East Trade Tycoon のレビュー

中国とその周辺地域を舞台にした交易ゲーム。 現在の中国じゃなくて昔の中国です。「西安」じゃなくて「長安」なので。中国史は詳しくないので、私には「昔の中国」としかわかりませんが、詳しい人が見たら、各地名からどのくらいの年代なのか判別できるんだろうなあ。あ、あと台湾が「琉球」になってるのでなんでやと思って調べたら、昔はあのあたりの事を「琉球」と呼んでたんですね。知らんかったわ。 [h3] 良い点 [/h3] 難易度は易しい。 初回プレイで適当にやってても、200年以内クリアが出来る程度には易しいです。 別の町（厳密にいえば村、鎮、縣、郡、州なのですが、全部ひっくるめて以下全て「町」と表記させてもらいます）で販売している商品の数や価格、現在所持している商品の各町での売価等を確認できるので、調べてから移動ができます。交易ゲーム初心者にも優しい仕様です。 町名を見てどこかわからなくても、地図アイコンをクリックするとそこにフォーカスしてくれるし、そこの町まで移動に何日かかるのかも表示してくれます。 ミニイベントが起こる時があるのですが、選択肢の結果がどうなるか表記されているので（？？？になってる事もある）選択肢に困りません。 これは「面白みがない」と嫌がる人もいるかもしれませんが、予想外の展開になるゲームもあったりするので（例えば、「雨が降ってきた、傘を差そうか？」の選択肢で「差す」を選ぶとする。この時傘を差せば濡れないから風邪をひかなかったとか商品が濡れなくて損しなかったとかになると思うじゃないですか。でも「傘を差したら雷が直撃。あなたは死んだ」となるゲームがあったりするわけですよこの世には）、私は先に結果が分かる方が好きです。 定価でも500円しないので、交易ゲームをちょっとやってみたい人でも手が出しやすい！　セール時だともっと安くなりますよ。 [h3] 良くない点 [/h3] 日本語はありません。 私は中国語（繁体字）でプレイしました。中国語分からないけど、漢字からなんとなくで推測して。簡体字より繁体字の方がまだ日本語表記に近くてわかりやすいです。 最初に主人公を決めるのですが、その主人公でクリアまで行けるわけではなく（頑張ればクリアできるかもしれませんが……）、途中で子孫に当主の座を譲り、その後はその新当主が主人公となります。 交易は移動するので、時間がかかります。それ故、主人公やその家族たちも歳を取ります。それなりの歳になれば、病気や衰弱で死にます。 自キャラの老衰→死亡が嫌いな人には向かないタイプのシステムです。ご注意ください。 [h3] まとめ [/h3] のんびりまったりと遊べるゲームです。 良い点良くない点を踏まえた上で、大丈夫そうな人はぜひ遊んでみてください。