Angel's Gear のレビュー
Angel's Gear is a challenging horror-flavored Metroidvania set in a world tainted by a mechanical disease.
アプリID | 2241560 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Scumhead |
出版社 | Scumhead |
カテゴリー | シングルプレイヤー |
ジャンル | インディー, アクション, アドベンチャー |
発売日 | 14 2月, 2023 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English |
年齢制限のあるコンテンツ
このコンテンツは成熟した視聴者のみを対象としています。

1 総評
1 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
Angel's Gear は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
174 分
PS 5コントローラーを使用。クリア済み。
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[h1]あらすじとゲーム概要[/h1]
◆ 『Dead Space』や『RE4(バイオハザード4)』等に影響を受けて開発された、SFホラーテイストなメトロイドヴァニア系2Dアクション。
あらゆる生物と非生物を燃料源とし、生物を変異させる大量破壊兵器『ギア』。兵士である主人公は『ゴッドヘッド』と呼ばれる場所に解き放たれた『ギア』の脅威を取り除くべく、無謀な戦いにその身を投じる事となる。
人々を変異させてしまうギアは『Dead Space』のネクロモーフや『バイオハザード』シリーズのウイルスを彷彿とさせる設定になっている。こういった似ている設定はオマージュとして所々で登場するので、知っていると変わった楽しみ方もできるだろう。
詳しくは別項目に記載するが、アクション面でも上記作品を2Dに落とし込んだかの様な“わざと”かなり制限された操作性になっている。
[h1]ドット絵とBGM[/h1]
◆ 少し粗いものの、不気味な世界をしっかりと表現しているドット絵は良くできており、本作の雰囲気を醸し出すことに貢献している。
特にキャラクターの表現が素晴らしく、詳しくはネタバレになるため割愛するが、物語が進む事で主人公の外見もしっかりと変更される事が印象的だった。
BGMは一部のシーンで流れる物に関しては作品に合っているのだが、残念な事に総数自体が少なめになっている。
[h1]アクション[/h1]
◆ 上記したように今作は『Dead Space』からの影響が強く、アクションにもそれが反映されている。
主人公の移動能力はメトロイドヴァニア系作品としては大分制限されており、ジャンプ能力が非常に低い。基本的にはダッシュを行いながらジャンプをする事で飛距離を稼ぐ事になる。
一様は無敵時間付きの回避行動も取れるので、戦闘では有効活用すると良いだろう。
アクション面での最大の特徴として、戦闘では弾薬の概念がある遠距離からの銃撃がメインとなる。弾薬の概念があるので、これが切れている状態では遠距離攻撃ができなくなるわけだ。
そこで、プレイヤーは戦闘では弾薬を節約するために近距離攻撃を織り交ぜていく必要性が出てくる。当然ではあるが、遠距離攻撃よりもリスクが高くなってしまうので、過信は禁物だ。
失った弾薬は敵を撃破後に踏みつける事で出現する弾薬回復アイテムを入手する事で補充する事が出来る。分かる方には『Dead Space』式と言った方が良いだろうか。
ちなみに踏み付けで攻撃する事も可能だが、隙が大きいのであまりオススメはしない。ただし、一部の敵は近接攻撃で地面にダウンする事もあり、この時に踏み付けを行うと一撃で撃破可能だ。
弾薬の話に戻るが、前述した方法以外にもセーブポイントで補充する事もできるので、ある程度マップを把握していればそれほど節約する必要は無くなる。
戦闘で使用可能な銃は初期から所持している物と物語が進む事で使用可能になる"ショットガン"のような銃があるのだが、使用する弾薬のゲージは共通している。
