WILL: A Wonderful World / WILL:美好世界 のレビュー
神となり、人々、さらには世界の運命を変える手助けをしよう!WILL: A Wonderful World』では、都市に住むキャラクターが書いた手紙を受け取ることになる。その手紙の文の順番や組み合わせを変えることで、手紙を書いた人の運命を変えていくのです。
アプリID | 588040 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | WMY Studio |
出版社 | PLAYISM, WMY Studio |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, Steam トレーディングカード |
ジャンル | カジュアル, インディー, アドベンチャー |
発売日 | 6 6月, 2017 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | English, Spanish - Spain, Traditional Chinese, Japanese, Russian, Simplified Chinese, French |

1 総評
1 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
WILL: A Wonderful World / WILL:美好世界 は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
953 分
[h1]地の文を入れ替えて展開を変えていく中国産ビジュアルノベルアドベンチャー[/h1]
※性的、暴力、残虐描写があります※
少女の姿をした女神が願いの込められた手紙を改ざんして未来を変えていく、登場人物が少女漫画テイストなデジタルノベルADV。
変えるのは一文だけで、前後を入れ替えたり、他人の手紙の一文と入れ替えたりもできる。
一定の成果を生むと次の手紙が配達され、次のステージに進むことが可能。
終盤は単純に入れ替えるだけでなく複数入れ替えが必要な場合や、パスワード、モールス信号(ゲーム内の解説辞典で掲載されてはいる)を入力しなければいけない事もあり、難度は上がる。
自分が変えた運命すら障害になることも。
一応、マルチエンディングだが、実績で見るとトゥルーエンドのクリアが多い印象。
プレイ時間は10時間前後、実績は52で進行とやり込み。
タイトルやプロローグに温和な感じを受けても、内容は結構過激。
酷薄なチャイナマフィアに拷問されたり、小児性愛や同性愛の話もあったりするので、途中で脱落するプレイヤーもいるかも。
和訳は日本人がしてるからか違和感がなく、システム的に作業ゲーと化す可能性もあるが、ノベルゲーが好きならおすすめ。
👍 : 5 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
307 分
非常によく作られているゲーム。
だが、[b]ゲームとしておすすめできるか?[/b]と考えるとオススメできない。
[b]決して悪い作品という意味ではない[/b]。「説明読んで自分に向いてそう」って思った人には是非オススメしたい。
[h1]概要[/h1]
街シリーズとFRAMEDを合わせたようなゲーム。街・428が好きな人はきっと楽しめる。
街シリーズは基本的に選択肢を選んでいくゲームだが、[b]こちらはアクションパネルを入れ替える[/b]ゲーム。
FRAMEDのようにアクション順を入れ替えることにより、不幸な運命を回避していく。
マウス+鍵盤でもゲームパットでも操作可能だが、[b]ゲームパット推奨[/b]だと思う。
アクションパネルは[b]複数メンバで交換[/b]することができる。
人物Aの「転んだ」というアクションを人物Bに押し付けて、[b]人物Aは転ばなかったことにできる[/b]。
これが非常に面白いところだ。
街シリーズと大きく違うのはパネル入れ替えの組になっているからといって、[b]時間が共有されているかは別[/b]ということだ。
街シリーズと大きく異なるのは、主人公は少女であり、運命を変える役割を担っていることである。
街シリーズではプレイヤが劇を見るが、この作品では[b]劇中劇を見るように話が進んでいく[/b]。
[h1]気になったところ[/h1]
気になったというか、ゲームとして[b]「楽しむ」のを害しているように感じてしまう[/b]ところだが。
・文章を読むゲームだが、ページめくりが非常に面倒である。
初期状態では句読点ごとに待ちが発生し、ボタンを押さなければならない。
設定の中に「スキップ」というのがあるが、読点で待ちが起きなくなるだけで[b]一文ごとにボタンを押さなければならない[/b]。
これだけ読みづらいページめくりにしておいて、「注意して読んで」と言われても…。
せめて[b]1ページ一括表示がほしかった[/b]。読むためにAボタンを連打する必要がある。
また、[b]コントローラにはバックログ表示がない[/b]。
・局地的な最適解?
