Decarnation のレビュー
身の内に巣食う悪魔からは、誰も逃れられない。 『Decarnation』は、ピクセルアートで描かれるアドベンチャー/アクション・パズルゲーム。 同ジャンルで最も大きな影響力を持つ名作映画・小説から着想を得た、恐怖の物語が展開される。 悪夢と夢が交錯する世界で、息をのむ戦慄体験があなたを待っている…
アプリID | 1672310 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Atelier QDB |
出版社 | Shiro Unlimited, East2West Games(Greater China) |
カテゴリー | シングルプレイヤー, フルコントローラーサポート |
ジャンル | インディー, アクション, アドベンチャー |
発売日 | 31 5月, 2023 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, Portuguese - Brazil, French, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Polish |
年齢制限のあるコンテンツ
このコンテンツは成熟した視聴者のみを対象としています。

830 総評
736 ポジティブなレビュー
94 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Decarnation は合計 830 件のレビューを獲得しており、そのうち 736 件が好評、94 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Decarnation のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
309 分
この作品はゲームと思わないで下さい。
この作品はゲームと考えないで下さい。
キャラクターを動かして体感する映画芸術作品です。
アーティスト気取りが作ったゲームに見せかけた紙芝居作品です。
謎解きは簡単なものもあれば理不尽極まりないものもあり、「遊ぶ」ことが出来るかは疑問です。
ストーリーとして謎はありますが、考察しても答えが無い意味のないモノとなっています。
そのストーリーとしても指摘したい部分が多々あり、あまり考えないで進るべき内容です。
結局は作者の裏話で全貌が明らかになってスッキリするタイプです。
その裏話すらないのでストーリーが謎のままなのですけれども。
グラフィックや表現力はなかなか力をいれていますが、ゲームをそれだけで評価することは出来ません。
芸術作品としての方がまだ高く評価出来ます。
ゲームか芸術か比べたら、であって芸術作品として優れているとは言いませんが。
私はセールで購入しましたが、それでも値段と釣り合っていないので低評価とさせて頂きます。
👍 : 1 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
301 分
[h1]音ゲー下手くそはストレスが溜まる[/h1]
[b][list][*]ストーリー:100点満点
[*]グラフィック:100点満点
[*]演出:100点満点[/list][/b]
なのだが、音ゲー苦手・音ゲー初級もクリアできない者にとっては、リズムゲーがただただ苦痛だった。
恐らくリズムの記憶・音楽ゲームが得意であれば『おすすめ』と GOOD!! ボタンを押していた。
だがタイトルが示す通り、音ゲーが壊滅的に下手くそな人間にとってはストレスが溜まる。おかげでクリア後の余韻がストレスの8割で占められた。今も苦手な音ゲーの苦痛で体調を崩している。
悪い点をつらつらと書いても気分が優れないので、このゲームの素晴らしい点を先に述べたいと思う。
また軽度のネタバレになりそうなものは spoiler タグを用いて隠した。
[h1]素晴らしい点[/h1]
●[b][u]ストーリーは、まるで映画を見ているような満足感だった。[/u][/b]
ネタバレを避けて言及すると、主人公グロリアの「破滅から再生」への物語であり、ラストもグロリアの軌跡と真逆を行く「幸福から破滅」の幕引きを行う決断がまさしく、主人公グロリアが一皮向けた成長を示す物語となっている。
もし国際映画祭で受賞するサスペンス・ヒューマンドラマのストーリーをゲームで体験したいのなら、ぜひ本作がオススメだ。
それくらい太鼓判を押せる。
●[b][u]グラフィックは、ハリウッド級のCGをドッド絵に落とし込んだかのようなクオリティ[/u][/b]
正直いって、これは凄い。オブジェクトやマップの一つを取っても、デザインが素晴らしい。
同時に「これは作者の体験で生まれた想像によって創造されたものかな」と思ったが、何であれ突き詰めて言えることは「主人公グロリアの内面世界を表現するのに、これほど手を込んだのが凄い」と言うことだ。
本来はこの言い方をすべきではないと思うが、その点の弁明は Bad...ボタンを押した言い訳に移したいと思う。
●[b][u]演出は、グロリアの内面の変化や成長を映し出すのにピッタリだった。まさにパーフェクト。[/u][/b]
そうとしか言いようがない。この絶妙なタイミングで差し込まれた演出が、本作を「アカデミー賞の受賞に匹敵する映画一本を見たような満足感を得られる」と太鼓判を押す後押しに他ならない。[/list]
