Puzlogic のレビュー

数独やカックロの流れを汲んだシンプルなパズルゲーム。 用意された数字のパネルをドラッグし、縦横で同じ数字が重複しないよう空欄にはめていくのが基本ルールとなる。 右クリックでドラッグすると数字の仮置きも可能。ドラッグ中にスペースキーで色替え、右クリックで仮置きを消せる。 先へ進むごとに「この横列の数字の合計は〇〇」「点線で囲った範囲内も数字被り不可」といった追加ルール（ヒント）が出現する。 ルールの種類はそう多くなく、覚えるのが大変ということはない。純粋にパズルの複雑さと向き合っていく内容になっている。 ただ日本語が実装されていないため、全く英文が読めないようだとルールの理解に困るかも知れない。 BGMはシンプルなピアノと、雨音や虫の声、焚き火の燃える音といった環境音のみ。 耳に心地よく、リラックスしながらパズルに取り組める。 ステージごとに2種類の評価項目があるのだが、そのうちの「no hints（ガイド機能を利用せずクリア）」というのが分かりにくい。 これはオプション項目へ行って、２つある機能の両方をオフにしておかないと達成できない。 もっとも両方オンにしてプレイした場合でも、一度クリアして正解を把握し、クリア後にオフにした上でそれをなぞって再クリアすれば一緒である。もう一方の「no mistakes（パネルのはめ間違いを一切せずにクリア）」も同様。 共にあまり意義のある評価とは言い難いのがちょっと……ではある。 （ちなみに一度評価を達成すると、同じステージをどんな風にクリアしても常に達成扱いになる） Web上でも公開されており、1作目に当たるデモ版は全15問、2作目の「Plus」は28問＋αだが、このSteam版は64問＋αと大増量。 終盤は難問も多く、全クリは数日がかりとなった。少なくとも簡単ではないので注意。 じっくり悩みたい人にはお勧めです。価格もお手頃。 （以下ネタバレ） [spoiler] 某「D」ステージに、[/spoiler] 複数正解がある中の1通りしか受け付けない箇所があるのが残念。ヒントが足りてないっぽい。 困った人のために[spoiler] 「元々配置されているパネルは最初は一切動かさない」「余らせるのは0のパネル」 [/spoiler] というお節介をしておく。