Wargroove 2 のレビュー
オーラニアの海岸でトラブルが起きている。野心的な新派閥が、破滅的な結果をもたらす禁断の遺物を発掘したのだ。しかし、彼らは栄光のためにどこまでやるのだろうか?新たな司令官たちとともに戦場、海、そして空を駆け巡り、知恵を絞ってターン制の戦争を繰り広げよう!
アプリID | 1346020 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Chucklefish, Robotality |
出版社 | Chucklefish |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, マルチプレイヤー, PvP, オンラインPvP, コープ, オンライン協力プレイ, フルコントローラーサポート, 共有/分割画面協力プレイ, 共有/分割画面, リモートプレイテゲザー, 共有/分割画面PvP, Steam トレーディングカード, レベルエディターを含む |
ジャンル | ストラテジー |
発売日 | 5 10月, 2023 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | Portuguese - Brazil, French, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Russian, English |

18 総評
18 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
Wargroove 2 は合計 18 件のレビューを獲得しており、そのうち 18 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
1665 分
日本語対応した事もあり早速プレイ。ストーリークリア時点でのレビュー。
[h3]評価点[/h3]
全体としては前作の正統進化系であり、ユニットやマップ施設・マップグラフィックなどの追加や、非リーダーユニットが装備出来たり使い切りで効果を発揮するアイテム、グルーヴを限界以上にチャージして強化グルーヴにするなどの新要素に、クリア時の星の入手条件がマップごとに設定されたミッションの達成になり最適解・早解きプレイが強要されない(場合もある)等の改善点も見受けられる。
おおよそゲームシステム上の粗のようなものは無く[spoiler](海賊のシナリオ序盤で海賊に襲われた観光客が逃げるイベントが複数回発生したものの、普通はそう簡単に起こらない。)[/spoiler]流石に丁寧な出来。
マップや設定の凝り具合も相変わらずでマップ上の意味深な配置物の細かさは相変わらず。
前作の良いところはそのままなので、前作が楽しめた私としてはワクワクしながら楽しく遊べた。
[h3]シナリオ構成[/h3]
前作ではマーシア王女を主人公とした1つのシナリオの所々に一方その頃……なおまけシナリオがある形であったが今作では大きく変わった。
まず新登場のネズミ種族・ファアリ達を主人公としたチュートリアルシナリオがある。
その後に3つ存在する、時系列的にほぼ同時進行のストーリーを好きな順序で攻略。そして最後にそれまでの決着となる最終シナリオとなる。
3つのシナリオは、ファアリによる陰謀とエゴとトラウマとその他諸々が渦巻くオーラニア探検、
コージ・エロール・オーラのお子様3人組を主役とした愛がテーマな感じのフェルハイム救国(?)物語、
サフラン諸島を舞台にした海賊達[spoiler]に偽装された反ヘヴンソング抵抗軍による独立闘争[/spoiler]の物語となる。
全体的に、前作のヒロイックで善悪が単純化されたシナリオとは異なり、ある者にとっての善が他の者にとっても善であるとは限らないという「大人な感じ」なシナリオとなっている。
加害者は加害者となるまでにはそれなりの理由があり被害者は必ずしも誰から見ても被害者である訳ではなく、単純な善悪で見る事の困難さはシナリオ中で一貫しており純粋に加害者側にいる存在ですらある種「環境の犠牲者」という面も見えてくる辺り徹底している。
[h3]気になった点[/h3]
まず、チュートリアルは新種族・ファアリがオーラニアに来る所から始まる。
そもそも国交が無い?っぽい部分はあるがいきなり軍隊が(前作でプレイヤーが滅亡の危機から救った)大陸へ不法入国してくるのである。この時点で印象が悪い。
そして主人公のポジションにいるリトラは当然新キャラであり、(ゲーム的な意味で)前作までのキャラクターと差別化出来なければならないのはわかる。
それにしても「ユニットをリトラを中心に回転させる」という独特で複雑なグルーヴをチュートリアルで使わせるのはどうなのよ?なかなか発動出来ず困惑したわ。
ファアリのシナリオ上の悪印象は豊富に描写されるキャラクター達への愛着と最終的にリトラが下した決断によって払拭された。
だがそれはそれとしてシリーズマスコットキャラのシーザーへのボロクソな評価(まあネズミだからしょうがない……か?)だったり、
他勢力での「犬」に相当するユニットがカブトムシで移動時に凄いカサカサ音がするのはちょっとやりすぎてない?
