The Conquest of Go のレビュー

Steamワークショップがかなり充実してます。 この価格帯のソフトで、Just goというゲームソフトが販売されてますが、一番の違いはSteamワークショップが利用でき点です。 Steamワークショップでは過去の棋譜、詰碁などあり拡張性の高さがこのソフトの最大のセールスポイントであると思います。解説は一切ありませんが、数百題から数千題までの問題がそろっています。 このソフトでは１５路盤で打つこともでき、もちろん9、13、19路盤も打てますが、１５路盤はなかなかほかのソフトではない碁盤サイズで、１３路盤よりも広く1９路盤より狭いので初心者には打ちやすいと思います。 碁盤は見た目通りカジュアルなので、一般的な碁盤にも変えることはできますがJust goのほうが写実的な碁盤だと思います。本を見ながら棋譜並べをするのであれば、Just goのほうがよいかと思います。

[h1][b]普通の囲碁です[/b][/h1] 囲碁を陣取りに見立てたキャンペーンモードがあり、貯まった4種類リソースを消費して試合中のヒント機能(次の推奨手表示や盤面勝敗予測機能など)や「待った」を使える・局後の検討でAI最善手との比較がキャンペーンの軍隊強化的な要素と結び付けられている？？など多少の工夫はありますが、基本的には普通の囲碁です。囲碁のルールを覚えるための簡素なチュートリアルがあります(全て英語。ルール知ってて普通に打つだけなら英語力は関係無し)。詰碁機能などは無し。 盤面表示はいくつかのテーマから選ぶことができます(もちろん普通の碁盤表示も可能)BGMは落ち着いていてヨシ。 AIはGNU Go(昔からあるアルゴリズムであんまり強くない)とKataGO(モンテカルロ木探索・ディープラーニングによる囲碁AIブレイクスルー以降に開発された中でも新しめのAI、普通にプロより強い)を採用していて、ハイブリッドにする設定も可能なので初級者から高段まで相手になる強さだと思います。(私自身はKGS 2k、碁会所初段程度であまり強くありません) 特記点としては、[url=https://online-go.com/]OGS(Online Go Server)[/url]のアカウントと連携することでクライアントとして動作します。連携するOGSアカウントはWebから無料で簡単に作れます(Twitterなどと連携すればワンボタン)。何度か勝ったり負けたりすれば自動で段級位がつくので自分にあった相手とオンライン対局が楽しめるでしょう。(まあ別にこのソフト買わなくてもブラウザでやれるわけですが) 棋譜は保存でき、後から再見・囲碁AIによる盤面分析など使うことができますが、検討機能は若干弱いため、棋譜作成や編集用途にはならない感じです。(素直にMultiGoなどのフリー棋譜編集ソフトを使ったほうが良い) 詰碁の問題集機能とか定石辞典とかついたら良いんじゃないかなって思いますがこの値段では贅沢か。ストラテジー要素はおまけであくまで普通の囲碁だと思って買うのが良いです。アプリとしての作りはちゃんとしてます。 [quote] [i]このレビューが役立ったなら、ぜひ「参考になった」ボタンを押してください。また、他にも様々なゲームを [url=https://store.steampowered.com/curator/26084475-Suizin/]Steamキュレーターにて[/url] 紹介しています。[/i][/quote]