パネルを入れ替えて運命を「ランクS」にしても、そこで運命が終わってしまうようになっている。
あえて人物の[spoiler]運命を悪くして、物語を進める[/spoiler]のだが…一見悪いと思われる運命の方をランクSとしたほうが良いのではないか、と思ってしまう。
[spoiler]局地的に悪く見えるが大域的には良い運命をランクS[/spoiler]にする方がゲームとして成り立っているし、わかりやすいように感じた。
・ロック解除がわかりにくい
局地的な最適解に少し関係するが、どの行動が関連して運命が閉ざされているかわからない。
街シリーズは時系列が一方通行なのでKEEP OUT状態にしておけば十分解決できる。
しかしこのゲームでは[spoiler]大きく時系列を前後させる必要[/spoiler]があり、(ヒントがあるとは言え)見直す項目が多すぎる。不親切だなと感じてしまった。
・ボタン配置が直感的ではない。
パネルを入れ替えるだけ、と言ってしまえばそれまでのゲームだが、わからなければ総当たりでパネルを入れ替えて運命を切り開けるようになっている。
何度もパネルを入れ替えて実行していると、LBの「やり直す/初期に戻す」とBの「パネルを離す/タイムラインに戻る」が誤爆してしまい、結構イライラした。
もう少しボタン配置に気を使ってほしかった。
・パネルを入れ替えて実行に5秒必要
パネルを交換して実行をする際に、未知のパターンだと毎回5秒あるアニメーションを見させられる。
早く文章を読みたいのに、やる気が削がれてしまう。
👍 : 11 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
1427 分
まだ一回通しで終わったかな程度でクリアは出来ていないのですが(プレイ時間は水増し気味なので正確ではないです)、
期待通りに楽しめる出来だったことと、より多くの人に楽しんでもらいたいと思ったのでレビューを書くことにしました。
初めに伝えておきますと、難易度はインポッシブル推奨です。
詰まってもエピソード単位でヒントを表示することが出来るので、ヒント無しで攻略しましょう。
センス溢れるタイトル画面と独特のゲームシステムに惹かれて購入。
ゲームの目的は主人公の少女である神様の元に願いの込められた手紙が届くので、その願いを叶えること。
多数のキャラが織り成す群像劇があり、そこに神様視点での各エピソードを俯瞰する物語がありと、
プレイヤーの視点にも沿った巧みな二重構造になっています。
願いの叶え方は、小分けされたテキストブロックを魔法のペンで入れ替え、
それにより綴られたエピソードの運命も変わっていく、というもの。
結末の出来によって最高評価がSのランク付けがなされます。
エピソードの結末が変わるとストーリーの大きな流れも変わり、
更に連動して他のキャラクターの運命も変わります。
このシステムの素晴らしいところは、ある意味を持った言葉が入れ替え先のキャラクターにとっては
異なる意味を持つ、ということで、こうするとどうなるんだろうと想像を膨らませながら遊ぶことが出来ます。
(実際にはパターンを片っ端から試行する作業的になってしまうところがあるんですけども)
詳述は避けますが意味に気付くと笑ってしまうような仕掛けもあります。
それでも因果を推測するのはこのゲームの大きな楽しみで、
エピソード単位でのミクロな変化が物語総体でのマクロな変化に繋がること、
また、その因果パズルをゲームシステムに組み込んでしまった功績は特筆に値します。
翻訳にも全く不自然なところはなく、「意識高い系」なんて言葉が出てきた時には笑ってしまいました。
(原文(中国語)だとどう表現されてるんだろう?)
