Tell Me Why のレビュー
Dontnod Entertainment 制作の Tell Me Why。双子が持つ超能力のような絆を使って困難だらけだった幼少時代の謎を解き明かす、私的ミステリー。
アプリID | 1180660 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | DONTNOD Entertainment |
出版社 | Xbox Game Studios |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, 字幕があります |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 27 8月, 2020 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | Italian, Japanese, English, Korean, French, German, Portuguese - Brazil |

421 総評
393 ポジティブなレビュー
28 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Tell Me Why は合計 421 件のレビューを獲得しており、そのうち 393 件が好評、28 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Tell Me Why のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
7088 分
総評:
ミステリー好きにもおすすめできる良作。
ゲームプレイ:★★★☆☆
謎解きは解き応えがあり、謎解きを回避しても物語が進行するように設計されている。チャプターの進行に合わせて自動セーブされるが、自分の好きなタイミングでセーブできない。物語を最初からリプレイする場合、今までのセーブデータは削除される。セリフの履歴を遡って確認することはできない。
物語性:★★★★★
人気タブには含まれていないが、ミステリー色が強い。事件の真相を追究し、証言や幼少期の曖昧な記憶からユーザーは解釈を迫られる。答えはなく、真相はユーザーの解釈に任せられている。また、本作にはLGBTに起因する母親との確執が描かれている。昨今は行き過ぎたポリコレに批判があるが、本作プレイに不快感はなく、むしろ物語の奥行として受け入れられる。舞台はアラスカで、Life is Strange同様、地域文化の表現が高く、アラスカらしさを楽しめる。
グラフィックスとオーディオ:★★★★★
没入感のあるアートスタイルと作品にあったオーディオ。
持続性とリプレイの価値:★★★★☆
クリアに必要な時間は20時間程度かと思う。ボリューム感は丁度良い。2パターンのエンディングが用意されているが、「新しいチャプターへ」の達成率は現時点で6%となっている。チャプター3の選択肢次第で分岐する(と考えられている)ので、もう両方のエンディングを見届けることを推奨したい。
テクニカルパフォーマンス:★★★★☆
お店の自動ドア前にタイラーが取り残されたことがあったが、進行には問題なかった。それ以外で不具合には遭遇していない。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
750 分
双子の姉妹が幼少期に母親に対して犯した罪、その記憶とトラウマに向き合い過去との離別を図ろうとする物語
ゲームの大筋は、アラスカ辺境のド田舎町を舞台に【10年前の事件の起きたあの日母親は本当に私たちにまで狂っていたのか?】という疑問の回収を軸にサスペンス仕立てで展開する
ゲーム性は、
双子が母親と暮らした湖畔の一軒家には(なぜか)母親の残したヒントパズルが残っておりそれを母親作の絵本を使って解く、
双子にはお互いの記憶を視覚的に再生する能力がありそのインタラクトポイントを探して再生し会話劇回収の選択肢に使う
主にこの2点で進行する、その部分に関しては特に可もなく不可もない
プロットに関しては、物語のキモである【過去に母親が狂っていた】という部分、
トラウマになるほど双子に対してどのように日々狂気っていたのか?どのような感じで田舎の閉鎖的なコミュニティの中でおかしく振舞っていたのか?
肝心なそこが最初から最後まで全く描写不足で、ゲーム中プレイヤーに対して視覚的に出てくる情報はよき頃の母の姿ばかり、これでは
本来なら真実はどっちなんだろう?となるべき物語の進行のはずが、こちらが置いてけぼりを食らう場面が多く(普通の良い母が突発的にその日にトチ狂ったようにしか見えず(そんな話ではないのだが)
最後一応の解決の場面でも(う~ん↓実はそうなのか~)となるしかなかった
特筆すべきは3つあります
このディベロッパーお得意のアメリカの田舎町や家屋の雰囲気表現が環境音から素晴らしく、アメリカ人でなくともノスタルジーを禁じ得ないところ、
ゲーム中の長い母親の絵本や机の上の手紙、掲示板のポスターに至るまで丁寧に日本語訳がされていること、
LGBTであることでのジェンダーニュートラルな選択があることや、トラウマに起因する強迫性障害の発作の苦しみと快復をてらいなくゲームで描いているところです、
その部分に敬意を示すならばプレイする価値はない作品であるとは言えません
👍 : 3 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
675 分
時間に余裕がある時にゆったりプレイするのがおすすめです。日本語音声がついておらず、文字を読むことになるので多少ストレスを感じる方もいるかもしれませんが、それでもおすすめです。気になる人はエピソード1が無料なのでまずは試しにプレイしてみてはいかかでしょうか。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1410 分
