Exodus Borealis のレビュー

BanishedにTD要素を取り入れたという感じのゲーム。 近いゲームに例えるなら、Raise to Ruins。 ただし敵の撃退はタワーの攻撃のみで、兵士で戦闘とかはいない。 タワーの種類は豊富。 スモール（低コスト低性能）、ラージ（中コスト中性能）、バリスタ（高コスト長射程だが９０度範囲でしか攻撃できない）、ボンバー（ボム攻撃）、ブラスト（直線攻撃）、パルス（周囲範囲攻撃）、ブースト（他タワーバフ）の７種あり、さらに各タワーにジェムを取り付けることで敵の炎上やノックバックなどの効果が得られる。 プレイする際の注意点としては ・マップは固定で、そのマップをクリアする（巨大な石像を建てる）とプレイできるマップが増えていく形式。 ・町の内政面はかなりシンプル。 ・町の建物と建物の間はかなり隙間があるので、中世都市のように密集した街並みは作れない。 ・住人がキツネ。（個人的には普通に人間が良かった） ・食糧が野菜のみ。家畜や肉要素は無い。ベジタリアンのキツネたち。 ・UIがあまり良くない。破壊させた建物はわざわざ手動で作り直さないとならない。オートセーブの間隔が長すぎるので、手動でこまめにセーブしないとならない。あと一番困るのは、タワー攻撃の優先順位が、「HPが高い敵」「HPが低い敵」「デバフがかかってない敵」「同じターゲットを狙う」の４種のみで、「もっとも拠点に近い敵」が無い事。タワーが移動速度が速い拠点に近い敵を無視して、どうでもいい後方の敵をひたすら攻撃する。なので、本来なら倒し切れるはずの敵が倒せなかったりする。 ・ジェムのデバフについて種類は非常に豊富なのだが、敵にデバフを掛ける際は対立属性のジェムデバフはお互いに相殺してしまうので、結局相殺し合わない属性しか使えない（実質３種類まで）。 ・他ゲーでもたまにあるが、人口が増えると（人が増える分作業が早くなるはずなのに）なぜか作業効率が落ちる。タワーの建築指示がいつまでも終わらなかったりする。 ・季節の変わり目にフリーズすることが多い。前述のとおりオートセーブの間隔がかなり長いので、手動セーブしていなければかなり巻き戻される。 ・防衛タワーの強さは有限だが、敵は無制限に強くなるので、いつかは必ず町が崩壊する。永住系のゲームではない。マステージマップをクリアしたら次のステージへ進むタイプのゲーム。 ・敵の強さがかなりバラバラ。楽々倒せる敵が来るときもあれば、HP数十万の敵が来て敵を一体も倒せない時もある。ボスにいたってはHPが１００万を超える。 ・敵は倒しきれないと、町の建物をいくつか破壊する。この際、備蓄量が多い倉庫を優先して破壊するらしく、破壊されると資源は消滅。 ・ボスを倒しきれないと、その後から毎年１～２回ほど同じボスに襲われる。つまりそのボスを倒せる防衛網を作らない限り、毎年５～１０個の建物が破壊される。建物を何度も破壊され、何度も手動で作り直す操作をさせられるのはけっこうなストレス。タイミングが悪いと、真冬にボスが来て食糧備蓄庫を破壊され食糧が消滅し、そのまま村人が飢える。こういう「備蓄が多い倉庫を優先して破壊する」みたいな余計なAIを作る労力があるならば、タワーの攻撃優先順位に拠点に一番近い敵を作ってくれよと思う。 悪くはないゲームだとは思う。ただ、バランス調整やUIの改善、バグの修正があと２、３歩足りず、良作にはなれなかったという感じ。 またインディーゲーム会社がありがちな「そんなところに労力をさくくらいなら、作り込みが足りない他のところにもっと力を入れてくれ」と言いたくなる要素もちらほらある。 セールで買ったし、ゲームのベースはおもしろくはあるので、一応おすすめにはしておきます。

