Bendy and the Ink Machine のレビュー

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・字幕が小さい 通常の字幕はいいのですが、落ちているテープレコーダーを再生した時の文字が潰れていてまったく読めません。 小さくて読めないのではなく、完全に潰れています。 字としての判読が不可能です（42型テレビで遊んでいるのでモニターサイズの問題ではないと思われます）。 ストーリーは謎をばらまくタイプなのでメイン部分だけ拾ってもおもしろみは薄く、世界観を補完するためのサブテキストも読めないとあってアドベンチャーとしてかなり味気ないです。 ・移動が遅い ダッシュはあるのですが、操作をまちがえているのかと思ったほど遅いです。 戦闘要素もあるのですが回避はこのノロノロ歩きしかなく、いかにも“避けてください”全開の攻撃を避けるか、事前に備えていなければ避けられない攻撃を出されるかのどちらかです。 ホラーアクションとしての緊張感などあるはずもありません。 ・既視感の強い内容 看板を使った演出は『バイオハザード7』で見覚えがありますし 幻覚やダクトの移動は『デッドスペース2』そのまんまですし、 頭がカメラの怪物は『サイコブレイク2』ですね。 ゲームオーバー時に暗黒の世界を移動するのは『デスストランディング』であったような？ いずれも丸パクリではなくオマージュの範囲で、上記2点に比べれば小さな欠点ですが。 ・総じて 潰れたカートゥーンスタジオやインクという題材はおもしろかったですし、“終わらないコンテンツ”となったアニメキャラクターが怪物になるという内容も昨今のコンテンツ事情を風刺していてよかったです。 ただゲーム作品として昇華できているとは言いがたく、特にローカライズの不備（字サイズ）でストーリーが全然楽しめないのはインディーズとはいえ致命的です。 セールで数百円で買ったので値段相応と思えましたが、定価2千円分の価値はまちがいなくないでしょう。