最も懸念だったローカライズがやっぱりダメだったのがまず残念。
間違いではないにしても、物語としても会話としても稚拙な翻訳で、話が入ってこない。
ローカライズを差し引いても、脚本もゲーム的にも稚拙に感じた。
LGBTやら世界観やテレパシー能力的なものがイマイチ活かされていない、というかウマく魅せられていないように思う。
インタラクトやテキスト類を読む操作やUIは洗練されておらず、とって付けたようなパズル要素やミニゲーム的なものも唐突でテーマにもストーリーにも噛み合わず、面倒で邪魔なだけに感じた。
なんというか、作りが粗い、というか、美しいグラフィック以外は(悪い意味で)個人のインディーズ系並みなレベルで、なんかいろいろ残念。
👍 : 11 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
804 分
購入検討している方(そしてクリアした方)がレビュー欄を読んでいると思うのですが、選択式アドベンチャー(デトロイトとか)のようなものを期待していると少し薄味に感じるかなと思います。
個人的には過ぎ去った「過去の事実」をプレイヤーたちがどう解釈していくか、受け入れていくかによって気持ちが変わり、周囲の反応も変わる、というゲームという印象でした。自身の記憶と母親の残した様々なもの、そしてそれを外から見ていた小さなコミュニティの人たち、そこにある生々しい痕跡を、主人公の二人とプレイヤーが「醜く、いやな記憶」として受け入れていくか「それが母親という人間だった」と受け入れていくか?を迫られていくため、母親に対して思うところがある方はとてもマッチするテーマです。
同社のLife is strangeのように大きく物語が変化する要素はそんなになかったかな、と。(同タイトルではなく、Tell me whyという別のゲームだから当然ですが)
1章はとても「静」ですが、2章からいよいよ謎が明確になってきて怒涛の情報量になるので、2章までは頑張って遊んでいただきたいです。
雪の積もる田舎の湖畔、森、町並みはめちゃくちゃノスタルジックで、本当に絵本の中に出てくるような演出も多くとても魅入りました。石油ストーブの香り、キンと冷えた雪の気配、そこに佇む絵本の家…そんな場所で静かに記憶を巡る旅をしたい方には非常にオススメできる作品です。あと男主人公のタイラーがとてもイケメンで、眺めてても飽きないのがとても良いです。
👍 : 5 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
917 分
『Life is Strange』シリーズのDONTNOD Entertainmentが手がけるアドベンチャーゲーム。
双子のきょうだいであるアリソンとタイラーが過去の記憶を視る能力を使い、幼少時代の出来事と母親に関する真相に迫る。
ボリュームは長すぎず短すぎずちょうど良く、映画と連続ドラマの中間といったところ。『Life is Strange』シリーズと比べると落ち着いたペースで衝撃度も控えめではあるが、チャプター3でこれまでの謎が明らかになっていく様は気持ち良い。DONTNODファンなら是非プレイしよう(アドベンチャーゲームのファンにもオススメ)。
個人的な不満点としては登場人物が少なく主人公以外の物語が希薄なのと、印象的な音楽が無いこと。前者は『Life is Strange』シリーズのように主人公の日記やキャラクター情報のようなもので補完して欲しかった。後者は言葉の意味そのままでどこでどんな曲が流れていたか思い出せない。
👍 : 15 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
616 分
ちゃんといろんな話を誤解のないようによく聞いて、自分の頭で考えないとだめだなと考えさせられる。
ライフイズストレンジ1,2と同様、かなり哲学させられる作品。
ストーリーには好き嫌いあるかもしれないけれど、このゲームの着目すべきはストーリーではなく、全体的なゲーム体験であると思う。
何を認知し、何を選択するべきかを考えている自分自身こそが最高のエンタメなのだと、このゲームの設計者は言っているのだと思う。
👍 : 13 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
583 分
アラスカの片田舎を舞台にした、双子の兄妹が生家を売る話。
Life is Strangeで有名なDONTNODのアドベンチャーであり、システムや雰囲気はLife is Strangeシリーズをを踏襲している感じ。
ポリコレのせいかLGBTだとかを扱ってストーリーをとりま重くしてみたみたいなのが最近の洋ゲーの流行りだが、このゲームはトランスジェンダーと同性愛と閉鎖的な村社会と精神疾患と不倫と家庭内暴力という重さの満漢全席みたいな感じである。さすがDONTNODおれたちにできない事を平然とやってのける。しかもとりま出したとかじゃなく、トランスジェンダーとかはストーリーの根幹に結びついてて面白い。
この重さのおかげでチャプター1でギブアップしそうな人多そうだけど、チャプター3での怒涛の伏線回収が始まり最終的にはスッキリ終わる。
双子の兄妹はテレパシー的な能力と、それぞれの共有していた記憶を再生する能力を持っており、ゲーム中の重要な選択肢はお互いの食い違っている記憶をどちらか選択するような形になる。
もちろんこれまでのDONTNOD作品同様に、選択はちゃんと後の展開に影響するように作られている。
DONTNODゲーとしての新要素としては、ゲーム内にいつでも読めるドキュメントとして双子が幼い頃に母と書いた20章くらいある絵本が出てくる。これがゲームのストーリーを深めている上に、いくつかのパズルの仕掛けを解く鍵になっているが、残念ながら何故かここだけ翻訳の出来が悪い。
