ICY: Frostbite Edition のレビュー

70点/100点 面白いのに売れてないみたい。 文明が雪に埋もれて長い時間がたち、多くの人はnomadやhunterとして狼に怯えながら生きている。わずかに電力の残った町に暮らしている人や野盗集団も。 風力発電塔はまだ動いているし、整備の仕方を親から受け継いでいる人も居るが、塔は神が与えた恩寵だと思っている。それぐらいの未来。 記憶喪失の主人公が謎の奴隷狩りに連れていかれた仲間を助けるために、初めて目的のある旅に出る。 マップをクリック移動して探索と戦闘をするプレイ感覚は、拠点のないShelteredまたはDeadStateって感じ。両方とも名作ですよ。 良い点 ・カードゲーム風の戦闘が面白い。レベル制のスキルと武器でカードが増え、それを組み合わせて技になる。 　弓とステルスを合わせてステルスショット。スピーチとアスレチックを合わせて敵の士気を下げる。 　銃ステルス狙撃でインビジブルキラー。などの技になる。 ・ストーリーが面白い。旅の途中仲間が増えたり、ランダムで仲間の過去がわかるイベントも起きる。 　選択肢でイベントの結末が変わる。あなたは仲間を信じる？　流血を避ける？　過去の罪を許す？ ・マップを行き来して探索して荷物が増えたらクラフトで圧縮してあとで町で売る作業自体が楽しい。 ・エンディングは複数ある。 悪い点 ・戦闘に飽きる。スキルや武器を強化するとカードの質は上がるが、種類は増えないので、 　攻撃力などの数字は増えても出来ることが変わらない。 ・エンディング分岐がわかりにくい。 　長い会話の途中で何度も選択肢が出てくるので、気づいたらEDの条件を満たしてしまっている。 　セーブはこまめに。 ・武器を改造するときは装備から外さないといけない。これがめんどくさい。

雰囲気が良く、システムもわかりやすい。 日本語は無いが、PCOTと相性がよいので問題ない。 「Ruina廃都の物語」のようなゲームブックに近いポストアポカリプスゲーム。 戦闘や探索はやりこむ部分ではなく、ポストアポカリプスの雰囲気と物語を楽しむ遊び方をおススメする。

暑い夏におすすめ。 サバイバルゲームだけれど、アクションは皆無で、 どちらかというとボードゲームな感じ。 案外あっさりgame overになって、あれ？？ってなる。 Saveは大事。とても大事。 マップの分岐はわりと運任せな感じ。 ストーリーの進め方によって、エンディングの印象がだいぶ変わる。