BlazBlue Entropy Effect のレビュー

このゲームはローグライトではあるがステージが何と5面しかない。 物語を進めてエンディングに辿り着くだけでも全5面のステージを何度も何度も何度も…繰り返しプレイする必要がある。 物語の真相に辿り着くには更に膨大な周回作業を要求される。 難易度変更、使用キャラの変更など…蕎麦を食べる時の薬味程度の味変をしながら遊べはするが、やはり内容は大きく変わらない。 ファンゲーム的なボリュームに2300円は高いか安いか…？はたして… ゲーム部分は潜在能力や属性、継承スキル、周回でレベルを上げたり、ショップで装備を集めたり、ローグライト要素は一通りある。 自分のプレイスタイルに合わせてピックしたキャラや能力を扱える。 どのキャラも育つと中々バランスが整った戦いができるので好きなキャラを選んで良い。 ……なのだが、キャラが育った時のコンボの爽快感、無双感で脳汁が出る時期が全5面と言う事で、セミの一生かのように一瞬で終わってしまうのであった…。 後はスキル説明の翻訳がちょっと分かりにくいかな。 このゲーム… ステージの道中は余裕でもボス戦になると突然ゲームスピード何段階も上がる。 ボスの攻撃は苛烈で1面からして結構強く、始めたてだと5面まで苦戦必須。 敵の動きを覚えて、スキルの無敵や回避を上手く使って、とにかく攻撃し続ける。 お互いに猛攻を繰り広げるスタイルは恐らくこのゲームの醍醐味。 …確かに面白かった。 …が、先に書いた通り、同じ面に同じボスをハムスターの回し車の如く繰り返すゲームなので、すぐ飽きてしまう。 本編を周回してプロトタイプを揃えてボスラッシュに挑んだり、一応やり込み要素は用意されている…。 戦闘全振りのようなゲームなのでハマる人は恐ろしくハマるんじゃないかな… 筆者にとっては たまに「1戦やってみるか…」で起動するタイプのゲーム。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ [h1]閑話休題[/h1] このゲームは本家Blazblueに中指を立ててるように見えてしまう。 Blazblueのキャラクターがただそこにいるだけで、本筋や世界観とは何の関係もない。 BlazblueのIPを元々開発途中だったローグライトゲーにダクトテープで接着して貼り付けただけにしか見えない。何とも言えない仕上がりになっている。 Blazblueを知らなかったとしても、その切り貼りのやり方は雑で違和感を感じるはず。 例えるならバイオハザードの世界にマリオやポケモンがいるようなものだろうか。 エンディングまで見ると、尚更どうにも「うーん・・・？」と唸ってしまう。 大昔にPS3で遊んでアニメも見てたので、あの厨二ストーリーが今はどうなっているのか少しだけ期待していた。

ブレイブルーである必要はあまり感じないが、ストーリーはあまり考えこまない僕は無問題