登場人物は多めで群像劇の全容を把握しながら読むことが難しいのですが、
UIやモチーフデザインもキャラクターごとのテーマがあり見やすくてわかりやすくなっています。
開発人数が少ないからこその細かい作り込みです。
他にも重要なテキストは色分けして表示するなど複雑に絡み合ったシナリオを
解読・攻略するためのシステム的配慮も行き届いています。
人々の短期的な願いが必ずしも長期的な望みを叶えることに繋がるとは限らず、
願いを叶えるSランクを取り続けたとしても非情な結末が待っているかもしれません。
それでも命運を司る神様は運命を変えることが出来ます。
きっと最後には、みなの願いが叶う素晴らしき世界が待っているのでしょう。
(ゲームを終えての評価はクリアしたら追記することにします。)
PS:
一通り見たところでかなり詰まって悩んだので軽い攻略を。
単なる指針ですが、一応ノーヒントで攻略したい人のために伏せておきます。
[spoiler]大体の人は全てSランク取得を目標に進めると思いますが、
最後まで行き着くと次にどの運命を変えれば良いのか?で止まってしまうと思います。
その時は白地のエンディングマスの評価を変えてみてください。
それがフラグになっているので、ひとまずは先へ進めるはずです。
もちろん道中の空いてる結末を埋めていっても新しい発見があります。
やっぱりこれだけの人数がいるとどこで何が起こったかを覚えておくのは難しいので総当たり的プレイになるのが欠点ですね。
出来ればオレンジのヒントをメモしておいたほうがいいかもしれません。
その先は私も攻略中なのでわかりません。
一応中文だと攻略があるので、どうしてもわからない方は探してみてください。[/spoiler]
追記:
トゥルーエンドクリアしました。
ゆっくりとプレイしていたのもありますが、放置時間が長いので実プレイ時間はこんなにかかっていません。
クリアした感想は、名作と言うには各物語の繋がりに物足りなさを感じて一歩届かないところがあるけれど、コンセプトは良くしっかりとお話自体は締めてくれたので良作だと思います。
論理パズルとしてはわかりづらいところもあり、ちょっと詰まりやすいところがあるのは不満を覚えるところです。
システム・曲・CGはどれも平均的に高いレベルでまとまっています。
何よりも、私はこのジャンルが大好きなので本作を推しています。
👍 : 11 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
398 分
物語の結末を変える力を持った都市伝説の神様として様々な人物の運命に介入していくゲームです。
プレイヤーは手紙という形でストーリーを追い、時系列や出来事を組み替えることで結末を変更して先に進んでいきます。
■良かった点
・トライアンドエラーが楽
一つのチャプター毎に多数の結末が用意されていますが大したストレスが無く組み合わせを試せます。
■悪い点
・複雑な群像劇かと思いきや、分岐は少なく登場人物の絡みも無い。
良くも悪くも単純で一本道です。基本的にチャプター毎にあからさまなバッドエンドを回避することで進むので分岐というほどのものは少ないです。
また分岐が出た際にはヒントが出るもののわかり辛く、結局過去チャプター総ざらいすることもありました。
ここでストレスを与える意味は無いと思うので分岐はゲーム的にサクッとわかったほうが良かったと思います。
雰囲気は良くノベルゲームとしては佳作以上ではありますが、名作かと言われるとその域には達していないかなというのが個人的な感想です。
登場人物は多いものの消化不良なエンディングを迎えるキャラクターが多く、最終的に物語が収束するという感覚が無いため読後感に欠ける感じがありました。単体で見ると決して悪くは無いのですが同時並行なのとエンディングを簡単に変更できるので物足りなく感じるのかもしれません。
前述の通り、他のキャラクターとほぼ絡まないことが多く単独ストーリーがいくつもあるという感じです。
もし自分に裁量があれば全て同時並行に進めるのではなくキャラクター毎に物語を区切って進めて、その度に主人公世界の謎も明らかになっていくという構成のほうが良かったかなと思います。