個人的にはRTSや4Xでひたすら引きこもって内政してる時のような楽しさがあります。 （現時点で）日本語対応はされてませんが、必要な部分だけ翻訳してしまえばだいたい大丈夫でした。 勝利条件は特定の建築物（Victory Statue）を建てること。 その建築物の材料には各種Gemの他にボスドロップの素材が必要。 敗北条件は入植者の全滅。 人口に応じて十分な衣食住を確保しましょう。 TDパートとしては、夜になるとゲートからInvaderがやってきます。 突破されても建物が壊されるだけなので、多少抜けられても立て直しは容易。とはいえ毎回破壊されるほど防衛を疎かにすると、一度に破壊される数が増えて立て直しが難しくなるといった仕様。 TDの進行ルートをプレイヤー側が決められるため、最終的にどんな構成にしようか悩む楽しさがあります。 一方で、壁やタワーは材料を運んで建設するため、コロニーと防衛線の距離が遠ければその分完成が遅くなり、突破されてしまうかもしれません。 最初から欲を出して大規模な防衛線を作ろうとして建築が間に合わないなどといったことがないように、コロニーの発展と防衛線の構築のバランスを悩むのが楽しいゲームです。 以下、最初の頃に試行錯誤した部分（よく読めば書いてあったりする） 学校は1つにつき最大8人まで（要研究Larger Classes）。ただし子供が成人するまで2年かかるため、年間の最大出生数は学校1つにつき4人までがオススメ。 これはメニューCitizensを開いて上部にあるMaximum births per yearで調整できる。 最短クリアの場合なら学校は2～3あれば十分。 タワーのアップグレードで付与できる属性は、相反する属性（属性ガイドの赤の破線）を打ち消してしまいます。 なので、最初のうちはTDの属性を3つまでで構成しましょう。慣れてきたらエリアで分けて構成しても面白いです。 余ったジェムは神に捧げて祈りましょう。 Flag PoleやTorch Pillar、Statueは範囲内にいる住民のWell-beingを高めてくれます。 Healing Hutと組み合わせると、人口増加、維持がしやすくなるので、配置しておきましょう。 これらを配置すると30歳を超えて長生きしてくれることもあります。

村を作り、村に向けて進軍してくる敵を撃退する為、防衛陣地を築くゲームです。 最初の一年は敵が攻めて来ないので、村作りに勤しみましょう。 秋あたりには防衛設備解禁の研究を終えて、冬の終わりまでに１台 small arrow towerを置いて置きたいところです。 序盤は割と殲滅出来るんですが、人数に余裕が出来てきたあたりからHP２万超えの敵など出てくるようになり、キツくなって来ます。 とはいえ、建物は破壊されますが住人は直接攻撃されない為、１体２体通したところで復興の手間がかかるぐらいで、大した問題ではありません。（建物の中にいた住人は死にますが……） 壁の建築の際、完全に村へのルートを閉じることは出来ませんが、完全にルートを閉じた場所に村を作ることは可能です。 その場合は、壁無視して建物を破壊してくるので、やめた方が良いです。 序盤は木を育てたりは意識する必要はありませんが、開発が進みマップ上の建物が占める面積が増えてくると、どうあがいても木が足りなくなり、足りなくなってから木を育てようとしても２季節～３季節かかるので 壁やタワーの為の木が足りない→防衛失敗→復興の為の木材が足りない と、詰み一直線なので、ある程度木の貯蓄と植林も考えていきましょう。

コロニーシムとタワーディフェンスのハイブリッドです。 どちらかが好きなら、買うか迷っている時間がもったいないです。寝ながら拠点作りを考えてしまうくらいはまっています。 自分の考える効率のいい防衛を突破してくる敵をさらに効率のいい防衛で守るという試行錯誤が楽しいです。 レアなジェムを採掘することで様々な特殊効果を持つ属性攻撃が出来るようになるのですが、このジェムの入手確率が絶妙のバランスに調整されており、あと1個が採掘されないもどかしさもこのゲームを長く遊んでしまう要因でしょう。 タワーディフェンスってこんなに楽しいんだと気づかせてくれたゲームです。