Our End of the World のレビュー

　いきなりエグい選択を迫られるので、最初の山はそこだが、『攻略上は』バッドエンドにわざわざ通う事はあり得ない。[spoiler]『趣味の上で』通うかは別次元の問題なので、知～らない_(┐「ε:)_[/spoiler] 　基本は「絶対にお嫁に行けないような恥ずかしいことを言わせてやるぜ！」という方向で仲良くなるので問題はないはず。 　でも、バッドだけで17個あるエンディングを回収するのに、イチャコラばかりしてもいられない。残念無念。 　それと『僕と彼女の～』というタイトル上、「我‐（名無し）女の子」「僕‐君」という叙述スタイルが続くので、感情移入面で少し問題は発生するかもしれない。 　探索は、良くも悪くもVNらしく本棚・テーブル（椅子）・床三択の繰り返し。「探索を止める」という選択肢は無く、画面の中の人が飽きてくれるまで付き合うしかない。そして、（場所は固定だが）突如暗号の鍵とロジックが出現。 　ここで、この作品最大の問題が発生する。可変方式の鍵なのに、情報がファイリングされない。 　A地区最初の「[spoiler]テンキー上の位置に当たる三桁の数字を入れろ[/spoiler]」程度でも、鍵のスクショを撮り忘れてしまうと……間違えても再度、鍵を見せてくれない。ロジックは見せてくれるが、見たいのはそちらじゃない。二回間違えると女の子に看取られつつ︎✝︎升天✝︎。無念かつ馬鹿馬鹿しいが、やり直し。\(#･∀･)/ﾌｻﾞｹﾝﾅ 　これを地区ごとに4回、計12回繰り返す必要がある。鍵の生成は（少なくとも）そのエリアに入った時点で終わっているにせよ、（普通の感覚なら）とっても面倒くさいと感じるはず。 　面倒なほど燃える実績収集マニア、あるいは「女の子とのやり取りを全て見たくて仕方がない」タイプであれば、その限りではないが。