劇中で主人公がいくら介入しても結局何も変わらないと悩む場面がありますが、そういうものとして流すか群像劇シナリオとして高いレベルでの完成度を望むかが評価が上下するポイントかと思います。
あと個人的に中国人名が入ってこなくてキャラクターの判別に苦労しました。
総評としては佳作~良作ですが、中国発のノベルゲームとしてプレイしてみて損は無いと思います。
👍 : 5 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1035 分
[h1]全クリしたが[/h1]
実績100% 全クリ済
このゲームは私に全クリさせるほどのポテンシャルを持っていましたが、総合的に考えるとおすすめしません。
悪い意味で「インディーゲームだな」と思わされました。
◆先に忠告◆
画面左下にやばそうなのが出てきたら、その時点でのセーブデータは必ず残しておきましょう。全クリ要素です。
[h1]ストーリー[/h1]
ストーリーに対して、いくつか不満があります。
①メインストーリーが唐突に終わる
詳しくはネタバレになるのですが、主人公のユアンちゃんと犬が世界の問題に直面し、「これからこの世界を救うぞ!」って奮起したところで終わります。いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドです。
ADVの名作 Steins;Gateで例えると、
「この世界の謎は解いた! 今から彼女を救うぞ!」→エンドロール
みたいな。
いやまさかこれで終わりちゃうやろw と思い、
→さすがに全クリしたら何かしら続きがあるやろ?
→実績100% 以上(^^♪ 何もない 虚無
まあ本当のクソゲーならクリアするまでやらないだろうし、実績コンプするだけの面白さはあります。ただメインストーリーの消化不良感は否めなかったです。
②サブストーリーが弱い
群像劇なのでキャラが多いのが特徴ですが、それぞれの魅力を活かしきれてないです。
◆猟奇殺人組、メキシコ組、釜山警察組◆
どれも裏社会というテーマが共通しているんだから、ここ全部関わらせたらよかったのに。猟奇殺人が起こったのは韓国、メキシコ組が上陸した国は韓国にすれば、必然的に釜山警察組と関わったことでしょう。せっかく設定がぶっ飛んでいて魅力があるのに、それぞれの話に深みがなかった。
例えば、運命を変える系の群像劇ADVの代表作「タイムトラベラーズ」では、主人公5人がそれぞれの境遇から同じメインストーリーを追っていたので、これに倣って主人公全員を絡ませるとか、なんか一捻り欲しかった。
◆北京組◆
ここだけ尊い恋愛してる。浮きすぎ。一貫性がない。このゲームを製作するにあたって、ライターが特にテーマを考えず、このゲームにやりたいことを詰め込みました! という裏事情が見え隠れするパート。
以下、雑多な感想
北京組:尊い。正直好き。これだけでいい。でも序盤に香港からの転校生と「私たち良いコンビかも?」って恋愛フラグ立てておいて回収しないのは遺憾。
猟奇殺人組:これいる?
メキシコ組:[b]主人公の当初の目標が達成されないまま唐突にストーリーが終わる。胸糞。[/b]この終わり方するならこのルートいらん。
釜山警察組:[b]全クリ要素の[spoiler] 主人公が関わらない世界線がハッピーエンドすぎて[/spoiler] 胸糞。主人公いらんかったん?[/b]
猫:いる? 存在感皆無。こういうADVで飛び道具的なキャラ(『428』のタマ、『タイムトラベラーズ』のルサンチ☆マン、『ダンガンロンパ』のモノクマ等)はよくいるが、これほど意味のない、本当の意味の"マスコットキャラ"は類を見ないでしょう。
[h1]システム[/h1]
①音楽
BGM・SEの音量が設定できないことがインディーゲーム業界ではよくある(Undertale が代表)のですが、なんとこのゲームは音量が調節できます! 超優良。おかげでイライラせずにゲームでき、サントラが欲しくなりました。でもサントラ7曲しかないんだけど?
