Wo Long: Fallen Dynasty のレビュー

[h1]❝臥龍❞点睛を欠く[/h1] パリィ（化勁）を起点に据えたせいで戦闘に拡張性が無くて飽きやすいとこだったり、RPG要素が薄いせいで試行錯誤の余地が無いとこだったりと[u][b]問題点だらけ[/b][/u]の本作ですが、ここではその中でもあまり言及されていない『[b]ストーリーテリング[/b]』について書きます。 三国志の魅力はなんといっても、平易な二項対立に収まらない各勢力の『[b]重厚な抗争[/b]』と、それに付随する『[b]人物や逸話の描写[/b]』にあると個人的に思っているのですが、本作の場合、こうした優れた題材を、「丹薬を用いて暗躍する黒幕を倒す」という[u]シナリオを成立させる為の手段としてしか利用できておらず[/u]、それが結果的に演出面において数多くの矛盾や違和感（[b]※1[/b]）を生み、本作に対する没入感や誘因を大きく損なってます。 三国志という題材自体が仁王シリーズのような勧善懲悪のシナリオとの相性が悪いのはなんとなく分かりますが、もう少しやりようがあった気がします（例：所属勢力によって展開を変える）。 5段階評価で言うと [b]☆3[/b] ぐらい。 全体的に[u][b]詰めが甘い[/b][/u]です。 ※1　 なんか分からんけど各勢力から全幅の信頼を置かれている❝なろう系主人公❞、潜入中の敵の館に脈絡なく現れる❝[b]夏侯兄弟[/b]❞、「困ると背中を向ける」とかいう珍妙すぎる癖を持つ❝[b]呂布[/b]❞、「とりあえず妖魔化させればええか」という安直なノリ（特に❝[b]太史慈[/b]❞はマ～ジでひどい）、ちょっと物事が上手くいかないだけでヘラる❝[b]袁紹[/b]❞……本作にはこういう[u]ツッコミどころだらけな演出や展開が非常に多い[/u]。

アクションは面白いしどんなステ振りでもそのステータスにあった術を使えて楽しいからアクションしつつ装備掘りたい人にはお勧め、ストーリーは面白いつまらない以前に虚無で三国志好きだからって買う人には絶対に勧めない

シナリオクリアまでプレイ キーボード、マウス操作だとロックオン変更が少し難しい。 シナリオは良かった。 敵の種類が序盤、中盤、終盤とあまり増えないので最終的に単調と感じるかもしれない。 難易度設定はシナリオクリア後にしか出来ないのがちょっと悲しい。 しかし、初期難易度はしっかりとマップ探索しながら遊べばアクション苦手な人でもクリアできるのかな？と感じた。 武器の種類が豊富なのはいいけれど、武器強化のアイテムドロップが渋いので結局は使い慣れた武器をずっと使う感じになった。 セールで買うのがおすすめです。

無印はやってないけどCompleteエディションになってもボスの攻撃を待って化勁（パリィ）ありきというのはあまり変わっていなさげ。道中の雑魚から中ボスあたりは仙術上げてけばなぎ倒していけるのでメリハリはある。 セールで買って味変でやるには十分面白いんじゃないかな

セール中にコンプリート版を購入しました 最高難易度の5周目までやった人間のレビューとなります 正直、おすすめすべきか否か非常に悩みました 最適化不足については環境によるのかこれまでのアップデートで改善されたのかは分かりませんが、個人的にははっきりとは感じませんでした。2回強制終了があったくらいです ・化勁 他のゲームで言う所の弾きとなる「化勁」ですが、あまりにも重きを置き過ぎているなとは感じました プレイヤーの取れる選択肢がこれ一強過ぎて単調に感じてしまいます タイミングもSEKIROなどの他ゲーと比べるとタイミングが独特で癖があります ・気勢ゲージ 体勢ゲージのようなゲージを味方も敵も持っています 味方側はこれが尽きるとしばらく行動不能に、敵には他ゲーでいうスタブを入れられます しかし増やす方法が前述した化勁がメインとなるのでこれまた単調です ・仙術 これほぼ全くといっていい程使わずにクリアまでやりました 最初にちょっと触って弱いなと感じたのでそのまま使わずじまいでした 気勢ゲージの消費量も大きいしどう活かせばいいか分かりません 折角労力かけて作ったであろうシステムが使われないのは悲しいのでもっと強くして欲しいです 今までのアップデートで大してテコ入れがされてない時点で期待薄ですが…… ※ビルド次第では強いものもあるとの事ですが、装備を揃えるまでがいくらなんでも長すぎます ・士気ゲージ これが高ければ高いほど敵から喰らうダメージは減少して、与ダメは増える要素です マップ上に点在する軍旗や標旗を調べる事で上がっていきます なのでこれが無くてもクリア出来るやり込み勢以外の人は探索せざるを得ませ 探索させたいがためにそうデザインしたのは分かりますが、個人的にはこういう難易度調整方法に頼って欲しくはなかったです アクションだけをやりたい自分のような人間からしたらいらない要素です ・神獣 仁王2でいう守護霊です これも無くても別に困らないと思いました、というか存在を忘れていました ・マップ あまり触れている人はいませんが、複雑化させすぎです 仁王2と違ってジャンプが導入されたのでそれを活かしたいというのは分かりますが…… どこへ行けばいいか直感で分かりにくいです 前述した士気ゲージや回復薬の使用数増加、使用した際の回復量増加の為には探索せざるを得ません しかも周回毎に士気ゲージを上げる為の旗はリセットされるので立て直さなければなりません 仁王2のコダマみたいに一回チェックされれば周回してもフラグ継続では駄目だったのでしょうか 攻略サイトの助け無しでは全ての回収要素を完了させる事は難しいと思います しかし探索が好きという人には逆に良い要素になるかもしれません ・NPC 弱いです 仁王2の同行者に勝るとも劣らない弱さです 一騎当千の猛者であるはずの関羽や張遼が雑魚にボコられる様は哀愁を誘います ・(仁王2と比べて)技術介入度の低さ 術キャンセルや納刀キャンセルのような特殊な知識や技術は必要ないというかありません 逆に言えばシンプルですが、仁王2をやり込んだ身としては物足りないです 仁王2ライクなゲームを期待するとまず間違いなく肩透かしを喰らいます 仁王2は5週目まであっという間にやり込めましたし、未だにエンドコンテンツを遊んでいますがこのゲームを同じくらいやり込むかというと難しいと思います 良い面が全く無いという訳ではありませんが、総合して勘案するとおすすめはしづらいかな、というゲームです steam上での評価が賛否両論な理由がよく分かりました