Outlaws + A Handful of Missions のレビュー

とある男によって家と最愛の妻を奪われた保安官(マーシャル)の男が、浚われた娘と仇の男を追って敵ギャングの拠点という拠点を潰して回る、1997年発売のカートゥーン西部劇FPS。 star wars dark forcesのjedi engineをアップグレードしたものが使用され、テクスチャは荒いもののグラフィックはそこそこ綺麗。敵キャラクターもよく喋り西部の雰囲気は抜群。 他では見られない本作独自の要素として「弾の手動装填」という戦略的要素が存在し、シングルアクションアーミーからライフル、散弾銃、水平二連とすべて右クリックまたはRキーを押しての装填が必要となります(自動リロードなし)。 装填が前提のゲームデザインなのでこまめにリロードしていれば死ぬこともなく、またカチカチと連続装填していくのも小気味良い感じ。西部の銃器をリアルに、そしてほどよくプレイに緊張感を足す要素としてうまく機能しているように思いました。 マップはそこそこ広くロケーションも農場、西部の町、汽車、金鉱、渓谷とザ・西部劇的なものが勢ぞろい。基本的に探索→特定の人物を射殺→カットシーン→次のマップ、の繰り返しとなっており、随所に挟まれる高クオリティなアニメーションカットシーンが気分を高めてくれます。 武器が少なめなのと謎解きがやや難解な部分があるのが欠点ですが、攻略動画はyoutubeに存在するのでクリアに支障はないでしょう。追加マップとしてヒストリカルミッションが存在し、南北戦争や氷の渓谷などの追加マップも楽しむことが出来ます。 オンラインは誰もいないのであきらめてCS:GOでもDLしましょう。 古き良き2.5DFPSって感じのうまい具合に纏まった作品だと思います。おすすめです。 <追記> ・各地の賞金首を捕獲しまくる「ヒストリカルミッション」のみ、ナイフで止めを刺すことで賞金首を捕獲可能。捕獲した賞金首はアジトの牢屋に生身でぶちこまれる。めんどくさい場合は射殺してもいい。

奴らを高く吊るせ！ DOOMライクな西部劇FPS 元保安官だった主人公は突然アウトローたちに愛する妻を殺され、娘を連れ去られてしまう 娘を取り返しアウトローに私刑を実行するために再び銃を手に取る…というのがストーリー いい所 音楽が最高！エンニオ・モリコーネを意識して作ってあるのだろう１５曲あるフィールド曲はどれも出来が良く 映画の中にいる気分にしてくれる 物語の始めと終わりにはアニメが導入されておりこれまたクオリティが高い リボルバーではファニングができたりダブルバレルでは単発発射できたりと特殊発射ができる芸の細かさ 悪い所 DOOMライクなので鍵を探して引き返さないといけないのだが敵の追加がないため退屈になる 戦闘よりも探索がメインのため非常に間延びしてしまう 鍵は持っているだけで使ってくれるのだが鍵以外のキーアイテムは装備しないと使ってくれないため少々めんどい 進むべき道がものすごくわかりづらい 結構古いゲームなので遊びづらい所は多いのですが西部劇好きなら音楽のために買ってもおつりがくるほどの内容でしょう ちなみにプロパティを覗けば音楽ファイルだけ抜き出したりできます