Tiny Rails のレビュー

世界を旅する電車を眺める放置ゲーム。 まずクリッカーではないので注意してほしい。 クリックはできるが、頑張って連打したところで指が鍛えられるだけだ。もちろんそれが望みなら好きなだけクリックしてほしい。鍛えた指はきっと他のゲームで役に立つだろう。 Tiny Railsは電車をひとつ所有して線路を走らせる……のを眺めるゲームだ。電車が駅に到着するとお金を貰えるので、それを使って電車ガチャから電車を出したり、能力をアップグレードする事ができる。電車ガチャから出た電車はそれぞれ性能が異なり、自分の電車の後ろにつけて能力を強化する事ができる。アップグレードではわずかながら移動速度を早くしたり、繋げられる電車の数を増やす事ができる。 ガチャやアップグレードの価格は飛躍的にぐんぐん上昇していくが、それに反して駅に到着して貰えるお金は大きく増えないので、序盤のチュートリアルを終えれば、基本的に電車が線路を走る様子をぼーっと眺めているだけになる。意味がわからないという人にはおすすめできない。 しかし安心して欲しい。Tiny Railsは起動していない間も時間経過で少しだけ稼いでくれる。たまに遊んでたまに眺めて、時間をかけてじっくりと進めるのがこのゲームの正しい遊び方だろう。 ただし電車は定期的なメンテナンスを必要とする。メンテナンスせずにほったらかしていると収入も減るし所持金も減り、いつの間にか所持金がマイナスに突入してしまう事になる。おそらく手に入る金額のほうが上回ると思うが、そうとなるとついついメンテナンスに励んでしまうし精神衛生上よろしくないので、長時間放置する時は素直にゲームを終了しておこう。 また日本語非対応となっているが、実は普通に日本語が表示される。 ……ただし機械翻訳の。「本を修正に20都市に旅行」とか、二つある「マックス・カ」の違いがわからないとか、英語のほうがましかも知れないと頭をかかえる出来の日本語だが、それでも英語がまったくわからない人でも読めなくはないというメリットはあると思う。多分。言語を変更すれば普通に英語でも遊べるので、機械翻訳を遥かに越えた英語力を秘める選ばれし者でも安心だ。 感想としては、たまに起動して眺めるだけなら悪くないといった印象。とにかく変化に乏しいし面白いと褒められるほどではないが、遊び方を間違えなければそれなりに楽しめると思う。定価だとお薦めはできないが半額セールでワンコインの時なら、お買い得でもないがお買い損でもないだろう。 現在でもアップデートが続いているようなので、今後化ける可能性もあるかも知れない。

小さな鉄道会社を引き継いで経営するゲーム。 といっても使うのは電車１編成のみ。 現実ではありえない車両をつけたり様々なアップグレードをして世界各地を走り回る。 ドット絵で描かれた景色を眺めていると飽きない。 見事な時間泥棒ゲームに仕上がっています。（誉め言葉） 常にこのゲームを起動したまま、ほかのゲームをやってしまっている状態です… と、ここまでは好印象だったのですが 20時間位経過してから能力アップや車両追加に必要な金額が跳ね上がり お金を貯めるためにひたすら電車を走らせ、待つ時間が長くなってしまいました。 こうなってからは退屈でしかなかったのでもっと緩く調整してくれないと お薦めはできないと感じました。