジョークの言い回しでクスっとしたり出来る方ならOKです。 最後にちょっとした点を。 PC環境依存で挙動が変な時（私の場合はボリューム）は、SteamのBigPictureモードで解決します。

上質な映画のようなすばらしい演出、すばらしいストーリーのホラーゲームです。 十字キーのみで操作可能で謎解き、選択肢選びをしていくことによってゲームが進んでいきます。 主人公は孤独な40歳の女性です。友達といえば近所のノラ猫くらい アパートの住人たちからはCat ladyと呼ばれ疎まれています。 人生に絶望し睡眠薬自殺を図ったことにより奇妙な出来事に巻き込まれていきます。 現在(2014年12月時点)日本語には対応していないのですが英語字幕があるのでぜひぜひプレイしてみてください！おもしろかったよ！