Eye of the Temple のレビュー

面白そうだと思って買ったは良いものの、プレイエリアで苦労されているレビューが多かったので、６帖程度のPC部屋で遊ぶのは無理だろうと遊ぶのを諦めていましたが、ルーターのMESH環境を構築したことで、PCのある部屋から離れて広めのリビングでVRが遊べるようになったので、プレイ空間の広さと自由度を体感するにはうってつけと思い、本ゲームをプレイしてみました。 プレイ空間は 2.7mｘ2.8m ほどの広さなので、充分すぎるかと思っていましたが、実際に遊んでみると結構な確率でガーディアンが出てきたので焦ることとなり、これでもギリギリなのか！と驚かされました。やはり６帖程度の広さで遊ぶのは無理だろうと感じます。 特にしゃがむ必要がある場所や、敵が出てきた場所でガーディアンが出てくると、高い確率で家具にぶつかったり、振り回した腕が壁にぶつかったりで危険なので、そういう時は頑張らずにミスしてしまえば、簡単に位置調整が可能になるので、リトライを活用して遊べば問題ないと感じました。 秀逸なのは[b]転がるタイプの移動床[/b]で、落ちないように後ろに歩かされることにより、広いVR空間内を 3m四方ほどのプレイエリアで動き回れるように工夫されています。反面、移動方法が移動床に頼りがちな印象ですが、良く見るとトロッコなどもあったので、先に進むと印象がかわるかも？ まだ、序盤で最初の扉を開けた程度ですが、軽くVR酔いはするものの不快では無かったです。反面、移動床は凄く厄介な存在で、移動床が止まる寸前に無意識に体重移動をしてコケそうになる上に、これまた無意識にVR内の壁に手を置いて体を支えようとしてしまうので、転倒しそうになることが頻繁に発生しました。プレイしながら「これはVRなんだ・・・掴めるものは無いんだ・・・」と自分に言い聞かせながら遊んでいました。あとはムチの扱いが結構難しいのでイライラしたぐらいでしょうか・・・ かなり面白いゲームですが、安全面から[b]ジャンプ移動は禁止[/b]と警告が出るので、リアルな遺跡を探索している感じは薄くて、遊園地の子供向けアトラクションを遊んでいるような感覚です。そこらへんを割り切れば凄く面白いVR体験ができると思います。