チュートリアルの直後から進める事が(難易度表記的に)想定されたファアリのシナリオはここからどうなるのか気になる展開、これはどういう事なのか気になる過去が次々に繰り出され、尻切れトンボで終わる。
海賊のシナリオもこれから決戦だ!感を出して終わる。
フェルハイムのシナリオはキレイな終わり方([spoiler]ガントレット以外朽ち果てた親友同士が残されたガントレットで手と手を握りあうの最高。[/spoiler])をしたものの謎は残り、最終章への期待は否が応でも高まってくる。
そしてその最終章は[spoiler]クッッッッッッッッッッッッッッッッソ短い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさかのミッション数3……しかも1つは話だけで戦闘無し…………正直「伝記」ページの解放具合からしてそんなに長くなさそうなのは察していたが……
それまでのシナリオの伏線が明らかにされはするものの全てが1ステージで速攻で回収されるのはあまりにも酷い。
最終的に前作同様洗脳系ラスボスが現れ、洗脳され、愛の力で洗脳を解いて勝利となるが、
根本的にラスボス出現は原因ではなく結果であり、原因となった人物は行動を改めないまま終わる。
行動の是非はここでは問わない(未来のために行動し、未来がどうなったか不明なのだから結論は出せない。)がストーリー中で明らかになった多くの火種は燻り続ける。
というか半ば発火した状態で放置され、未来への希望も多少は示されるも大部分は不安が残る終わり方となっている。
というかチェリーストーン以外後継者問題が致命的なんだけどほんとどうするの?
全てが肩透かしのままで終わったんだけど続編作るの?
全ステージ最高ランク達成で隠しシナリオ、隠しエンドとかあるの???
[/spoiler]
システム面では大きな問題は無い。新ユニットはバランスを壊すようなものではないし新施設も同様。
ただ弱すぎる感はある。バランスに配慮しすぎた結果、既存のユニットで大体済んでしまうのだ。
[spoiler]ただ、クラーケンは初登場ステージでの高評価条件である「リョウタの撃破ではなくリョウタの本拠地破壊で勝つ」を満たす為に自分と相手を1ターン行動不能にする固有能力・触手で延々とリョウタを触手プレイするという晴れの舞台がある。やったぜ。[/spoiler]
新施設の伐採所は
1.隣接する森林タイルを伐採して収入を得られる
2.伐採した森林タイルは毎ターン1つ再生する
3.纏めて大量の森林タイルを伐採すると収入が増える
という特殊な能力があるが、これはただでさえユニット操作が多くなるタイプのゲームなのに伐採所と森林の状況の管理というめんどくさい追加操作を要求してくるのでゲーム設計上失敗と思う。
伐採所の唯一の評価点はシナリオ中滅多に出てこない事。どうなんだこれ……?
[h3]そして最後にこのゲーム最大の問題点は「このゲームの評価点は概ね前作の評価点である」という点にある。[/h3]
……要するに差別化出来ていないのだ。本編クリアまでのプレイ時間は前作とさほど変わらないボリュームはあるにせよ、「シナリオの長いDLC」という印象が拭えない。
勿論このゲームは面白い。エディットも豊富で作りも丁寧。全体としてはオススメ出来る。だが、要素の追加は結構あれど、続編と呼べる程の発展を遂げてはいない。
ドラクエ1が2になった時にパーティメンバーは1から3人に増えた。3になった時はパーティメンバーが自由に選べるようになり、4ではモンスターをも仲間に出来るようになった。
そんな驚きを与える変革がこのゲームには無い。
少なくとも私は前作をカジュアルに遊んだ程度の人間なので今回も楽しめた。
キャラクター達の掛け合いも面白かった。日本語もおかしな部分は無かった。
上でボロクソに言っておいてなんだが、嫌味とかでなく純粋に面白かったと言えるし実際に楽しめた。[strike]ストーリーの終わりはともかく……[/strike]
だが前作にハマり飽きるまで遊び倒した人に勧められるかと言われるとかなり疑問が残る。そんなゲーム。
[strike]それはそれとして前作からコミュ障の片鱗を見せていたり、敵役なのにお目々めっちゃキレイで敵じゃないのバレバレだったり、アンデッドと人間の社会平等を目指してたりと、個人的最萌えキャラなヴァルダーさんが冗談好きで親バカな悩めるシングルファーザー属性を得てさらなる高みに上りつつあり満足です。ラグナは相変わらずラグナだし。あーフェルハイムに住みたい。[/strike]
👍 : 12 |
😃 : 0
肯定的