②テキスト系
他の方も仰っていますが、ゲームシステム的に同じ文章を何度も読むことになるのですが、[b][u]既読スキップや一括表示ができない・バックログ機能がないのが辛い[/u][/b]です。
犬が「バックログ機能がないからオレンジの文が非常に大事」と言ってた割には、途中からオレンジが意味を為していなかったり、色々ガバ。
③手紙の並び替え
肝心のメインシステムの並び替え機能ですが、全く意味を為していません。最初のうちはバッドエンドを回避するための手段を思い付けるでしょうが、徐々にどうすれば良い結果を得られるのか不明瞭になっていきます。つまり、[b]総当たりするしかない[/b]です。
これは開発元が意図した結果なのでしょうか? [b][u]人生は思い描いた通りにはいかないよ[/u][/b]っていうメッセージでも込めているのですか? もしそうでないならば、明らかに[b][u]企画倒れ[/u][/b]です。
[h1]まとめ[/h1]
以上の理由から、私はこのゲームをオススメしません。特にプレイ後の残尿感・鬱憤はこうしてレビューを書いてでしか晴らすことができません。私と同じ気持ちを抱きたい方は是非。
👍 : 17 |
😃 : 3
否定的
プレイ時間:
1132 分
中国の製作者による群像劇ノベルゲーム。2018年6月1日に日本語対応となりました。約10時間でトゥルーエンド到達後のレビューです。
主人公は少女の姿をした神様、願(ユアン)。彼女の元には、窮地に陥った人々から助けを求める手紙が届きます。彼女は不思議なペンの力で運命を操り、人々を幸福な結末へ導こうとするのですが……。
この作品の特徴は、ノベルパートに選択肢が存在しないこと。その代わりに、一つの手紙(シナリオ)を読み終えた後、その中の文章の一部が移動できるようになります。プレイヤーは、同じ手紙の中で文章の順序を入れ替えたり、同時に届いた別人の手紙との間で文章を交換したりすることで、シナリオの結末を変えてゲームを進めていきます。
二人から同時に手紙が届く場合、悩みの内容はもちろんのこと、書かれた時間や場所もかけ離れていることがしばしば。それらの文章を入れ替えて、意外と違和感なくスムーズに物語が進行するか、それとも突拍子もない展開が待ち受けているか。固唾を呑んで見守るのがとても楽しかったです。
約10人のメインキャラクターは、高校生に教師、姉を捜す少年と捜されている当の姉、さらには刑事やネコ(!)など多彩な顔ぶれ。さらに、ノベルパートの進行にしたがって、主人公の願自身に秘められた謎も解き明かされていきます。どの物語もよくできており、続きが気になってプレイに没頭してしまいました。
また、中国語や英語と比べてチェックしたわけではありませんが、翻訳は一部文字化けらしき部分があったものの、日本語としてとても読みやすく、違和感のないものに仕上がっています。
あえて難点を挙げるなら、一部の謎解きがわかりにくいこと、各シナリオのエンディング収集が作業的になってしまうことくらいでしょうか(他には、私の環境のせいかもしれませんが、オープニングムービーが正常に再生されなかったり、コントローラのアナログスティックが時折あらぬ方向に入力されてしまったりということがありました)。
とにかく読み応えのある力作ですので、特にサウンドノベルやテキストアドベンチャーの好きな方にお勧めです。セールを待たずに購入してもきっと損はしないはず。
最後に一つアドバイスを。ゲーム終盤に[spoiler]カウントダウン[/spoiler]が始まったら、その時点のセーブデータを取っておくようにしましょう。ゲームを進めてトゥルーエンド条件を満たすと、その後で[spoiler]時間切れ[/spoiler]になってもバッドエンドは見られません。条件達成前のセーブデータがない場合、バッドエンドを見るためには最初からやり直す羽目になってしまいます。というか、私がなりました。神様にお願いしても運命は変わりません。どうか皆様は同じ轍を踏まれませんよう……。
newgameminus
