Sockman のレビュー

[h1] あの曲が聴きたいんだ… [/h1] Twitterでたまたま見かけ、なんか癖になる陽気なPVに惹かれてセールで102円だからと買ったが最後、プレイヤーをあざ笑うかのような数々のトラップに苦しめられている…。 しかし何回も死んでいくうちにクリアの仕方が分かってくるので、イライラして嫌になってもついついまた挑戦してしまう。 そして今日もまたクリア時にPVのあの曲が聴けるのを夢見てプレイしていることだろう…。

鼻血が出るほど難しい、こだわりの詰まった高難易度かつ高品質なジャンプアクション。いわゆる死に覚えゲー。作者が全力でプレイヤーを潰しに来るタイプのゲーム。 そんなにアクションは上手いほうじゃないので、ラスボス撃破まで10時間近く掛かった。ボリュームについては十分と言える。 緑の球を取ると仕掛けが動いて先に進むための道やジャンプ台が出てきて、次のステージに進むための扉の鍵を取得できるようになる。チェックポイントがなく、ステージ途中で死んだら進行度合いに関係なくステージ最初からやり直しになる。それだけ難易度は上がるわけだけれど、XBOX360コントローラーの十字キーでも非常に快適に動かせるようにしっかり調整されているので、よく練られて作られているなと感心した。 攻撃手段を持たない主人公ではあるが、ボス戦がある。上手に操作して仕掛けを動かすことでボスにダメージを与えて倒す仕組みになっていて、それも非常に良く出来ている。 稀に見かけるコインを集めて、ステージ中に隠してあるアーケードマシンでコインを使うことで、アルカノイドやスーパーパンを楽しめたり、作者のこだわりが随所に感じられる。 丁寧に作ってあるので負荷も軽めだし、何より安いので、インディゲーやチャレンジゲーが好きな人は是非。 攻略のヒント：上や下、はたまた左右から闇が追ってくるステージは、事実上の時間制限のあるステージといえるが、その中でもおそらくゲーム中一番の難所であろうステージ Run to the hills を攻略するには、どの位置からジャンプをしてどの位置に着地するか意識することが鍵。その部分を磨いて、イメージトレーニング的に脳内で動きを組み立てれば、無駄なタイムロスは減るのでクリアは可能。くじけずに頑張って欲しい。