STAR WARS™: Dark Forces Remaster のレビュー

PS1でも発売されたStar Wars: Dark Forcesのリマスター版。 グラフィックをアップデートし、貴重な開発資料も付属した決定版。

その昔、Macintoshでプレイしていました。 懐かしさもあり、今回のリマスター購入しましたが、シナリオもStar Warsしていて良いですし、プレイしていて楽しいです。 グラフィックはあえて古いままに留めたものとおもいますが、新しい人に受け入れてもらうためにもAlone in the Dark のようにグラフィックを選択できると良かったと思います。

1995年に発売されたPC向けFPS『Star Wars Dark Forces』がリマスター版になって帰ってきた。 開発担当は『DOOM 64』や『QUAKE II』などいろいろやってきたNightdive Studios。グラフィックの高画質化・高解像度対応・高FPS対応に加え、BGMがちょこっと改善、メニューUIが分かりやすくなり、ファンクションキーをフルで使う面倒な操作体系はZ・X・Rキーへの割り振りやマウスホイールによる武器切り替え、Qキーによる瞬時の武器選択などによって改善されている。 光源にグロー効果が付与されたりと演出も若干強化されており、元のグラフィックだけを知っている人にとってはかなりの進化に感じるだろう。 また、同スタジオのQUAKEシリーズリマスターでおなじみVault機能も搭載されており、数は少ないものの開発中の資料やデモマップを見ることができるようになっている。 しかし、『ダークフォース』は本作発表より以前から非公式のソースポートである『The Force Engine』が絶賛開発進行中。既にSteamのオリジナル版を持っているだけで無料でリマスターと同等(グロー効果の設定やカスタムマップ機能などに至ってはTFEのほうが上)の体験が可能になってしまっているため、PCを持っている場合はわざわざ3400円も出して買うほどの価値は無い。 最初からクリアまで現代FPSと同様の操作で非常にスムーズに進められるなど品質は高めだが、出るのがちょっと遅かったリマスター。お値段もなんだかだいぶ高めだが、Nightdive studiosを応援したいレトロFPS愛好家や、TFEの導入がめんどくさい、せっかくだから公式移植版が良いという人であれば勧められるだろう。