👍 : 19 |
😃 : 2
肯定的
プレイ時間:
853 分
中国産のビジュアルノベルゲーム。
日本語にも完全対応済で、訳もしっかりしており特に違和感なくプレイできる。
[h1]概要[/h1]
プレイヤーは神様であり、
人間から送られてきた手紙に書かれた内容の[b]「順番を入れ替える」[/b]ことで、その人の[b]「運命を改竄する」[/b]ことができる。
この能力を活かし、バッドエンドを回避しながら進めていくのが目的。
難しそうに聞こえるが失敗してもすぐにやり直し可能だし、
前の手紙に戻ることもできるので、取り返しのつかない要素はほぼなし。
(一箇所だけ、時間制限のあるイベントがあるのでそこだけ注意)
[h1]多様なキャラが織りなす群像劇[/h1]
手紙の送り主は高校生、教師、殺し屋、刑事、さらには猫や殺人鬼など多種多様。
これらのキャラが場所や時系列を飛び越え複雑に絡み合いながら話が進んでいく。
物騒な職業が多いことからわかる通り、凄惨な描写も多いのでそこは注意。
[b]最初は高校が舞台のほのぼのストーリーかと思ったら全然そんなことはなかったぜ。[/b]
[h1]手紙の改竄による様々な展開[/h1]
このゲームの肝である手紙の改竄が非常に面白い。
途中からは全然関係ない複数の手紙の内容を入れ替えることができるようになるので、
オタク高校生の文章を刑事の文章に移動させたり、
猫の文章を殺し屋の文章に移動させたりすることもできる。
そのせいでカオスな展開になることもあれば、思わぬ方向に事態が好転してグッドエンドに至る場合もある。
[b]真面目に考えるより、総当たりしてどんな結果になるかを楽しむのがこのゲームの正しい遊び方な気がする。[/b]
[h1]総評[/h1]
「街」や「428」のようなマルチエンド群像劇が好きな人にオススメできるゲーム。
さすがに上記ほどの高い完成度ではないが、価格分は確実に楽しめると思います。
(普通にプレイしてトゥルーエンディングまで10時間前後でしょうか)
是非最後までプレイして「救いを求める人間たち」、そして「彼と彼女」の結末を見届けましょう。
以下個人的に詰まりそうだと思ったところのヒント(だいたい総当たりで行けると思いますが)
[spoiler]6桁の暗証番号:同キャラの4通目の手紙を読み直し、背景に書いてある数字がヒント。[/spoiler]
[spoiler]モールス信号:「xasの4階」を指し示すワードを最短で打つ。(個人的にあんまり釈然としない)[/spoiler]
[spoiler]課長といい関係になれなかった:シャワールームでアッー!エンドにする必要がある[/spoiler]
[spoiler]看守の目を盗んで脱獄するシーン:看守の動きを紙に書けば簡単。最初にフェイントをかける[/spoiler]
[spoiler]3人の手紙を入れ替えるシーン:ショ○ベンを帽子でガードする[/spoiler]
👍 : 15 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1325 分
人間から届いた手紙の内容を神様が変更すると手紙の差出人の運命を変えることができる…ゲームの公式説明文を要約するとそんな感じ。
日本語化もされ、ストアページを眺めるとメジャータイトルのような風格がありますが1500円の海外インディーゲーム、との認識が必要です。過去の某名作ゲーム的なものを期待する人にはお勧めしません。
ストーリーは神様に手紙を送る人間側と手紙を受け取る神様側の二重構造となっています。人間のストーリーは裏社会と高校を舞台にした内容がメインで、全体的に重くて暗く私は楽しめませんでした。(反面、神様のストーリーは楽しめました。ユアンちゃんかわいい)
