Dark Train のレビュー

途中で投げ出してしまったので、偏ったレビューです。 デザイナーさんがかわいそうになるくらいペーパークラフトの良さは感じません。 画面から受ける印象はFlashゲームのそれと同等です。 難易度が高めと評価されている方も居ますが、理不尽イコール難易度が高いでは無いと思います。 目的も背景も全くない状態で進行するので先に進みたいというモチベーションも上がりませんし、謎が解けても快感は少ないです。 よしやるぞって気合を入れて挑むような内容ではありませんし、かといって飲みながらダラダラ楽しむという雰囲気でもありません。 雰囲気が好きだって人も間違いなく居るとは思いますが、万人向けでは無いので飽きるのが早いと思います。 他に似ているゲームは思い当たらないので、個性的ではあると思いますが少しとがりすぎている感があります。 でも、適当に作られている訳では無く、少なくともプログラミングやデザインはとても良いです。 問題は良くも悪くもディレクションなので、もう少し一般向けに振れば良作になると思います。 パズルゲームは他にもたくさんあるのであえてこのゲームを特別に推すのは難しいですが、見た目の雰囲気で試してみるのも面白いかもしれません。

このゲームについて：DARK TRAINは、紙製の圧倒的な 産業2D冒険です。鉄道のたまごっちに結びついているメカニカルイカAnn 2.35f の役割を引き受け、ボーダーシティの有名な発明者であるD. W. Tagrezbungの謎の秩序を伝えます。 この理解不能な紹介文はある意味でこのゲームを端的に表している。実際にプレイしてもストーリーや自分が何をやっているかといったことがさっぱりわからず、この文章を読んだ時のような感覚を味わい続けることになる。ゲームの基本はステージ型のパズルを解いてアイテムを集めていくようなものだが、そのパズルのルールもよくわからないことがあった（それでも一応解けはしたが）。 攻略情報を頼ろうにも、プレイ動画を除いてあまり有用な情報は見当たらない。フォーラムの実績ガイドは現時点で英語のものすら無い。エンディングへの道筋もわからないので投げ出そうかとも思ったが、[spoiler]ネオンが光っているワゴンのパズルを全て終える[/spoiler]ことでたどり着けた（自分の場合[spoiler]火のゲージが空だったためにどの配置でもネオンが光らなくなり[/spoiler]詰まっていた）。 このようなあらゆる面でわけのわからない中を進んでいく感じはそれはそれで面白くもあったが、操作性が悪いのには耐え難かった。メカニカルイカは妙に慣性が利いていて思い通りに動かず、単にパズルを解くだけならまだしもサッカーボールを操ったりするようなアクションまで求められる。電車に関して言えば、しょっちゅう充電が切れたりその充電が地味に手間だったり視界が狭かったりブレーキをかけるのに時間がかかったりする（さらに電車の機構を動かすのもメカニカルイカを介してなので二重のストレスになった）。また感度設定デフォルトのゲームパッドではどうやっても上手くいかない場面があり、何かしらギミックを動作させる必要がある場合と見分けがつかないため気付くのに時間がかかった。 ビジュアル面を始め独特の魅力はあるものの、総合的に見てお勧めは出来ないと感じた。

結論言うと、面白いです。 雷で走る電車を修理するイカ型ロボットを操るパズル・ゲームです。 イカの微妙な操作がストレス要因になってますが、それをさておいてもプレイする価値は有ると思います。 独特な世界観が面白いです。 興味が有ればプレイしても損は無いと思いますよ。 ついでにコース分岐でパズルが異なる様なので周回プレイもできるみたいです。

メカニカルイカAnn 2.35fを制御して、紙製の圧倒的な産業2D冒険を行うゲーム。 雰囲気と音楽が気に入ったら買ってみよう。 [spoiler]ガイドにクリア迄の動画があります。ご利用はご計画的に。[/spoiler]