そのため、どの銃をどのタイミングで撃つか考える必要があり、アクションにちょっとしたメリハリを与えている。ザコ敵やボス毎に有用な武器が異なるので、使い分けが重要だ。
[h1]探索[/h1]
◆ 探索においては、ゲームを進めていく事で入手できる移動系能力を駆使する事で、探索可能な範囲が広がっていくというメトロイドヴァニア系作品の基本を踏襲している。
アップグレードアイテムとしてはHPの最大値や弾薬の最大所持数を上げてくれるアイテムを入手する事ができる。
小粒なインディーズ作品である事から探索可能なエリア自体が少ない点は問題ないとしても、残念な事に探索周りには問題が多い。
まず、何処に何があるのか分からない程に表示が簡略化されている『マップ』は大きな問題の一つだ。
これだけでは伝わり辛いので補足すると、例えば“セーブポイント"は他の作品ではマップで『赤いエリア』として表示される事が多いのだが、今作では通常の色になっているし、特にセーブを示すアイコンも無いのだ。
それらは他の重要な場所も同様で、アイテムがあった場所や通行可能/不能な通路も表示されないので、取り逃がしたアイテムを探す時に大変な思いをする事になる。
それに加えて、ファストトラベル機能が無い事も挙げておこう。ただでさえ主人公の移動能力は序盤から終盤まで殆ど変わらないので、移動が非常に面倒だ。
[h1]コントローラー周り[/h1]
◆ 各種コントローラーの反応が悪く、使用しているパッドによっては正確に認識してくれない。参考までに、筆者はXbox OneとPS5コントローラーでテストしてみた形だ。
環境にもよるが、面白い事にコントローラーを認識してくれる場合とそうでない場合があり、可笑しなロシアンルーレットをやらされている気分にさせられる。
一様の解決策としては殆どのコントローラーでは『JoytoKey』を、PS系のコントローラーを使用するのであれば『DS4windows』を使用する事で解決可能だ。
ただし、どちらも使用する際は一時的にSteam側のコントローラーサポート機能をオフにする事をオススメする。
と言うのも、Steam側の機能と他アプリで互いに干渉しあい、問題が発生してしまうためだ。要は競合してしまい、反応に問題が発生する事がある。
詳しいSteamのコントローラーサポート機能については長くなるので割愛するが、調べて頂ければ詳しく記載された記事を見つけられるはずだ。
[h1]ボス戦での弾薬[/h1]
◆ ボスの攻撃パターンやモーションは良く出来ている。だが、殆どのボス戦では銃撃周りの練りが足りていない印象が強い。
大きな問題点としては、一部のボス戦では弾薬が尽きる事で、どこからともなく弾薬が出現する仕様になっているのだ。面白い事に一発でも残っていると出現しない。
弾薬が無いと戦闘が極端に難しくなるボス戦は確かにあるが、何らかの敵の行動を妨害したり、地形を破壊する事で弾薬を入手できる仕様の方が良かっただろう。
所謂"ゲーム的な入手方法“であった方がプレイ的にも面白くなるはずなのだが、そういった箇所がやや雑になってしまっている。
[h1][b]----------------------【良い点】----------------------[/b][/h1]
+ ホラーテイストを演出しているドット絵と全体的な雰囲気。
+ 『Dead Space』に影響を受けたアクション性と銃撃戦。
+ インディーズ作品らしい尖ったゲーム性。
[h1][b]----------------------【悪い点】----------------------[/b][/h1]
- コントローラー周りの最適化不足。
- あまり練られていない探索要素と一部システム。
[h1][b]-----------------------【総評】----------------------[/b][/h1]
『Dead Space』等のサバイバルホラー作品からの影響が強く、ストーリーやキャラクターのデザインだけでは無く、その影響はアクション面にも反映されている。
これらの特徴から癖は強いが『Angel's Gear』はインディーズらしい尖った作品に仕上がっている。
そう言った意味では、一貫した方向性とゲーム性になっていて、小粒の良作だろう。それらを分かった上でならば、本作はオススメだ。
その反面、調整の甘い部分と一部とっつき難い仕様も多いため、かなり人を選ぶ作品である事も否めない。購入を検討されているならば、その点に注意だ。