手紙のテキスト並べ替えシステムについてはビジュアルノベルの単調なゲーム性から脱却するための面白いアイディアだと思いましたが活かしきれていない印象です。私はゲーム序盤は前後の文脈や各テキストの意味を考えて真面目に並べ替えをしていましたが中盤以降は一部を除き全ての並べ方を機械的に試すプレイとなってしまいました。これは並べ替えシステムならではの驚きや感動をあまり感じなかったことと、手紙を送ってくる登場人物が多すぎて一つ一つの手紙に対する意識が散漫になっていたことが原因だと思います。
ストーリーのフローチャート上で過去の手紙や別の登場人物の手紙の結末を変更することでストーリーを分岐、進行させることが可能なのですが問題があります。便利な機能なので、つい頼ってしまいますが、フローチャート上で手紙の結末(S,A,B等のランク)を変更するだけでは、その手紙がどんな結末だったのかプレイヤーは把握できません。ストーリーの何が変わって、その後の展開がなぜ変化したかをプレイヤーが理解せずともゲームを進めることができてしまいます。この結末切替え機能は初回プレイでは開放せず、プレイヤーに手紙を読み直して結末を変更させる作業を強制させたほうが良かったと思います。
この類のゲームはストーリーやキャラクターを気に入るかどうかが評価、感想に影響すると思うので購入を悩んでいる人はキャラクターデザインや何枚かのイベントCGを確認して雰囲気を察して判断するのも良いでしょう。
👍 : 42 |
😃 : 1
否定的
プレイ時間:
561 分
6月1日、とうとう日本語版が発売された噂の? ノベルゲー。
主人公の女の子は神様である。色んな人から届くお悩みの「手紙」を解決していくのだ。
手紙が届いた時は大抵バッドエンドだけど、手紙の中の出来事をいくつか並び替える事が出来る。
2人の人物に起こった出来事を入れ替えるような事も。
並び替えると迎える結末も変わるので頑張って彼らに素晴らしい結末を迎えさせてあげよう。
手紙の結末ごとにS、A、B、バッドエンドとランクが分かれるけど、
結末を迎えてもその場でまたすぐ別のパターンを試せる。
なので結構お手軽にSランククリアを模索出来たり、何ならあらゆるバッドエンドも探せる。
少しプレイしただけだが時限イベントのような取り返しのつかない要素もなさそうなので、
ゆったりと物語を楽しめそうでとても楽しみ。
キャラ(特に主人公の女の子)も可愛いし音楽もよいぞ!
クリアしたので追記。いや、[b] 想像を上回って滅茶苦茶良かった…[/b]
音楽はもちろん良いけど登場人物たちがそれぞれとても魅力的な上、
予想もつかないような展開や出来事に巻き込まれて自分もどっぷり浸かってしまった。
あと、時限イベントめいたものが一つありました。ごめん。
とても分かりやすいのでそれが始まったらセーブデータ作成推奨。
あとBエンド以下もあった。どうでもいいけど……とは言えない。詳しくはプレイしてね。
このゲームはもう最高なので手放しにおススメ……したいところだけど、
ちょっと過激な描写があったりするので苦手な人は注意。以下軽いネタバレ。
[spoiler]結構具体的な拷問の様子や男の子が大人の男性に乱暴される様子など、意外と強めの暴力的表現がある。 [/spoiler]
個人的にはこんなに安くていいの? と言いたくなるくらいの力作。
ノベルゲーが好きな人にはぜひともお勧めしたい。
👍 : 39 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
390 分
(私は日本人じゃないですか、日本語の文法エーラの所で、ご修正して下さい。)
先ずは、このゲームが、私は推薦です。
利点:
良いプロット、素晴らしい音楽、綺麗なイラストあるの謎解きゲーム。
遊戯時間が6時間ごろ、ただ1280円ですか、何の理由が変えませんか?
更に、謎解き内容はとっても面白い!
不足:
でもさん、ロジック的に関係がぎりぎりなってかと思います。
因果関係で遊ぶゲームなのですか。だが、少し場合は理不尽です。
例えば、交換する石鹸、猫が銃に持つ、トイレ入るのスーパーメン。。。など。
こはゲームの少し不足。
以上です、ゲームはただ1280円必要あり。
私、買うで推薦です。
👍 : 135 |
😃 : 4
肯定的