Shadow Warrior 3: Definitive Edition のレビュー

ホントここの開発チームは他のゲームのアイデアをパクることに一ミリの躊躇いもねえな！ あとローワンの禿面は遺伝上のやむを得ない事情からハゲてたわけではなく自らスキンヘッドにしていたらしいです。 失望しました。大変失望しました！ ゲーム面ではShadow Warrior2ではハクスラ路線だったものはバッサリ切り捨てられ、なぜかDOOM風FPSになりました。原点回帰と言えばそうなんですが…そういえばShadow Warriorは無印からパクリ芸風だったのを思い出しました。 DOOMが暗色中心のスポーツ系FPSだとすると、今作はDOOMからアリーナFPSとしての要素を抽出して全体的に赤色と黄色で画面全体をベチャっと塗りたくったゲームになっています。ホラー要素やドッキリ要素は全くなく、明るく楽しいゴア系アクションFPSに特化したゲーム性です。そういうわけなので前作の路線を引き継いだ作品を求める人には確実に期待外れですし、新作のほうのDOOMを遊んだ人には既視感のあるゲームになっています。しかもシナリオは一本道で6時間ほどあれば終わる短さになっているので値札から見ると割高感は否めません。セール等で割引しているときに買うことをおすすめします。 ただリブート版無印を遊んだ人には懐かしのホージが復活する話なのでストーリーモードはとっても楽しいです。下品でお馬鹿なローワンと噓つきなのにどこか憎めない亜神のホージが二人三脚でアホな会話をずーっとずーーーっとしながら道中を進んで行きます。本当に馬鹿馬鹿しいゲームですけど刺さる人にはとても刺さるんじゃないかと思います。DOOMをもっと気軽にカジュアルな背景にして遊びたい、あるいはDOOMの陰鬱な雰囲気は好きじゃないんで同じ基幹システムで明るくトリガーハッピーな軽いバランスのゲームで遊びたいという人にはとてもいい具合のゲームです。 最後にこれは日本人として声を大にして言いたいんですが、日本では龍の生肉を食べることを刺し身とは呼びません。 あと刺身と呼ぶなら醤油をつけろ。