イカちゃんを使ってさまざまな仕掛けを解いていくゲーム。 説明なくいきなり始まったので、最初はどうすればいいの？？？って感じでしたが、慣れてくるとすごく楽しく感じました。（私の中ではこのゲームの難易度は高めで、発見してこうすればいいのか！と気が付くまでかなりかかりましたしが…） 独特で鮮やか、時には不気味な雰囲気を醸し出している世界観。個人的には平気なのですが、プレイする人によっては受け付けないようなゲームでもあるのかもしれません。 あと、イカちゃんの操作がちょこっと癖があるような感じなので慣れないと苛々とするかもです。 ※追記※ ゲームクリアしましたが……ラストェ…

暗く陰鬱で、いつも雨が降っていて、遠くで鉄鋼音とサイレンが鳴っている。一見すると気が滅入ってしまいそうだけど、どこかコミカルで、安心感の漂う世界。 主人公はイカである。イカというのはあの海にいるイカだ。しかしそのイカは機械でできていて、宙を自在に動きまわることができる。でもそのイカは列車に鎖でつながれていて、列車から離れることができない。なんだかすこし不自由そうにも見える。 プレイヤーは一見気味の悪いこの機械式のイカ Ann を操作し、列車 Dark Train を走らせ、Dark Train の積荷の内部にめぐらされた様々な仕掛けを解いていくことになる。積荷の内部には世界があり、積荷の配置の仕方によって解くべき仕掛けが変化する。それらは一つ一つがアート作品のようで、暗く退廃的で美しいものの、それが何を意味しているかは明確に示されず、仕掛けを解除して得られるものは、これまたなんだかよくわからない何か…。分かっているのは機械式のイカ Ann が、卵とおぼしき何かのためにさまざまなオブジェクトを集めているらしいことだけだ。あまりの意味の分からなさに混乱してくるが、そんな感覚も次第に麻痺し、やがて意味など求めなくなり、この薄暗く美しい世界への没入感だけが残される。 しかしゲームを進める中、ときおり封筒に入れられた設計図のようなものが手に入る。それは Dark Train と、鳥の形をした何かの設計図、そしてそこに記される２人の名前…。とりとめのない夢のようで、筋書などないアート作品のように思われていた世界に、薄明りが灯るように物語が姿を現す。 とにかく説明の少ない作品である。 それは物語や仕掛けだけではなく、Dark Train に取り付けられた様々なスイッチや、制御室のような場所にあるパネル、これらはすべてプレイヤー自身がいろいろ試して解明していかなければならない。この説明のなさは、おそらく作り手によって意図的に徹底されたもののように思う。なにしろゲームの始め方すら、明確に示さないのだから。（ゲームが始まらないと思ったら、やさしくハートを点滅させてみてほしい。） また、この作品は１回のプレイだけではいろいろなものを見落としてしまうことになるように思う。列車が走り続けているため、背景に何かを見つけたり、いつもと違うことが起きたとしても、考える間もなく通り過ぎてしまい、通り過ぎた後になって「あれはいったい…」と思わされることになるからである。 さらに、この作品は操作性が一風変わったものになっている。なんというか、言葉では表しにくいのだが、一筋縄ではないのだ。ある程度操作を手になじませておかないと、仕掛けを解くのがただのイライラに終わってしまうように思う。 以上のような性質は、この作品を不親切として退けてしまう理由になってしまうかもしれない。しかし、トレイラーに映し出される独特の世界に魅力を感じ、あの世界を探求してみたいと思ったら、この作品はお勧めできると思う。 なお、2016年12月時点でこのゲームは、最初のクライマックスを迎えたところで幕を下ろしてしまう。英文だったので定かではないが、コミュニティガイドのスレッドにある開発者のコメントによると、まだ３つのステージのうちの一つまでしかプレイできないようだ。 今後のアップデートがどうなるのかわからないが、最初のステージから想像できることを考えると、この先をプレイするのが楽しみでならない。