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プレイ動画をアップしているので、今作が気になった方はこちらを参考までにどうぞ。https://www.youtube.com/watch?v=v35US0V1COo
[quote]他にもアクションやメトロイドヴァニア系作品をSteamキュレーター[url=https://store.steampowered.com/curator/32180122/][u]プラットフォーマーズ[/u][/url]で、ローグライク作品を[url=https://store.steampowered.com/curator/37908283][u]ローグライクゲーマーズ[/u][/url]で紹介しています。
良かったら御覧ください。[/quote]
👍 : 16 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
248 分
1944年。とある世界の、とある国。
とある科学者、ヒースクリフとロックが、禁断の兵器『Gear』を完成させた。
有機物・無機物問わず周囲の物体を食い尽くし、無限に増殖していく禁断の兵器『Gear』は瞬く間に都市を飲み込み、国を飲み込み、惑星を飲み込み...やがて宇宙をも食い尽くした。
しかし、それでもGearの暴走は止まらなかった。
より多くの糧を探す中、Gearは人知の及ばぬ別の次元...「Godhead」を発見。ゲートを開き、侵攻する。
天使と悪魔の存在するGodheadもGearの暴走には抗えず、世界は歯車と機械と肉塊の山に飲み込まれようとしていた。
Godheadの戦争に投入された主人公の「兵士(Soldier)」は、月が割れ、怪物が生まれる瞬間に遭遇。解き放たれたGearから逃れた生存者たちと合流し、彼らと協力してGearの浸食を止めるべく戦っていく。
ラスボス撃破まで4時間ほどでクリア。
『Shrine』シリーズや『Vomitoreum』といった、独特で荘厳な世界観が魅力のScumhead作品のひとつ。
同氏の2D作品はFPS作品と比べてちょっと出来がアレだったりして評価が低め(主観)だったが、最新作である本作は安定した完成度を保った、小粒ながらも良質な2Dメトロイドヴァニア作品に仕上がっている。
メトロイドヴァニア作品として扱われている通り、基本的にはマップとにらめっこして広大なステージを駆けずり回り、新しい武器や装備を入手し、ボスを倒してストーリーを進めていく、というもの。しかしこの類のゲームにしては操作感はやや特殊で、遠距離武器はMP消費の必殺技、HP/MP共に道中の回復手段はかなり限られており、近接攻撃も心もとないという珍しいバランスとなっている。
その代わり「どの敵も一度ブッ殺すと復活しない」という、メトロイドヴァニアには珍しい仕様が採用されているため、セーブポイントでHP/MPを補充しつつ少ない物資でちまちまやっていく牛歩戦術も許容されている。
敵の攻撃や突進をヘッドスライディング(Shift+Space)の無敵時間で華麗に避けつつ、回り込んだケツに必殺の遠距離射撃を叩き込み、足りなくなった弾薬はダウンした敵を特殊攻撃(↓+mouse1)で殺害するかセーブポイントで補充し、探索できる範囲を次第に増やしていく...というのが、本作の基本的な進み方となる。
マップの各所にはメトロイドヴァニアのお約束であるパワーアップアイテムやクエストアイテムが点在し、プレイヤーはこれらを収集して自らを強化する、もしくは拠点の友好NPCと親睦を深めていく。
強化アイテムは基礎パラメータの上昇や着地硬直の無効化、真上への高速上昇(Ctrl)といったプレイヤー自身の強化のほか、ホーミング弾や凍結弾、ショットガンの撃てる悪魔モードへの切り替え(R)といった攻撃バリエーションの増加など多種多様。本家メトロイドのように大量の収集物があるわけではないものの、プレイヤーが強化されていく気持ち良さはしっかりと味わえる作りとなっている。
プレイ時間は短く小粒の作りではあるものの、緻密なグラフィックで描かれる荘厳な世界観が強い魅力を放つ良作。ゲームバランスもけっこう絶妙なので、Vomitoreumなどの他のScumhead作品に惚れた人であれば是非遊ぶべき一作となっている。
👍 : 7 |
😃 : 1
肯定的