Dexodonex のレビュー

六角形の線繋ぎパズル。 マップ上にある六角形のマスをスタート地点となるエネルギーセルからのラインですべて繋がるようにすればクリア。繋ぐためのラインがすべて移動できなくなったのに空いたマスが残るとクリア失敗となる。 全６１ステージ。基本はよくある線繋ぎパズルだが特徴的なルールとして「選んだマス以外にもラインが進む」ことと「進み始めたラインは前方の３方向にしか進めない」というのがある。 スタート地点から進む際は進行方向とは逆側の斜め後方からも２本ラインが出る。進行途中で左右斜めに進む場合は反対の斜め側にもラインが出る。 進行方向以外の余分なラインはマスが無い場合やすでに他からラインが繋がってるマスには進まない。本作はこの余分なラインをどのように制御するかがキモとなってくる。 プレイ中に間違った場合は１手づつ戻す機能があるほか、ステージクリア時にランダムで手に入るクリア補助のアイテムが以下の三種類存在する。 「Stone」任意のマスに石を設置する。そのマスはラインを繋いだ扱いになるのでクリア目前でどうしても繋げないマスが残る場合などに。 「Energy cell」任意のマスにスタート地点となるエネルギーセルを設置する。通常通りにラインも出せるので残るマスの配置で「Stone」と使い分けとなるか。 「Find move」ラインの繋ぎ例を表示する。その都度計算してるのか複雑なステージでは全部繋げていない例が出るなどアテにならないが視覚的な参考にはなる。 低評価とした理由としては全体的に動作がもっさりしている点、それと実績取得する際のストレス。 ラインを繋いでいく際にラインの移動が遅い。別に急いでいるわけでもないのにラインが追い付かず、クリックした際に「そこには進めません！」というエラー音を死ぬほど聞くことになる。 １手戻す機能はあるが戻るのもいちいち遅く、直前の間違いじゃなければさっさとリスタートした方が精神衛生上良いぐらい。そしてこの機能を使うと評価が下がる。 本作の実績は各ステージを最高評価でクリアする必要がある。評価は１手戻しやアイテムを使った場合に下がる（タイムでも下がるとは思うがそこまで悩むより手順を間違えてリスタートする場面がほとんどなので無視してかまわない）。 RTAのようなプレイが実績に必要なパズルゲームはまぁ珍しくはないが、そういったゲームと比べて圧倒的に繰り返し遊ぶ楽しさに欠けている。評価基準はよくあるタイム評価だけでよかった。 パズルの発想は面白いが「ゲーム」として面白く作れていない。 それとステージを自作できるような表示があるが実際には不可能という点も気になる。ストアページの映像から考えると元々はスマホアプリとして作られたゲームなんだろうか？ 低価格帯のパズルゲームとして見ても６００円というのは内容に見合っていない。他のパズルゲームを選ぶべきだろう。

パズルゲーム。 ヘックスをクリックしてマップ上の全てのヘックスをつないでいくパズルだ。 説明しにくいが、選択されたヘックスの前方の3辺に隣接するヘックスを1つクリックしてつなぐことができる。前斜め方向に隣接するヘックスをクリックしたときには前斜め左右方向の2つのヘックスと同時につなぐことができる。こうしたルールでマップ上の全てのヘックスをつなぐことができればクリアとなる。途中で間違った手を打ってしまったときには詰みとなるので、手数を戻すかリスタートでやり直しとなる。ステージクリアすれば3種類どれかのヒント使用回数が1つ増えることがある。全61ステージ。 [難易度] 難易度の幅は狭い。最初から最後までの難易度上昇はあまり大きくなかった印象だ。恐らくマップの大きさが限られているためで、マップを大きくしてヘックスの数を増やせば難しくなりそうだが難易度がハネ上がりそうな気がしなくもない。クリアするポイントとして、正しいセオリーかどうかは分からないが分岐できる位置に着眼してプレイすればそれほど難しくないと思う。 シンプルな独自性のあるルールの良いパズルゲームだと思う。ルールを理解すると面白い。ただ、最初のステージはルール全く理解しなくてもクリックするだけで終わってしまうのに特に具体的なルール説明がないのは少し残念。察しのいい人ならすぐに理解できるのかもしれないが、私は同じステージを何度かクリアしてルールを理解するはめになった。ステージの自動生成があれば良かったが価格を考える妥当な内容だと思う。 シンプルなルールのパズルゲームが好きならオススメだ。