Turnip Boy Commits Tax Evasion のレビュー

野菜の村で暮らすカブの男の子が主人公の2Dアクション。1周クリアに90分程度。 ほのぼの癒し系…と思っていたところゲーム開始10秒で渡される自宅差し押さえ書面。 なるほど、借金返済更生ゲーね…ギフトピアかな…？と合点しかけたところで気づく、「読む」よりでかい「やぶる」の文字 そう、このゲームにおいて入手できる紙はすべて破れる。納税通知も。人相書きも。教科書も。君のラブレターも。 …といった具合のほのぼの偽装・反権力アウトロー主人公によるブラックユーモアたまにSF（すこしふしぎ）な2Dアクションゲームでした。すき。 [h2] ここすき [/h2] 主人公のキャラ造形。人助けはするのに道中の細かい挙動には部分減点を入れざるを得ない紙一重の倫理観。キュートな見た目から繰り出される振る舞いの数々にもう目が離せない。テキスト読みたさについお使いに積極的になってしまう。 こんなのんびりしたファンシーな村で何をどうしたらコレに育つんだよ…という疑問が主人公の出自という形でシナリオに絡んでくるのもニクい演出…なのか？ [h2] ちょっと苦手 [/h2] 「ダッシュ」コマンドはあるが実質緊急回避コマンド。マップはそれなりに広め、お使い要素が多い上ときには往復させられるのに常時ダッシュとファストトラベルがないせいで若干テンポが悪い面はある。 敵を倒したり仕掛けを解いたりするとたまに回復アイテムがドロップするが、回復時にかわいくないタイプのゲップ音がする。 MOTHER2のゲップーのようなキャラ付けを兼ねた大掛かりなものではない。ないのだが…「食ったら出た」みたいな「ｺﾞｫｪｯﾌﾟ」が見た目かわいいキャラから出るのが割と地味にしんどかった… [hr][/hr] シナリオの主軸は明瞭に、お使いゲーらしく一本道だけど筋が通っていてノンストレス。主軸にかかわらない部分は謎を残しつつ、収集要素の書類で何となく察せるレベルの情報の撒き具合がお上手。 ラストバトルもアツくてよかった。みんな主人公と違って真っ当な決意と倫理観をお持ちだった。 ゲームとしてのボリュームは控えめだけど良作。おすすめです。

かわいいカブが主人公のアクションアドベンチャー。 日本語のゲーム名「カブボーイの冒険～税金払うなんてイヤだ！～」。凄いタイトルだ。 探索要素は少なめ、街の人と会話&ダンジョン攻略メインのゲーム。 キャラの会話が楽しく、少しずつ明らかになる世界観が良き。 不満点は武器の切り替えがめんどうなこと。都度メニューを開く必要がある。 役割がはっきりした武器しかないので結構な頻度で切り替えが発生する。 ボリューム的には2時間半ぐらい。 エンドコンテンツはあるがフルプライスだとお高めなのは否めない。

脱税というとんでも内容から始まる物語。 可愛らしいドットに惹かれて遊んでみたらシュールだったり ブラックジョークだったり、実は…な世界観だったりと魅力は沢山あるんですが、 ゲップ音とゲロ音が本当に無理だった。 それ以外は本当に良かった。 気にならない方は遊んでみてもいいかと。