さて、次に Bad...ボタンを押した言い訳について書きたいと思う。
以下の意見は[b]「音ゲーが壊滅的に下手」「主人公グロリアにイライラした」[/b]個人の見解として述べさせていただく。
この辺りの意見を事前情報として理解することで、本作におけるプレイ中のストレスが軽減されれば幸いである。自分は音ゲーがこんなにあることを知らずに購入してしまったので、上記の Bad ボタンを押してしまった。ストーリーに惹かれても音ゲーが壊滅的に下手くそな人間は、こうなる一例があることを知ってほしい。
[h1]個人的に合わなかった点[/h1]
●[b][u]こんなの音ゲー中級者じゃないと絶対無理だよ!!!!!!!![/u][/b]
これは自分の泣き言でもある。実績を全解除するならば、最低音ゲー中級者以上でないと無理である。初心者レベルすらクリアできない下手くそには絶望的である。
もし音ゲー下手くそが全ての実績の解除を目指すなら、先に別の音楽ゲームで中級レベルを平均以上のスコアでクリアできる実力になってから望んだ方がいい。
また基本的にノーヒントでアトラクションをクリアする必要があるため、音ゲーが大半を占める本作では音ゲー経験者の方がクリア難易度が易しくなる。
高い割合で音ゲーが発生するのは、主人公グロリアが『ダンサー』であり『ダンサーとして成功する夢』を見ているから、音ゲーの回数や種類も多くなるのは必然だ。この点は了承している。プレイ中もこの点を了承しながらストーリーを進めていた。
けど、未熟な音ゲー初心者には心が折れかける試練が多い難易度であった。
●[b][u]主人公グロリアにイライラしてしまった[/u][/b]
壊滅的に音ゲーが下手くそな人間が回避できない音ゲーにイライラした八つ当たりであることはわかっている。
演出や登場人物たちの動きからストーリーを理解しているので「大体こんなものだな」と当たりを付けていることが原因だとわかっている。
かつての自分を主人公グロリアに重ねてしまっているので、自己嫌悪からストレスが生じていることもわかっている。
しかし、主人公グロリアが体験する大きな挫折・人生の絶望・内面世界での葛藤と受容が引き起こす『死と再生』を人生で体験している人間にとっては「早く進まんかい」と主人公を急かす原因となってしまった。
多分音ゲーのストレスがなければ、[spoiler]内面世界で自分と戦いながら[/spoiler]「破滅からの再生」を目指す主人公を見守ることができたと思う。
それだけ音ゲーが壊滅的に下手くそな人間にとっては、音ゲーの難易度だけでここまで評価を変えてしまった。
本作に誤解が起きないように言っておくと「主人公グロリアに自己嫌悪を起こした」「彼女の体験した絶望と苦痛に匹敵する出来事を経験し、再起している」と述べた通り、本作は人の内面世界における葛藤と受容から成る『死と再生』の物語がとてつもなく丁寧に描写されている。それも、似たような経験をしたプレイヤーに過去の体験を重ねさせて追体験させるほどに。
もう一つ言うと、精神医学や心理学における『死と再生』『絶望からの復活』など人の心の作りや、心の持ちようが如何に当人の立ち振る舞いに反映しているかを理解している人間だと、本作がどれだけ主人公グロリアの内面の変化を丁寧に描いているかがわかるかと思う。この点はとても、とてつもなく素晴らしく行われていると評価したい。
なので「人が絶望的な状況から復活する心理描写を丹念に行って、幻想的な、空想的な世界観に引き込まれたい方」に、オススメできる一作だと言える。
だが、それで GOOD!! ボタンを押せないほど音ゲーのストレスが半端なかった。
●[b][u]途中でセーブが手動で出来ない!!!!![/u][/b]
本作はオートセーブの仕様であり、次のセーブポイントに行くまでにセーブができない。
アトラクションの謎解き途中でも、良いところでセーブしてゲームを中断できない。
人生と一緒で、一度投げた賽を拾うために過去の地点からやり直すことができない。賽を投げた時点から拾うか・拾わないかの選択肢を迫られるのだ。
そうだと教えられるような鬼畜仕様だった。おかげで腰がとても痛い。
次回作は途中でセーブができる仕様だと……いいな……。音ゲーやアトラクションの難易度に関しては[spoiler]本作の時代設定と同じ[/spoiler]1990年代ゲームの鬼畜仕様が好きな方もいると思うので、特に言うことはない。
ただ事前情報で、これほど壊滅的に音ゲーが苦手な人間にとってストレスが掛かる量であること知らなかったために、今回このレビューを書くに至っただけである。
これだけの音ゲーがあると事前に知っていたら、その点を踏まえた上で評価を行い、GOOD ボタンを押していた。
自分の心に無知であったグロリア同様、無知とは恐ろしいものである。
総評すると、[b]「音ゲーが壊滅的な人間は、本作をプレイする前に音ゲーの難易度と量を知らないとこうなるぞ(上記参照)」[/b]である。
音ゲーが苦手な人間でない場合は、上記で述べた個人の泣き言すら気にならなくなるほど素晴らしいプレイ体験を味わえることは約束できる。願わくば、音ゲーを楽しめる腕前で本作をプレイしたかったものである。
音ゲー下手くそな人間は、是非購入する前に本作における音ゲーの割合と難易度を知ってほしい。
以上でレビューを締めくくる。
👍 : 3 |
😃 : 0
否定的