ストーリー自体はネタバレ厳禁系。
ただ、重いテーマに反して、家族愛って美しいよなとか、幼い頃の生家の思い出ってかけがえのない物だよなとか考えさせてくれた。
プレイ時間は9時間くらい。全実績解除だと15時間くらいだろうか。
良質なアドベンチャーを求めている時におすすめ。
👍 : 103 |
😃 : 4
肯定的
プレイ時間:
1301 分
終わらせるには、はじめないと。
幼少期のある事件をきっかけに10年間離れて暮らしていた、双子のアリソンとテイラー。再会を果たし、新しい人生に踏み出すために事件の起きた生家に戻るところから本作ははじまる。
[h1]ゲームプレイ[/h1]
本作は主に会話パートと探索パートで構成されている。
チャプター形式でストーリーはリニアに展開されていく。それは例えばフェリーの船上や生まれ育った家といったロケーションがあり、そこでの目的を達成すると次の場面へと自動的に移動するという形だ。
会話パートでは選択肢によって展開が分岐することがある。そしてチャプターの最後には重要な選択肢で自分がなにを選択し、それによって何が起き、また他のプレイヤーがとの程度の割合で選択肢を選んでいるかが示される。
探索パートではそのロケーションの中を歩き回り、様々なものに触れたり読んだり、またはちょっとしたパズルを解いて障害を取り除いたりする。見つけたものひとつひとつにちょっとした読み物や会話が発生したりするので、そうした細かな演出も探索の楽しみだ。
また主人公ふたりにはテレパシーやサイコメトリーといった超能力が備わっている。能力は主張しすぎることなく限定的なものだが、探索の中で過去の記憶を見ることで物語が補完されたり、パズルを解く手がかりを得られたりする。
ただ、この能力を彼らは当たり前のように受け容れていて、ゲームの仕組みとしてもプレイヤーの助けにはなるものの、より自然で現実に近いエピソードを期待するプレイヤーにとってはこうした超自然的な要素は多少違和感を感じるかも知れない。
[code]同スタジオの『Life Is Strange』のファンであれば、そうした超自然的な要素も作品を構成する一部だと理解しているので自然と受け入れられるだろうと思う。[/code]
[h1]LGBTQ+[/h1]
本作の宣伝の段階でも、またゲーム内の冒頭からもオープンに表現されているのでネタバレではないが、弟テイラーは元女性のトランスジェンダーの男性だ。彼の性同一性はストーリーの深いところに関わってくるもので、それは本作のテーマのひとつともなっている。
このLGBTQ+について強く主張してくるようなわけではなく、あくまでゲームを構成する要素のひとつして描かれているが、理解あるプレイヤー向きであることは記しておきたいと思う。
[h1]コレクション要素[/h1]
探索中に拾うことができるおもちゃや人形のようなコレクション要素(収集品)がある。
集めたものはインベントリからいつでも確認でき、ちょっとしたミニストーリーのようなものを聴くことができる。攻略には必須ではないが、補完になるような内容もあるので注意深く探索して集めてみよう。
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
本作は会話がメインなのでその翻訳がもっとも重要だが、その点に関しては自然な日本語となっていて、ほとんど違和感を感じるところはない。登場人物たちの感情を十分に感じ取ることができるだろう。
気になるポイントとしては、ゲーム内には比較的長文の読み物が登場するのだが、翻訳には問題ないものの、テキストの表示の仕方(インタフェース)が翻訳された長い文章にはあまり向いておらず、多少読みにくいと感じてしまったのは残念だ。
また会話やテキスト以外の箇所、例えば扉を「ノックする」が「ぶつける」と訳されていたり、対象のゲームシーンと突き合わせて校正ができていないと思われる箇所をいくつか確認している。ケアレスミスの部類だろう。
[h1]総評[/h1]
DONTNOD Entertainment の得意とするナラティブで、心理的・精神的に訴えかけるような会話のやり取りや、空気感の表現は見事で、なにか劇的な変化を望むわけではない同スタジオのファンにとっては期待通りだ。
また本作に登場するLGBTQ+の要素は特徴のひとつとして挙げられてはいるが、それは現代においてもまだそれが特別なことのように扱われている部分があるからだろう。将来的にこうした要素が、特徴としてではなく、ごく当たり前の要素となることに期待しようと思う。
👍 : 21 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1955 分
【追記】
アップデートで日本語ローカライズが改善されたようです。
いくつかのミスは修正されたようだけど、喋り方などの不自然な部分はまだ残っている模様。
↓以下元のレビュー
・問題ありのローカライズが許容できるなら買い
主人公の一人タイラーがトランスジェンダー男性ということで、ステレオタイプな描写に頼らずリアルなトランス男性を描こうというモットーで作られたアドベンチャーゲーム。公式サイト↓を見るとかなりこだわって作られたようで、実際にプレイしてみてもキャラクターの描き方のお手本となるくらいよくできてると思う。https://www.tellmewhygame.com/ja/%e3%82%88%e3%81%8f%e3%81%82%e3%82%8b%e8%b3%aa%e5%95%8f/
ただこのこだわりはローカライズには及ばなかったようで、突然喋り方が男口調から女口調になったりするような翻訳ミスがよく目立つ。開発中に手探りで翻訳する羽目になった結果だと思うけど、せっかくこれだけ努力して作ったんだから今からでもローカライズし直してもらいたい。
👍 : 48 |
😃 : 0
肯定的